発達障害ADHDタイプの息子はすぐ怒ってばかりでした。その原因について脳の発達から考えてみると、どうしてあんなに怒りっぽいのか理由がわかってきました!まず、お母さんにしてほしい対応もお伝えします!
「とにかく怒りっぽい」そんなお子さんを持つお母さんに、伝えたいことがあります。
それは、お子さんの怒りっぽさは危険信号!ということ。
子どもが怒りっぽいということは、お子さんの性格だけではなく関わり方が合っていないよ!というSOSなんです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの息子も、もとの性格とは別人のように荒れていた時期がありました。
怒りっぽさは、お子さんの行動をとても攻撃的に変えてしまいます。
そして、近くにいる家族も影響を受けるので良くない方へ進んでしまいます。
一見、子どもは思いのままに怒っているように見えるので苦しそうには見えませんし、こちらもイライラして怒りたくなります。
でも、本当は感情がコントロールできないことにお子さん本人も苦しんでいることが多いです。
本当は怒られたくないし、本当は楽しく過ごしたい… お子さんだって私たちと一緒に笑顔で楽しく過ごしたいんです。
だけど、脳がそれを許してくれない状態なんです。どういうことか見ていきましょう!
2.怒りっぽい理由を脳から考えましょう
怒りっぽさというのはエスカレートしやすくて、外で出てしまうと学校生活も大変になります。
ADHDグレーゾーンの息子も、荒れていた時期は学校でもトラブルが絶えませんでした。
では、どうして発達障害の子どもたちはすぐに怒りっぽい状態になってしまうのでしょうか?
多くの場合、怒りっぽいお子さんは感情をコントロールする脳に苦手があります。
だから、嫌だと思ったらその気持ちをそのまま表現してしまうんです。
脳が関係しているということは、お子さん本人の力ではどうしてもコントロールが難しいということです。
嫌なことをする時に怒りっぽくなるのは家でだけで、学校では頑張れている!そんなお子さんもいらっしゃるかもしれません。
そうすると、「学校ではできるんだから、家だと甘えているだけなんじゃないか?」と思ったりして、気合が足りないとか、怒って解決させようとしがちです。
でも、できる時とできない時があるのが「発達障害の特性」なんです!
一見コントロールできそうなことができないのも、脳の苦手なので本人もどうしようもないことが多いんです。
これを理解しないまま怒り続けると、怒りっぽさが定着してしまいます。
そうすると、何かあれば怒ればいいという風に脳が間違った学習をしてしまいます。
それを放っておくと怒りっぽさは家の中だけでは収まらず、学校でもトラブルを起こすようになり、学校で自分を表現できない子は学校へいきしぶり、家で怒りを発散させるようになります。
そうならないために、お母さんができる対応についてお伝えしますね!
3.まずやってほしいのは、感情的にならないための○○です!
対応方法は色々ありますが、まずはお子さんが怒り始めてしまった時に大切な対応をお伝えしますね!
それは、その感情に巻き込まれないようにお母さんが自分の感情を落ち着かせることです。
お母さん自身の感情を落ち着かせるためには、お子さんの暴言やイライラなどには注目しないことが必要です。
それで、まずお母さんにやってほしいのは見て見ぬふりをすること!
つまり、スルーすることです。
お子さんの方に目も向けず、体もそちらに向けないでスルーします。お子さんが怒りだしたらすぐにスルーすることがポイントです。
どうしても子どもの感情に巻き込まれそうになったときは、何か他のことをして気にしないようにしてください。
ここで大事なポイントは、スルーするのは後で子どもを褒めるための準備だということ!
ただ単に「無視する」ということではありません。
お子さんが違う行動をし始めたり、暴言をやめたりしたらすぐに褒めてあげましょう。
その積み重ねで、お子さんの自己肯定感が高くなっていくと怒ることも減っていきます。
お子さんの自己肯定感を高めて怒りっぽさを収めるスルー対応を、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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