子どもの暴言に振り回されない!ADHDタイプを落ち着かせるママの共感力

子どもの「うるせぇ!」「クソ!」と言った酷い言葉に悩んでいませんか?暴言はADHDタイプの子の感情コントロールの苦手が原因で起きていることも多いです。そんなときはママの共感力がカギになります!
 
 

1.怒る息子にお手上げ!子どもの暴言の原因は感情コントロール

 
 
日常的に暴言が出てしまう子どもは、感情コントロールができない状態と言えます。
 
 
感情コントロールとはその名の通り感情をコントロールする力のことです。
 
 
この感情コントロールですが、小さな子どもならともかく、小学生くらいになれば自分で感情を認識して自分の意思で制御できるよね、と思っていませんか?
 
 
 
 
わが家には注意欠陥・多動症の息子がいます。暴言や暴力が始まったのは小学校4年生の頃でした。
 
 
低学年くらいまでは思い通りにならないとかんしゃくを起こしていて、育てにくい子だと感じていましたがそれでも段々と落ち着いていっていました。
 
 
それが、話かけるだけでキレて「うるせぇ!」と言う…私のことを「お前」と言い「ママ」とすら呼んでくれなくなりました。
 
 
毎日ひどい暴言・暴力の嵐。感情コントロールなんて皆無の状態でした。
 
 
感情コントロールが出来ない子どもたちは、些細な事でカッとなり暴言・暴力を抑える事ができません。
 
 
低学年くらいの頃は感情のコントロールがまだまだ未熟なので、単純に不快だとかんしゃくなどとして現れることが多いです。
 
 
それが高学年になると、自分の中の不快な感情をコントロールできないことにも苛立ちが生まれて、ほかの人に攻撃的に向けてしまう傾向があります。
 
 
それが暴言や暴力といった形になることが多いのです。
 
 
子どもの暴言がひどいと、とくに距離の近い家族は振り回されてしまいますよね…。
 
 
私も高学年になっても毎日暴言を言う息子の姿に、言葉と行動だけを見て精神的に追い詰められていました。
 
 

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2.信頼関係が決め手になる不快な気持ちの制御

 
 
実は、感情のコントロールができるようになるには安心・安全による制御の力が必要です。
 
 
脳の中には感情のコントロールに大きく影響する「前頭前野」という部分があります。
 
 
もし不快な感情が湧いて来ても、この前頭前野が感情を制御してくれることで冷静でいることができます。
 
 
ADHDタイプはこの前頭前野の発達がゆっくりな傾向があり、ネガティブな感情が残りやすいと言われています。
 
 
そのため、元々カッとなりやすかったり怒りっぽかったり、嫌な気持ちになりやすいのですが、この不快な感情を抑える機能は、親子の信頼関係が大きく影響します。
 
 
 
 
どういうことかと言うと、子どもが不快や不安を感じているときに、親の対応で信頼できているかということなんです。
 
 
親が子どもの訴えを受け止めて認めてあげることで、子どもは安心・安全を感じて不快な気持ちが制御されやすくなっていきます。
 
 

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3.ママの力の見せどころ!ADHDタイプを落ち着かせる「共感力」

 
 
子どもの暴言がひどい、どうにかしたいと思ったら、本当の訴えを見てあげてください。
 
 
暴言の裏には必ず暴言を言いたくなった理由があります。
 
 
それは例えば、「暑い」とか「やろうと思っていたことができない」とか、一見自分勝手に思える理由かもしれません。
 
 
そこをもっと突き詰めていくと、「今までなにを言ってもわかってもらえなかった」とか、「どうせなにを言っても信じてもらえない」「また叱られるだけだ」といった今までの気持ちが隠れていたりします。
 
 
そうなる原因を作っていたのは、大人かもしれないんです。
 
 
だからこそ、子どもが感じている不快な感情やネガティブな感情に共感していってあげてほしいと思います。
 
 
 
 
具体的には不快な気持ちを声に出して代わりに言ってあげてくださいね!
 
 
「暑かったね」とか「これやりたかったんだよね」など気持ちへの共感をママが代弁しましょう。
 
 
たとえそれが勝手な想像で、子どもの思っていたことと違っていたとしてもいいんです!
 
 
ママが気持ちに寄り添おうとしてくれた!と感じられることが大事です。
 
 
そうすることで、ママが話を聞いてくれる、認めてくれるという安心が生まれていきます。
 
 
安心・安全を感じると、感情をコントロールする力は育っていきます。
 
 
暴言ばかりだった息子は、私が気持ちに共感していく事で徐々に落ち着いていきました。
 
 
すぐにキレて「うるせぇ!」と言って中指を立てていた息子が、今では別人の様にやさしい子になっていますよ。
 
 
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
執筆者:大西よしみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
私たちが幼い頃から受けてきた躾は「できていないところを指摘する」もの。これをADHDキッズは「ママはいつも悪いことばっかり言ってくる」と受け取ってしまいます。そうなるといくら褒めても伝わりません。ママがどうやって共感すれば良いのかもっと詳しく知りたい方は電子書籍を読んでみてくださいね!
 
 
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