梅雨の時期のおうち遊びが学ぶ時間になる!漢字・読み書きが苦手なADHDタイプの子にオススメな遊び2選

梅雨で室内遊びが増えるこの時期に、ただいつも通り遊ぶのはもったいない!脳の発達の仕組みを理解して、おうちで遊びながら漢字や読み書きを勉強できる方法が見つかります!おうちの中での遊びがゲームやYoutubeばかり、と気になるママにおすすめです。
 

1.梅雨の季節の家での過ごし方は親も子どももストレスMAX 

 
 
6月に入り、ジメジメした梅雨の季節がやってきましたね。
 
 
子ども達は雨が続いて外遊びができず、仕方なく家で過ごす時間が増えてしまう時期です。
 
 
雨の度に家の中でドタバタと騒いでエネルギーの発散をされると、母としてはストレスが溜まりますよね。
 
 
かといって大人しくして欲しいと思うとゲームやYoutubeばかりになってしまう…。
 
 
一方、子どもとしては騒いだら怒られる、ゲームやYoutubeをしすぎても怒られる、とどちらにしても梅雨の時期の室内での活動は親子共々ストレスが増えてしまうのではないかと思います。
 
 
そんなとき、母親としては「時間があるのなら勉強の1つでもやってほしい」と思ってしまうのですが、「勉強する?」と聞いてみても「え~!」という返事がかえってくるだけではないでしょうか。
 
 
 
 
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの長男が小学校低学年の頃、漢字や読み書きが苦手だったので、梅雨時の家にいる時間を活用して勉強に取り組ませようと試みたことがあります。
 
 
しかし「勉強しよう」と声をかけただけでは嫌がってなかなか上手く取り組むことができず、声の掛け方に苦労した経験があります。
 
 
ではなぜADHDタイプの子は嫌がってなかなか取り組めないのでしょうか?
 
 
次の章で勉強を嫌がるADHDタイプの中でも多く見られる漢字や読み書きを拒否する子の理由をお話したいと思います。
 
 

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2.ADHDタイプの子が漢字や読み書きを嫌がる理由

 
 
 ADHDタイプの子どもが 漢字や読み書きを「イヤだ!」と感じる場合、脳の発達が未熟な部分が関係していることがあります。
 
 
脳は基本的に得意な部分しか使おうとしません。脳の発達の弱い未熟な部分を使うとなると、負荷がかかってしまうので使おうとしないのです。
 
 
例えば文章を読むことが苦手な場合、目の動きの苦手さが関係していることがあります。
 
 
目の動きが苦手だとじーっと文章を目で追うことができなかったり、読み飛ばしてしまうことがあります。
 
 
また、目と手が連動する作業が苦手だと、漢字をみながら書き写すことが苦手、ということもあるのです。
 
 
そのような状況で、「やりなさーい!」怒られながらイヤなことをやっていても、脳の働きは低下し、効率が落ちてしまうだけです。
 
 
さらに、イヤイヤやっていたり、結果が出ないと、また怒られ、せっかく頑張ったのに子どもの脳には不快な記憶しか残らないのです。
 
 
結果的に、やったことそのものがイヤになるという誰も得をしない状況になっていきますよね…
 
 
かつての私は、子供の特性を理解していなかったので、子どもが覚えるまで、できるようになるまでとにかく何回でもやらせていました。
 
 
人は自分を基準に考えがちなので勉強のやり方も、自分が子どもの頃にしていたやり方が正しいはず!と思い込み、我が子にも同じ勉強のやり方教えてしまうのだと思います
 
 
もちろん、そのやり方で難なくこなすお子さんもいらっしゃると思います。
 
 
しかし、ADHDタイプの子どもは、この様な繰り返しのやり方ではイヤと感じる度合いが高く、効率も悪くなることが多いのです。
 
 

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3.子どもと一緒に見つけよう!楽しみながら苦手を克服するおうちでの遊び方

 
 
そこで、お母さんにやってみて欲しいのは、勉強の枠にとらわれず、勉強を勉強だと感じさせず、脳に「楽しい!」と感じさせる方法で取り組めるようにすることです。
 
 
外遊びがなかなかできない梅雨の時期だからこそやって欲しい、室内遊びが学びに繋がった方法をご紹介しますね!
 
 
 
 
ひとつめは『母お手製の漢字すごろく』です。 
 
 
作り方はとても簡単で、すごろくのマスを漢字に変えます。
 
 
漢字以外にも「隣の人をくすぐる」とか「腹筋10回」など所々遊びや体を動かす要素も入れたりして漢字ばかりにならないようにするのもポイント。
 
 
駒を振って出た目のところに止まった漢字を読めたら1ポイント、書けたら3ポイントなどポイント制にしても面白いです。
 
 

「漢字の勉強をしなさい!」より、「一緒にすごろくして遊ばない⁈」と誘う方が子どもも「やろうかな〜」と動いてくれます!

 
 
息子はこのすごろくをやったことで、そもそも漢字を見ることもしなかった状態から、 嫌がらずに漢字を見慣れさせることが出来ました。
 
 
ふたつめは 『漫画』です。
 
 

「本を読みなさい!」より「漫画読もう!」と声をかけられた方が、脳は楽しそうだなと判断します。

 
 
我が家の息子の場合、漫画を読んでいて「これって〇〇って読むんだよね?」と聞いてくるようになりました。また、何か書いたときには漢字を使うようになってきました!
 
 
しかも、このように自分から楽しんで覚えた漢字は、忘れにくいという効果もあるのです‼︎
 
 
反対に、親に怒られながら覚えた漢字は、次の日には忘れてることもあります。
 
 
そして、子どもが何気なく漢字を使ってみたり「これ〇〇でしょ?」なんて確認してきた時は、絶好の褒めチャンスです。
 
 
「すごーい!」「そんな難しいの書けるんだね!」「漢字得意になったんじゃない!?」など、笑顔で思いっきり褒めてあげてください!
 
 
褒められると、脳は「気持ちいい!」と感じて、またやろう」なります。
 
 
行動を褒められることで、
 
 
またやる
 ↓
また褒められる
 ↓
また気持ちいい
 ↓
またやる
 
 
この良い循環が生まれると、その行動に関係する部分の脳の発達が加速していきます
 
 
ADHDタイプの子どもにとって、学校でみんなと同じスピードで漢字を覚えたり、読み書きを習得するのは困難なときがあるかもしれません。
 
 
しかしここで考えて欲しいのは、その学年で覚えるべきとされていることが覚えられなかったとしても最終的に漢字を書いたり、読み書きができるようになってくれればいい、ということではないでしょうか。
 
 
学年を飛び越えた漢字を知ってることで、学校で友達から「すごい!」なんて言われて、お子さんが一気に漢字に興味を持つようになることもあるかもしれませんよね!
 
 
どれだけ脳が「楽しい」と思えるかということに注目してお子さんに接することできっと、良い変化があらわれると思います。
 
 
梅雨で外遊びができないこの時期だからこそ、おうちで楽しく遊びながら漢字が覚えられる!読み書きがスムーズになる!
 
 
すごろくや漫画以外にも遊びを通して学べる方法を見つける時期にしてみるといいかもしれないですね!
 
 

お子さんの近くにいるママが二次障害を理解すれば悪化を防げる

 
 
執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
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