漢字が書けない息子の姿に毎日悩んでいた私
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学校3年生です。
漢字のテストは、いつもおまけしてもらって10点、宿題は全力で拒否し、鉛筆を持つことすら嫌がるほどに漢字が苦手な子でした。
宿題を終わらせないといけない時間が近づくたびに、「そろそろ宿題やったら?」と声をかけるのですが、その言葉を聞くと息子は「やだ!やらない!」「漢字嫌い!」「書きたくない!」と強い拒否反応を示し、毎日同じやりとりを繰り返していました。
日常生活の中でも文章を書く時には、すでに習っている漢字ですら書こうとせず、すべてひらがなで書いてしまうのです。

「え?これ1年生の時に習った漢字だよ?」「書けるでしょ?」と何度言っても、息子は「これでいいの!漢字は書けないから!」と私の言葉を聞く耳を持ちませんでした。
頑なに漢字を書こうとしない息子を見て、どうしたら漢字を書けるようになるのだろう…とずっと悩んでいました。
当時、息子はダジャレにはまっていたので、楽しく取り組めると思い、「ダジャレ漢字練習帳」を買ってみたりもしましたが、ダジャレの文章だけを読んで肝心な漢字は書かないまま終わってしまう結果でした…。
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どうして書けないの?漢字が苦手な本当の理由
「どうしてこんなに書くのを嫌がるの?」「やればできるのに…」そう感じたことがあるママも多いと思います。
けれど実は、漢字が苦手な子どもたちの多くは怠けているのではなく、脳の凸凹が原因でやる気の問題ではないんです。
漢字を書くには、
①「形を思い出す」
②「線の順番を考える」
③「手を動かす」
という3つの力を同時に使います。
この負担が大きいと脳がオーバーヒートし、拒否行動として表に出てしまうのです。
さらに、「また間違えた…」「字が汚いって言われた…」といった過去の失敗経験が積み重なると、脳はその記憶を避けようとします。
つまり「書けないから嫌」ではなく「嫌だから書けない」状態になっていることも多いのです。

「きれいに書いて」「ちゃんと書いて」と、言われるたびに子どもの脳は失敗したくないと感じて緊張します。
緊張すると記憶をつかさどる海馬の働きが下がり、結果として「覚えられない」「書けない」につながってしまうのです。
漢字が書けないのは努力不足ではなく脳の使い方の問題です。
漢字が苦手だったのは、怠けていたからではなく、脳がうまく働きにくい状態だっただけ。
そう思えたらママの心も少し軽くなりませんか?
では、どうしたら”書けない”が”書きたい”に変わるのでしょうか?
ここからは、私が実際にやってみて効果があった関わり方をご紹介しますね。
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漢字が苦手だった子が、書くのが楽しい!に変わった方法
私がやってみたのは次の3つです。
宿題に向かいやすい環境づくり
鉛筆やノートなどの必要なものはあらかじめ用意してあげて、座るだけで始められるように環境を整えること、脳にストレスを与えず楽しい雰囲気で進めていくことを心がけました。
時間がかかったとしても座れた瞬間に「座れたね!」「かっこいい!」「さすがだね!」と笑顔で肯定して成功体験を作りました。
そして、声かけと同時にグッジョブサインなどの動作をつけるとさらに効果的です!
我が家の息子もグッジョブサインをつけると嬉しそうにニコッとしてくれました。
スモールステップで1問だけ作戦
「今日はどの漢字にする?」と声をかけ、息子に1つだけ選んでもらい書いてもらいました。
書いている時は、「あ!すごい丁寧に書けてるね!」「この部分しっかり跳ねてるね!」など、取り組めていることを肯定していきました。
”小さなできた”を積み重ねることで、少しずつ漢字を書くことへの抵抗感を減らしていきました。
ママのオリジナル漢字分解カードで”遊びながら学ぶ”時間に
漢字ドリルの中にある”まとめのページ”の漢字を書きこむ頃には、息子の漢字への苦手意識はかなりなくなっていました。
そこで、最後の一押しです。
漢字を”へん”と”つくり”に分解したカードを手作りし、ドリルの中に出てくる漢字を自分で組み立てるパズルゲームにしたのです。
「できた!」「これだ!」と笑顔で取り組んでくれ、自分で作り上げた漢字をそのまま答えに書くだけというシンプルな流れにしてみたのです。
この方法で、10問書き上げたこともありました。
楽しいと感じられるとどんどんやってみたくなるのです。
こうして一緒に笑いながら取り組んでいくうちに、「もう1問やる!」と自分から前向きに取り組むことが増えていきました。
やらされる勉強から、遊びの中の学びに変わっていったのです。

そうしていく中で、息子はどんどん自信を持つようになり、「ぼく、この漢字書けるよ!」「見て!前よりうまく書けるようになったよ!」と言うようになりました。
こうして漢字が苦手で書けなかった息子が少しずつ「書くのが楽しい」へと変わっていきました。
漢字が苦手な子にとって、「書けない」という行動はやりたくないサインではなくて、どうしたらいいかわからないサインだったのです。
私も、息子が漢字を書かないのを怠けだと思っていた時期がありました。
ですが、見方を変え、関わりを変えるだけで、子どもは驚くほど動き出します。
大切なのは、できていないところではなく、今できている小さな一歩に目を向けることです。
1文字でも書けたらそれは立派な成長です。
その瞬間を一緒に喜んであげることで、書くって楽しい!という気持ちが子どもの中に育っていきます。
「漢字が苦手」だった子でも、楽しく書ける子に変わっていけるきっかけを作れるのは、いつだってママとの関わりなのです。
参考にしていただけたら嬉しいです。
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執筆者:酒井佑美
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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