発達障害・ADHDの特性がある子どもの生き辛さ改善!お家でできる関わりとは?

 発達障害・ADHDで落ち着きがない子どもたちは、脳の特性が原因で生き辛さを感じる場面が多くあります。その困りごとを大人になるまで持ち越さないためにも、科学的根拠に基づく関わりをお母さんが実践してみませんか?
 
 

1.発達障害・ADHDの子どもの落ち着きのなさ、改善したいと思いませんか?

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんは、家で見ていても「うちの子って落ち着きないな」と感じることが多いと思います。
 
 
お子さんと過ごす夏休みは、ちょっと気が重いと感じたり、夏休みが終わって学校が再開したときに問題を起こしたりしないか心配…というご家庭も多いかもしれません。
 
 
お子さんに落ち着きがないと、きっと「落ち着きなさい!」「少しはじっとして!」なんて言葉をかけたことがあるのではないでしょうか?
 
 
でも、お子さんに注意した結果はどうでしたか?何回言っても落ち着かなかったということも多くないですか?
 
 
そこで今回は、お母さんの不安を軽くするために、落ち着きがない子が学校でうまくやっていけるように、家でできることについてお伝えします。
 
 
この夏休みの期間を使って、お母さんが上手に関わってあげると、お子さんも少しずつ落ち着いていくと思いますよ。
 
 
では、そもそも落ち着きがないってどんな状態でしょうか。例えば、お子さんはこんな様子がありませんか?
 
 
・きちんと座れない
・集中力にかける
・ものをよく落とす
・次々と話す
・じっとするのが苦手
・周りの子にすぐにちょっかいを出す
・飽きっぽい
 
 
など。これらの項目が思い当たるとしたら、お子さんは落ち着きがないタイプかもしれません。
 
 
今あげた項目はADHDの特性のほんの一部ですが、これらの特性は学校の授業を受ける時に、ちょっと辛いかも…ということばかりです。
 
 
だから、落ち着きのない子は学校で先生に怒られることも多くなってしまうんです。
 
 
では、なぜ落ち着きがないと怒られるのでしょうか。
 
 
私が思うに、日本の文化は落ち着いていることや、人の話しをよく聞けることが良いとされがちです。
 
 
例えば女性に対しても忍耐が重宝されたり、おしとやかだったり、落ち着いていることが良いという風潮がありますよね。
 
 
残念ながら落ち着きがないと、今の日本で生きていくのには生きづらい!というのが正直な感想です。
 
 
それは学校も例外ではないですよね。学校にいる間はきちんとしていることや、じっとしていることなど、落ち着いて過ごすことを求められます。
 
 
子どもは学校生活が1日の大半を占めているので、それはADHDの子どもにとって、ストレスがかかる時間が大半を占めるということを意味しています。
 
 
1日の大半を、学校で怒られていると、子ども達は自信をなくし、できることまでできなくなり、せっかく持っている自分の強みや得意を、伸ばすことができなくなってしまいます。
 
 
また、落ち着きがないと失くし物やミスなども多く、学校生活でも社会に出てからも困りごとの多い人生を歩むことになります。
 
 
とはいえ、落ち着きがないお子さんは自由な発想が得意だったり、頭の回転が早かったりするお子さんが多く、そこはお子さんの強みになります。そこを潰してしまうなんて勿体無い。
 
 
だから、落ち着けるといっても、ただ単に静かにさせたり、大人しくさせたりするだけではもったいないんです!
 
 
普通の育児書では、子どもを落ち着かせる方法なら書いているかもしれません。でも、できれば落ち着かせるだけでなくて、強みを伸ばしながら困りごとも減らす関わり方を、お母さんたちに知ってほしいと思います。
 
 

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2.落ち着きのなさと特性の関係、理解していますか?

 
 
では、ADHDの子どもたちはどうして怒られても落ち着けないのでしょうか?
 
 
それは、落ち着きのなさが、お子さん本人にコントロールできないことだからです。
 
 
もちろん、怒られれば「わかってる!」とか「やめます!」と答えるかもしれません。しかし、その後も変わらず、落ち着きのないまま…ということって多くありませんか?
 
