【ひろこ先生の本棚】発達凸凹キッズの子育てはタッグを組むとよりうまくいく

 

今日は日曜日。
久々の

「ひろこ先生の本棚!」

の日です!

 

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毎日頑張ってるママたちに

少し頭を休めて
新しい価値観に出会う日にしてほしい!

 

 

そんな思いで書いています^^

 

 

初めて読む方のために説明しておくと、

「ひろこ先生の本棚」コーナーは

私が、小児科医の視点から、
凸凹キッズの母親の視点から、

そして、脳科学と発達診断のプロ!
としての視点から

 

選りすぐりの1冊をお届けする企画です。

 

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さて、発コミュのレクチャーや
「ママカルテ」の個別相談・フィードバックを
通じて、いつも私が感じていることがあります。

 

 

それは、

やっぱり子育て=「孤育て」になると
ママの心がしんどくなる

 

ということ。

 

「ママカルテ」の検査項目の中には
ママの子育てストレスをチェックする
ワークがあるのですが、

 

その中で

「社会的孤立」が高いママは
有意にママのうつスコアが高い!

 

さらに、「社会的孤立」に加えて
「夫との関係」がよくない、と
答えたママでは、

 

さらにうつスコアが
高くなっているんです。

 

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この結果はまとめていずれ発表しようと
考えていますが、

 

その一方で、

 

パパとママ、2人で
発コミュのレクチャーを受けたり
「ママカルテ」のフィードバックに
来られるご夫婦では、

 

やはりお子さんの変化が早かったり

フォローアップ卒業後も
上手な声かけが続きやすい

という傾向があるんです。

 

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私がいつも生徒さんたちに
お伝えしているのが

 

夫婦、またはご両親など、
ママとタッグを組んで子育てに
取り組んでくれる方がいると

子どもの変化が大きい
ということ。

 

 

じゃあ、どうやってやったらいいの?
と悩むあなたに

ぴったりな1冊があるんです。

 

それがこちら。

 

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賢い子を育てる夫婦の会話

 

天野ひかり 著
汐見稔幸   監修

 

 

天野ひかりさんと汐見稔幸さんで
ピンときた方は
かなりの子育て情報通。

 

お二人は、NHKEテレで放送する

「すくすく子育て」

の司会とコメンテーターを
されておられました。

 

 

天野ひかりさんは

現在は、NPO法人親子コミュニケーションラボ
「おやこみゅ」の代表理事をされており、

全国各地を飛び回り、
親子のための活動をされておられます。

 

 

私は、天野さんの書籍を読み感動し、
Facebookで感想を送らせていただいたところ、
丁寧なお返事をくださり、
そこから交流させていただいております。

 

 

 

そんな天野さんのたくさんの書籍の中で、
私が一番ママたちに伝えたい!と
思った本がこちらの本なんです。

 

 

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自分の家族との
コミュニケーションを通じて、

そして、生徒さんや患者さんのご家族の
お話を聞くにつけ、

 

発達凸凹キッズの子育てには
夫婦タッグを組むのがマスト!!

 

だと感じ始めていた頃に出会ったのが
こちらの本。

 

 

家族は一番小さな社会の単位。

 

家族の中で見聞きし、学んだことを
子どもたちはあたりまえだとして
生きていきます。

 

だから、夫婦の会話や関係性を
子どもたちに見せていくこと、って
生きた教育になるんですよね。

 

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書籍の中にはいろんなことが書かれていましたが、
私が一番首を縦にふり
うんうん、とうなずいた内容は

 

「間接的な会話の方が、より心に響く」

 

ということ。

 

 

相手を肯定する・ほめることは
相手の自信を増やし、
良い行動を増やす。

 

これは私がいつも
発コミュの基礎講座でお伝えしている
ことですが、

 

子どもをほめるより、パパを褒めるって
かなり難しい

 

なぜなら、

 

「私の方が頑張ってるのに!」

というママの思いがあること。

 

そして、

「子どもみたいにほめられたら
なんだかバカにされてるみたいに感じる」

というパパの本音があるから。

 

 

そう、大人同士で褒め合うのって、
実は難しいんですよね。

 

 

そんな時、いつも伝えているのが

「間接ぼめ」という方法。

間に子どもをはさんで褒める
テクニックです。

 

