授業中勝手に喋ってしまう小学生が落ちついて過ごせるようになるタイプ別サポート

学校生活にも慣れてきたと思ったら授業中勝手に喋ってしまう小学生のお子さんに困っていませんか?いくら注意しても変わらない、止め方がわからない!と思ったらタイプ別のサポートを試してみてくださいね!
 
 

1.授業中のお喋りが止まらない…!勝手に喋ってしまう小学生

 
 
先生から「授業中に喋ってしまう姿が見られます。」と報告されて気になっている…という親御さん、いらっしゃると思います。
 
 
暗に「みんなに迷惑がかかってます。」と言われているようで、なんとかしなくちゃと焦った気持ちになってしまいますよね。
 
 
とくに5月、6月になってくると小学生も生活に慣れて来て、良く言えば「自分らしさ」が出てくる頃。
 
 
とくに注意欠如・多動症(ADHD)タイプの子どもたちは、4月すごく頑張っていたのでそろそろ疲れが出て来て、特性が表に出やすくなる時期でもあります。
 
 
 
 
また、人が好きなのでみんなの注目を集めたい、という気持ちがある子もいて、それがクラスのムードメーカーになれば良いのですが、反対に授業中勝手に喋ってしまううるさい子、と思われて非難されてしまったりすることもあるので難しいところです。
 
 
「勝手に喋ってしまう」という行動は大人でもよく見るので、将来我が子がそうなってしまわないか心配…という方もいるのではないでしょうか。
 
 

今、どう関わるかで、子どもの未来の明暗が

分かれるとしたら…あなたはどうしますか?

 
 

2.わかっているけど止められない?それともわかっていない?大事な見極め

 
 
ADHDキッズが勝手に喋ってしまうときは、本人がどんな状態なのかを見極めることが大事です。
 
 
まず、思ったことが気付いたらパッと口から出てしまっているADHDの特性の「衝動性」が関係していることがあるからです。
 
 
これは本人の意思の問題ではなく、気付いたら言っていた…という状態なので、ここについていくら指摘や注意をされても直すことが難しいです。
 
 
 
 
また、ADHDタイプの子は感情のコントロールや行動・言動のブレーキを担っている前頭前野という部分に発達の遅れがみられることが多いです。
 
 
そのため、喋っちゃいけないとわかっていても止められないこともあるのです。
 
 
あるいは、そもそも喋っちゃいけない場面を理解できていないこともあります。
 
 
これも前頭前野のはたらきが関係していて、その場の状況や言われた言葉を理解することが苦手なADHDタイプの子たちは「なんで今喋っちゃいけないの?」と思っていることもあります。
 
 
このように授業中に喋ってしまうADHDタイプの小学生には、いくつか理由があることを大人がわかってあげて見極めてあげることが大事なのです。
 
 

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3.発言を止めるには対応がポイント!タイプ別のサポート方法

 
 
原因や理由を見極めたら、そのタイプに合った対応をしてあげることができます!
 
 
授業中に喋ってしまう小学生におすすめの対応方法を、それぞれタイプ別に紹介していきますね。
 
 

①衝動性が関係している場合

 
 
喋らないでいられているときに「静かにできているね!」「今喋ってないね!」と伝えていきます。
喋ってしまっているときは注目しないことがポイント!
反応がなければ「あれ?いつもと反応が違うな?」と気付くキッカケになることもあります。
 
 

②感情が止められない場合

 
 
この場合は①の対応も効果的ですが、さらにポジティブに伝えてあげるのがオススメ!
ADHDタイプは正義感が強い子が多いので、「ほかの人の話を聞いてくれたらうれしいな」「今お話を止められたらみんなが助かるな~」など、人助けになる!という感情にアプローチすると聞いてくれる可能性が上がります。
 
 

③状況などが理解できない場合

 
 
この場合は、わかりやすくパターン化して練習してみると良いかもしれません。
「臨機応変」や「状況理解」が苦手なADHDタイプの場合、「こういう場面ではこうしよう」というルールを明確にしてあげることで行動に繋がることがあります。
 
 
 
 
授業参観なども控える今の時期。
 
 
「静かにしなさい!」とみんなの前で注意されてしまった…などといったネガティブな記憶にはしたくないですよね。
 
 
ぜひ、子どものタイプを見極めてサポートしてあげてくださいね!
 
 
 
 

“トラブル続き”になる前に。

4月5月こそ関わり方の見直しどき!

 

 

YouTube人気動画!ADHDタイプの子の脳を育てる基本の会話がわかる!

 
 
執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション  STELLA*School アンバサダー)
 
 
ADHDキッズは騒がしかったり勝手に動いてしまったりと目立ちやすいですが、実は繊細なハートの持ち主も多いです。みんなの前で注意や指摘を受けることに人一倍ショックやストレスを感じていて、反動で怒りっぽくなったり話を聞かないこともあるんです。我が子のこと、もっと知ってあげませんか?
 
 
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