【7歳中間反抗期】乱暴な言葉を使うADHDタイプの子がスーッと穏やかになる日常の声のかけ方

暴言で親子バトル!何を言っても聞く耳を持ってもらえない…7歳くらいの中間反抗期とADHDの特徴が重なって乱暴な言葉を繰り返してしまう子には叱っても逆効果!子どもが穏やかになるママの声かけを紹介します。

 
 

1.なんでそんなこと言うの?ADHDタイプの子どもが乱暴な言葉を使う理由

 
 
乱暴な言葉を吐く子どもに、「どうしてそんないけないこと言うの?」と叱ってばかりいませんか?
 
 
特に注意欠如多動性障害(ADHD)タイプの子はパッと思いついた言葉を言ってしまい、トラブルになってしまうことも多いです。
 
 
毎日注意しても直らない、乱暴な言葉を聞くとついママもお子さんの感情に巻き込まれてしまいますよね。
 
 
実はADHDタイプの子が乱暴な言葉を止められない理由は、自分の感情をうまく表現できなかったり、知っている言葉が少なくて言葉にできないという事があります。
 
 
だから、パッと出やすい反抗的な言葉を使ってしまうのです。
 
 
 
 
また、ADHDに限らず発達凸凹の特徴があるお子さんは、脳の扁桃体という部分のはたらきが活発になることで、反応が強くなると言われています。
 
 
扁桃体は「恐怖」「不安」「緊張」「怒り」などのネガティブな感情に関わっています。
 
 
ですから、扁桃体が活発な時は小さなストレスに対しても過敏に反応が起こって、イライラしたりカッとなったり、不安になりやすかったりしてそれが暴言となって出てきます。
 
 
脳は繰り返して「行動」や「思考」をするとそこが強化されてしまうので、常にイライラした状態になりやすくなって、それが暴言に繋がっているのです。
 
 

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2.問題が起こる原因にもなっている7歳くらいの子の中間反抗期とADHDの特性

 
 
乱暴な言葉を吐いてしまう原因は、ほかにも脳の前側の部分のはたらきが関係しています。
 
 
脳の前側にある前頭前野は、人間が人間らしくいられる言葉や感情をコントロールするとても大切な部分です。
 
 
例えば車で言うとアクセルとブレーキがあるところです。感情を盛り上げたり、落ち着かせたりして、話す言葉を選ぶという高度な働きをしています。
 
 
そのため、前頭前野の発達はゆっくりと進むので、7歳ぐらいの子ではまだ未熟な状態なのです。
 
 
 
 
さらに中間反抗期(6歳〜8歳)の子どもは自分で決めてやりたい!という思いが芽生え始めます。
 
 
周りの環境も、親子の密な関係から友達との関係に変わっていきます。
 
 
子ども同士のコミュニケーションが活発になり、親の言うことを聞かずに友達が優先になってくる時期でもあります。
 
 
その中で、ADHDの特性が見られるお子さんは、話を聞いていないように見えたり、乱暴な言葉を使ったりすることでお友達トラブルが増えてしまうなど、困りごとがどんどん山積みになってしまうのです。
 
 
だからこそ、反抗的な状態が続く場合は放置せず、ママの関わりを変えることが大切です。
 
 

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3.乱暴な言葉は私のせいだった…口うるさく子どもをコントロールしようとしていた過去

 
 
私にはまだまだ甘えたい、自分を見てほしい!という7歳の息子がいて、日々の反抗的な態度に悩まされていました。
 
 
息子がどんな風に行動しているのか、遊んでいるのかを常に見張り、私の価値観で「できていない!」と感じるところを見つけては注意するということを繰り返していました。
 
 
周りの目が気になり、常に「こうしないと。」と私の常識にとらわれていたので、「なんでみんなと同じことができないの?」ともやもやとイライラが募る日々…。 息子の気持ちに寄り添う余裕なんてありませんでした。
 