 
でも、それは気合いが足りない訳ではなくて、発達障害の特性が関係していて本人もどうしようもない部分なんです。ということは、落ち着きがないとか、自分が動いているということの自覚がない子も多いかもしれません。
 
 
そうだとしたら、なぜ怒られるのかの理由もわかっていないかもしれません彼らにとっては、じっとしていられる方が不思議な状態だからです。
 
 
落ち着きのなさに発達障害の特性が関係している場合は、脳機能の問題なので、怒ろうが叩こうが、脳が発達しなければなかなか落ち着きません。
 
 
それなのに、お母さんや先生に怒られて、どうしたらじっとしていられるのかわからず、実はお子さんが1番困っているんです。
 
 
お子さんにとっては、自分の感覚が全てなので、「落ち着きがない」と言われてもよくわかりません。怒られれば怒られるほど、自分が否定されているように感じてしまい、ただただ自信をなくしてしまいます。
 
 
 
 
落ち着きのない子ども達の世界ってどんな感じなのでしょうか?ちょっと想像してみてください。
 
 
自分は普通に生活しているのに、毎日、色んな人に「じっとしなさい!」とか「何でできないの!?」とか「イライラするからやめて!」なんて声をかけられる。なんとか変わろうとするけれど、何がどう良くないのか?何をどうしたらいいのかもわからない。
 
 
そして、みんなができることが自分だけできないなんて、自分はできが悪いんだと落ち込む日々…。
 
 
私がこんな毎日だったら、自分がやること全てが間違っている気がして、何もできなくなってしまうかもしれません。
 
 
だから、子ども達が本当にそうなってしまう前に
 
 
・落ち着きのなさは怒っても意味がない!
・まずは、脳の発達が先決!
 
 
ということを、お母さん達に知っていてほしいと思います。
 
 
発達科学コミュニケーションのトレーナーとして、お母さんたちとお話ししていると、お子さんを大切に想い、育児に一生懸命頑張っているのに、正しい方法を知らないために効果が出ていないケースが多いと感じます。
 
 
それって本当にもったいないですが、逆に言うと正しい関わり方を知れば今まで以上に効果が出るということです!
 
 
お母さんが家でできる正しい対応をお伝えしますので、ぜひ実践してみてほしいと思います。
 
 

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3.正しい知識と根拠があれば、お子さんをたくさん褒められます!

 
 
では、落ち着きがないのが、発達障害の特性で怒っても意味がないとしたら、お母さんはどんな関わりをするのがいいのでしょうか?NGな対応と、効果的な関わり方について見ていきましょう!
 
 
まず、ついやってしまいがちなNG対応はとにかく指示が多い!ということです。
 
 
あれやりなさい!これやりなさい!これはやったの?あれはやったの?と、お子さんの行動を待つ前に、先回りして指示を出してしまう。実は、その指示出しがお子さんの落ち着きをなくしているかもしれません!
 
 
本当は、自分で考え、気分が良ければできるようなことまで、指示を出し「できてない!」と小言を言うとどうなるでしょうか?
 
 
お子さんの脳は、処理が追いつかず、指示が通りにくくなり、結果、行動量が減ります。そうすると、脳の発達するスピードが遅くなってしまうんです。
 
 
そして、本来は自分でできることなのに、いちいちガミガミ言ったりするような要らない刺激を入れることで、お子さんの落ち着きがなくなったり怒りっぽくなったりしてしまうんです。だから必要以上の指示出しは、ADHDの子を落ち着かせるのには逆効果です。
 
 
では、指示出しをする代わりにどうしたらいいのかと言うと、
 
 
・指示を出す代わりに褒める
・気分が良ければできるようなことは、お子さんがやるまで待つ
 
 
これを上手にできるようになれば、指示を出すことはほとんどなくなります!なぜなら、自分から動いてくれるので指示を出す必要がなくなるからです。そして、結果的に要らない刺激が減るのでお子さんが落ち着いていきます。
 
 
この2つは文章で書くと簡単そうですが、実生活で実践しようと思うと以外に難しかったりします。
 
 
だから、発達科学コミュニケーションでは科学的な根拠や、具体的な方法について学べるようになっています。
 
 
例えば、何かを褒める時は、そのことが全部できたら褒めようと思っていませんか?
 
 
それだと、なかなかお子さんを褒めることができませんよね?だから、何かに取り組み始めたら、その時にまず褒めてみてください!
 
 
最初は、こんなことで褒めて本当に効果があるの?と感じるかもしれません。でも、これにもきちんとした科学的根拠があるんですよ!
 
 
 
 
夏休みはお子さんと関わる時間が増えるので、発達障害の特性を改善する絶好のチャンスです!
 
 
騙されたと思って、ぜひコツコツと褒め続けてみてくださいね!
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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