長期休み明けの今、発達障害・ADHDの子どものストレス解消のためにできること

学校が再開してから、発達障害・ADHDの子どもたちは比較的トラブルなく過ごせているのではないでしょうか?でも、実はストレスをためながら何とか頑張っているのかもしれません。そこで、お家でできるストレス解消法をご紹介します!

 
 

1.学校が再開した今の時期、発達障害の子どもに無理をさせない方がいい理由

 
 
緊急事態宣言が解除されて少しずつ生活も戻ってきていますね。子どもたちの登校時間も長くなってきていますが、お子さんの様子はどうですか?
 
 
今までお家での充電期間があったこと、少しの時間の登校であることから、行きしぶりがあったお子さんも頑張って登校できているかもしれません。
 
 
トラブル続きだった発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんも、大きなトラブルなく落ち着いて過ごせているのではないでしょうか?
 
 
でも、油断は禁物!自閉症傾向があるお子さんは環境の変化が苦手だとよく言われますが、実は、ADHDタイプのお子さんも環境の変化が苦手です!
 
 
今は問題なく通っていても、学校ではADHDの子どもたちも緊張したりストレスを感じたりしながら、何とか頑張っている状態かもしれません。
 
 
 
 
発達障害グレーゾーンの子どもたちは、ストレスを感じていても短期間なら頑張れることが多いので、今はトラブルが少ないと思います。
 
 
でも、それは一生懸命に頑張っているから一時的にそう見えているだけかもしれないのです。
 
 
だから、ADHDタイプのお子さんがストレスを感じている今の時期には無理をさせないことが大切です!
 
 
お母さんとしては、
 
・新学期なので生活習慣を整えたい!
・学習習慣をしっかりつけたい!
 
と思われるでしょう。
 
 
でも、この3ヶ月近くずーっとお家で過ごしていたのに学校が始まるとなると、発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとっては大きな環境の変化です。
 
 
もしかしたら毎日が精一杯で、今は習慣を整える余裕なんてないかもしれないのです。
 
 
とはいえ、調子よく頑張れているならその状態を維持したいですよね!そのためには何をしたらいいのでしょうか?
 
 

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2.ADHDのお子さんの学校ストレスを解消する、お母さんの関わり方とは?

 
 
学校で頑張っていてストレスがたまっている発達障害・ADHDのお子さんに必要なのは、お家でお子さんの状態をリセットしてあげることです。
 
 
ストレス状態リセットのために、お母さんが関わるときに意識してほしい「足し算」と「引き算」があります。
 
 
まず足し算、つまりお母さんに今日からプラスして欲しい関わり方ですが、取り組んでほしいのは「お子さんが普段やっていることを言葉にする」こと。
 
 
例えば、
 
・今日も朝ちゃんと起きれたね!
・朝ごはん食べたね!
・いつも食べてくれるから嬉しいな!
・本を読んでるんだね!
 
こんな風に、子どもの行動を言葉にするだけです。
 
 
さらに「何かできたことがあれば褒める」のも意識してみてください。この2つを普段のお子さんとの関わりの中に足していきます。
 
 
この「できていること」というのは、立派なことでなくて大丈夫です。普段は見過ごしている当たり前のことの中にも褒めポイントがいっぱい隠れています!
 
 
・自分で身支度ができた
・ご飯を残さず食べた
・靴ひもを結べた
・「行ってきます」と元気に言えた
 
など、当たり前すぎて普段は意識しないようなことにも目を向けると、発達障害・ADHDのお子さんができていることって実はたくさんあるんです!
 
 
次に引き算、これは「いつも言っている、生活でのルーチンの指示をやめる」こと。
 
 
例えば、
 
・帰ってきたら手を洗う
・靴はそろえて置く
・カバンを部屋に持っていく
 
など、毎日言っているのでお子さんも知っているはずなのに、やらないことってありますよね?そのやってないことを指摘するのをやめるということです。
 
 
ただし、この足し算と引き算を成功させるためには、足し算をきちんと行うことが絶対条件です!
 
 
だからまずはお母さんが、子どもの普段できていることを言葉にして伝える、そして、できていることがあったら褒めることが必須なのです。
 
 
 
 
お母さんがこの足し算と引き算をしっかりできれば、発達障害・ADHDの子どもは自分を認めてもらえたと感じて家で安心して過ごすことができるので、ストレスを緩めることができます
 
 
そうすると、学校での新たなストレスにも対応できる余裕が出てくるので、今のいい状態を維持できるようになっていきますよ。
 
 
ぜひ、発達障害・ADHDのお子さんとの関わりで「足し算と引き算」を意識してみてくださいね!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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