怒りっぽいADHDタイプの子の怒りに巻き込まれて自分自身も感情が乱れてしまうというお悩みはありませんか?怒りの連鎖はお母さんのせいではなく子どもの特性からくる場合があります。2つのポイントを抑えるだけで怒らない親子になって絆が深まります!
1.母親やめてしまいたい…ADHDタイプ子育てで陥る自己嫌悪
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子育てをしている中で、怒りの感情をコントロールできず子どもを怒ってしまい自己嫌悪に陥る、というお悩みはありませんか?
怒りっぽい子を持つお母さんは、我が子が感情コントロールができずに怒ってしまうことに悩んでしまいます。
そしてその陰で、自分自身の感情コントロールにも悩まれている方が多いのではないかと思います。
怒りすぎて、我慢が出来なくなりつい怒鳴ってしまう…叩かれるとつい叩き返してしまう…
そんなことをするなんて、私はダメな母親…
母親やめてしまいたい…!
母親やめてしまいたい…!
こんな風に自分を追い詰めてしまうこともあるのではないかと思いますが、自分のことを責めるのは待ってください!
お母さん自身の感情コントロールができないのは自分のせいではなく、お子さんの脳の特性からくる行動に影響されている可能性があるからです。
2.お母さんが自分自身を責めなくていい理由
子どもたちが怒る理由は様々ですが、お母さんが自分の感情をコントロールするのが難しくなる場面は、子どもがやるべきことをやってくれない時ではないでしょうか。
家事に仕事に、人一倍手のかかる子育て。
こんな忙しい中で子どもに指示をしても、やるべきことをやってくれないとイライラしてしまいますよね。
また、怒りの感情は伝染しますのでお子さんが怒っていると、お母さんの感情も怒りの方に持っていかれてしまいます。
このような理由があるので、お母さんは自分自身を責める必要は全然ないのです!
ではどうすればいいかというと、お子さんの脳を発達させて特性からの行動を改善させてあげることが解決策になっていきます。
お子さん自体が変わってやるべきことをやれるようなったり、怒ることがなくなっていくのでお母さんがイライラすることが少なくなっていくのです。
では、次にお子さんの脳を発達させて困りごとをどう改善していくか?という話をしていきますね。
3.怒りの感情にのまれなくなるたった2つのシンプルな方法
それはずばり『お母さんの対応を変えること』です!
”お母さんの声かけだけ”でお子さんの脳は発達します。
実は脳の発達に必要なことはシンプルに2つです。
◆①ポジティブな感情
脳はネガティブな感情ではなかなか発達してくれません。
叱られながらやった宿題は、脳科学的には意味がないと言われているくらいです。
ですから肯定の声かけでお子さんの感情をポジティブに変えていきます!
そうすると脳は発達しやすい状態になっていきます。
この時点でかなり素直さが戻ってくるので怒りっぽさは格段に落ち着いてきているはずです。
◆②成功体験
具体的にできたことをどんどん褒めてあげてください!
褒められたことにより「僕、できた!」と脳の中に成功体験の記憶を積み重ねていくと、脳がどんどんと発達していくのです。
この2つを声かけで強化していくと脳はググッと伸びていきます。
これらは全てお母さんの声かけだけでできるので、忙しいお母さんでも時間を取られず楽にお子さんを落ち着かせることができます!
子どもが落ち着くと怒らなくなるので、お母さんも怒りの感情に巻き込まれることがなくなり、今までとは違った親子の絆を感じるようになっていくはずです。
怒りの感情にのまれない親子関係を築きたい!と思われたらこの2つの方法をぜひやってみてくださいね!
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執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)