 
私が口うるさくなると、逆に息子に声は届かなくなり「うるさい!ババア!」と乱暴な言葉を吐くことが増えていきました。
 
 
普通の会話ですら拒否されることがあったので、それに対して「そんな口の聞き方はないでしょう!」とさらに親子バトルに発展していきました。
 
 
聞いているのかいないのかわからない。褒めても、怒っても「うるさい!」としか言ってくれない。
 
 
このままでは息子はどんどん手が付けられなくなるのでは、誰に対しても反抗的になっていくのではないのだろうか…と危機感を覚えていた時に「発達科学コミュニケーション」に出会い、学んだことを実践していきました。
 
 
今では、乱暴な言葉しか言わなかった息子が穏やかになり「友達と遊んで来る!」「6時に帰るね。」と、いろんなことを自分で決めて動ける子に変身しました。
 
 

4.反抗的な子がスーッと落ち着く!穏やかさを取り戻す日常の声のかけ方

 
 
乱暴な言葉をやめさせたい!と思ったら、口うるさく注意しても逆効果…!我が子のように話を聞いてくれなくなってしまうかもしれません。 
 
 
では、どうすればいいのかというと声のかけ方を変えるだけ! 具体的に2つのポイントをお伝えします。 
 
 

◆①子どもの「できている当たり前のこと」に注目しよう

 
 
子どもを褒めたいとか、いいところを見つけたいと思っていても、全ての行動が終わってからと考えていると、タイミングを逃してしまい褒めることが出来ません。
 
 
そんな時は今している行動をそのまま口に出してあげて下さい。
 
 
例えば、
「7時に起きてこられたね。」
「学校行くんだね。」
「お風呂に入るんだね。」
「手を洗ってるんだね。」
「ここまで食べられたんだね。」
というように、やっていることを実況中継してあげてください。
 
 
始めは、反応がなく不機嫌なように見えるかもしれませんが、子どもはしっかり聞いてくれています。
 
 
「ママは見ているからね。」「あなたはそのままでいいんだよ。」ママがいつも気にかけてくれる事が伝わり、信頼関係ができていきます。
 
 
さらに、ママが行動を認めてくれていると感じられるので、子どもが安心できる居場所を作ってあげることができます。
 
 

◆②「ありがとう」でたくさん感謝を伝えよう。

 
 
ADHDタイプの子は人の役に立ちたいという思いが強い子が多いです。 小さなことでも「ありがとう」を伝える事で親子の関係性も良くなり、自信に繋がります。
 
 
また、「もっと、やりたい。」「また役に立ちたい。」好ましい行動が定着しやすくなります。
 
 
こんな風に子どもが聞きたくない声のかけ方から心地いいと思える声のかけ方に変えることで、段々とママの声を聞き入れてくれるようになって、穏やかさを取り戻すことができます。
 
 
 
 
「うるさい!ババア!」が口癖だった息子は本人の特性を理解し、行動を認めてあげるだけで、穏やかな子へ変身しました!
 
 
対処方法がわかっているので、息子の感情に振り回されることがなくなり親子バトルもなくなりました。
 
 
今では「一緒にサッカーしよう。」と誘って来たり、料理をしていると「手伝ってあげる。」と声をかけてくれます。 「ママと遊びたい。」と言ってくることも増えて、親子で一緒に息子の好きな事に没頭し、笑顔の日々が増えました!
 
 
7歳くらいのお子さんの反抗的な態度や言葉に悩んでいるママは、対応と声のかけ方を変えて、親子で穏やかな日々を送れるようにしませんか?
 
 
 
 

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執筆者:森沢トモコ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 
 
すぐ怒ってしまうという特徴が見られやすいADHDタイプの子たちは、対応次第で本来の優しさや素直さが出てくることが多いです。メール講座ではママに知っておいてほしいADHDタイプの正しい対応方法をお伝えしています。
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