外ではいい子だけど、家に帰ってくるととたんに手が付けられなくなることってないですか?発達障害・グレーゾーンのお子さんは、外でとっても頑張って帰ってくるのかもしれません。話すのが苦手でも、話すことで発散できる聞き方のコツをお教えします!
1.外ではいい子、家では荒れる、発達障害・グレーゾーンのお子さん
外ではいい子なのに、家では癇癪を起こして手がつけられないことってないですか?
学校では特に問題ないですよ!といわれるけど、一度家に入ればちょっとしたことで、癇癪を起して、ママも疲れてしまう。
妹の足が当たった!妹がこっちを見た!だの、ちょっとしたきっかけで大爆発。「嫌だ!」「やめて!」「ギャーギャー!わーわー!」と大変。
ときには、「おもちゃ屋さんに行こう!」「アイス屋さんにいこう!」と無理難題を突き付けられる。
だけど、人に話しても「あんなにおとなしい〇〇ちゃんが⁈」と、信じてもらえない…。
こんな状況にいるお母さんは、毎日疲れ果ててつらいですよね。
では、そもそもどうしてそうなるのでしょうか?
2.自分の気持ちを外で出すのが苦手なのかもしれません
これは、よくいわれるように学校でストレスを抱えてしまう子が家で発散しているのです。
外で良い子でも、家で癇癪を起こすことが、発達障害・グレーゾーンの子に多いのは
人と感覚が違っている
人より感覚が敏感
人より傷つきやすい
自分の思いを表現することが苦手
ちょっとのことでもいちいち気になる
と、集団生活の中で人より我慢していることが多いのです。でも、その発散方法が分からなかったり、発散が上手ではなかったりするのです。
学校など集団生活で自分の思いと違うことがあったときに、周りに合わせて自分をコントロールできてしまうのが、グレーっ子。
ですが、本当の気持ちを抑えて我慢した分、ストレスを抱えて帰ってきます。 それを、お家で発散してしまうんですね…。
そこで、癇癪を起したときにやってあげて欲しい対応を今日は書きます。
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3.話すことで発散できるコミュニケーションのコツ
外ではいい子、家では癇癪の発達障害・グレーゾーンのお子さんは自分の感情を表現するのが苦手だったり、特定の人にしか思いを伝えられない子が多いです。
だから、まずは自分の感情を出すことから始めてあげましょう!
今からご紹介する方法は発達科学コミュニケーション講座の中にも出てくるホームカウンセリングの中のテクニックの一つです。
どんな方法かというと、お子さんがイライラしているとき、 お子さんの嫌な気持ちが空っぽになるくらい聞き出してあげる!
子どもがいうことの中には、ただの八つ当たりじゃん!と思うようなこともたくさんあると思いますが、そこも否定したり、指摘したりせず、とにかく吐き出させてあげてください!
例えばこんな感じです。
ママ「どうしたの?」
子「ママがこれやってないからうまくいかないんだ!」
ママ「そっか。そう思うんだね。それから?」
子「みんなママが悪い!」
ママ「そっか。それから?」
というように、 お子さんがどんなことを言っても、「うんうん、それから?」「あとは?」と気持ちを外に出すことをお手伝いしてあげてください。
そして、その気持ちを言葉にしてあげてください。「これが嫌だったんだね」 「気にしてほしくて悲しかったんだね」 というように。
そのときのお子さんに合う言葉を声に出してあげてください。 それを繰り返すことで、お子さんの思いを表現する力が伸びてきて、癇癪も少しづつ治っていきます。
感情のコントロールが上手になるとお子さんはもちろんお母さんもとても楽になります。
今までは、子どもの感情に振り回されて、毎日心がすり減る思いで、過ごされていたと思います。
お家で過ごすことの多い今だからこそ、お子さんへのコミュニケーションのコツをつかんで、4月からの新しい学年を迎えましょう!
外ではいい子、家では癇癪を起こす発達グレーっ子の、癇癪を減らすコツをお伝えしています
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)