例えば、ママは

「今日さ、〇〇くんがパパと遊んでた時、
いつもよりすっごく楽しそうだったよね」

 

「〇〇くんが、パパと買い物行ったの
すごく楽しかったって言ってたよ」

 

「勉強教えてくれてありがとう。
私が教えるより素直に聞いてたよね〜」

 

と言ったように、
パパそのものを褒めるのではなく、
わが子がパパのことを褒めてたよ、と
間接的に伝えます。

 

 

一方、パパは

「このまえ〇〇ちゃんと話してたら、
ママの作るオムライスが一番美味しいって
言ってたよ」

 

「ママが励ます方が、
〇〇ちゃんは元気がでるよね」

 

「ママが〇〇ちゃんに選んだ今日の洋服、
やっぱ一番似合うよね」

 

と言った風に伝えてあげてください。

 

 

これだと、褒めるのが苦手なパパさんでも

なんだかパパを褒めるのはしゃくにさわる〜
と感じちゃうママにもできちゃいませんか?

 

 

また、書籍の中では

間接的な会話によって、
思考力が鍛えられる効果もあります。」

「一方的に言い聞かされた言葉よりも、
第三者同士の会話を聞くことで、
「これってどういうことなんだろう」
と自分で考える
ようになるのです。」

 

とも書いてありました。

 

 

夫婦の会話を工夫することで、
夫婦仲も良くなっちゃうし
子どもの思考力も鍛えられる。

 

これって、やらなきゃ損!だと
思いませんか?

 

 

 

発達凸凹キッズの社会性、
つまりコミュニケーション能力は
両親の会話で育てることができる。

 

だからこそ、コミュニケーションが
苦手なお子さんをお持ちのご夫婦こそ、

 

夫婦間のコミュニケーションを
もっともっと磨いてみませんか?

 

 

また、メルマガを読んでいる方の中には
もちろんシングルマザー・シングルファザー
という方もいらっしゃるでしょう。

 

そのような場合にも、工夫はできる!

 

いつも接している大人の方、
たとえばおばあちゃんやおじいちゃんと
ママ・パパの会話を
子どもたちは聞いているので、

 

ママとその方との会話を工夫すれば
OKなのです。

 

 

この書籍の内容ですごいのは、
夫婦の会話に限らず、大人同士の会話には
全て応用できること。

 

「夫婦の会話」と書いてありながら
結局は大人同士の会話をみて
子どもは育つんだよ、と
どんなご家庭にも置き換えることが
できちゃうんです。

 

私も、改めて書籍を読んで
夫との会話をもう一度見直してみようと
思いました。

 

 

 

私のお伝えしている「ママカルテ」には
「ファミリーカルテコース」
というものがあります。

 

このコースでは、
通常の「ママカルテ」「子どもカルテ」
だけではなく、

 

「パパカルテ」の解析も行います。

 

あくまでも

「パパも発達障害なんじゃない!?」

という考えから受けていただく
コースではなく、

 

発達凸凹キッズの脳を効果的に伸ばすには
ママだけでなく、パパの力も必須!
という考えのもと、

 

家族内での関係性にまで
アドバイスを広げることができる
コースになります。

 

 

チャレンジしてくださるご家庭は
「夫婦でわが子の発達をリードしたい!」
と強く思われるご家庭。

 

子育てって、ママだけがするものじゃない。
パパにも、わが子の発達を促す力があるんだ!

 

そんなことをお伝えして、
家族がもっともっと幸せになるように
アドバイスと伴走をさせて
いただくコースです。

 

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私は、
発達凸凹キッズの支援=家族支援
だと考えています。

 

パパが子育てに加わってくれるだけで
ママの表情は
ホッと安心したものになる。

 

それを感じている私だからこそ、

発達凸凹子育ては
夫婦でタッグを組むからうまくいく!!

と大きな声で語り続けて
いきたいと思っています。

 

 

この辺りの話は
また改めてお伝えしていきますね。

 

 

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今日の1冊は、
子育てで大切なのは
子どもだけに対応していくことだけじゃないんだ!
と気づかせてくれる本。

 

そして、家族みんなで
子どもの脳の発達を
リードできるようになるための1冊です。

 

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とっても読みやすい本ですので、
ぜひ、読んでみてくださいね。

 

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