発達障害の子どもの就学準備の不安を解消する!親子のコミュニケーションとは?

いよいよ就学準備が本格化してくる秋。発達障害の年長さんのお母さんは、急に小学校が迫ってくるようで焦る時期ですよね。お母さんが頑張りすぎていないか、無理はしてないか、子どもとしゃべることでお母さんの心のお天気がわかるんです。
 
 

発達障害の年長さんとそのお母さんにとって、これからが就学準備の本番。でも、お母さんの気持ちは大丈夫ですか?

 
 
いよいよ秋!!園での生活も思い出作りにシフトしてくるこの季節、就学準備も本番を迎えます。
 
 
学校見学に行ったり、就学前健康診断のお知らせが来たり、ママ友との会話も就学の話題が増えてきて、「あと半年しかない!!わが子は小学校でどうなってしまうんだろう」と焦るお母さんもいらっしゃると思います。
 
 
お子さんが発達障害の特性を持っている場合、普通級か、支援級か、通級か、という学びの場の選択も迫ってきますし、小学校でのサポートをどうお願いしたらいいか、ということも考え始める時期です。
 
 
そんな心配をよそに、のんびりと園生活を楽しんでいるわが子。朝早く起きられないし、準備だって声かけしないとできない。園では相変わらずちゃんとできてないし、帰っても自分から着替えない
 
 
「そういえば他の子はおうちでお勉強とかしてるのかな」「勉強の準備もした方がいいわよね」といった気持ちがどんどん出てきてしまう。
 
そして、焦るあまり「もう小学生になるんだからちゃんとやろうよ」「そんなんじゃ小学生になれないよ」とついついお子さんに言ってしまったりしていませんか?
 
 
就学準備が本格化する秋は、同時に、お母さんの気持ちが不安定になり始める時期でもあるのです。
 
 
 
 

就学準備に頑張るお母さんにみられる2つのタイプ。どっちがツライ!?

 
 
まだ遠い先だと思っていた小学校への入学が急に近くに感じられて焦る発達障害の年長さんのお母さん。その中には、大きく分けて2つのタイプがいます。
 
 
1つめのタイプは、「いざ!!小学校へ!!」と意気込むタイプ
 
 
今できる準備は全部しちゃいたい、と計画をみっちり立てて、講演会や本やインターネットから得た情報を家でも試してみます。もちろん、勉強の準備も、ドリルや通信教材や塾も、と怠りません。
 
 
子どもが拒否すると、「ちゃんとやらなきゃ小学生になれないよ」「お母さんがちゃんと考えてあげたんだから」と叱ってしまう、心の中は晴れたり、嵐だったり、と忙しいタイプです。
 
 
もう1つは、入学のことを考えただけで不安が募ってしまうタイプ
 
 
子どもが問題行動を起こしたり、何かできないことが見えてくると、「ああ、こんな状態で入学してやっていけるのかしら」と悩んでしまいます。
 
 
頭の中は就学準備のことでいっぱい、余裕もなくて、つい子どもとケンカしてしまったり、「何とかなるよ!!」と声をかけてくる夫が楽天的に見えてイライラしたり。
 
 
思い通りにならない就学準備に「不安で心が押しつぶされそう…」としゅんとしてしまう、心の中はいつもシクシク雨模様のお母さんです。
 
 
さて、この二つのタイプ、よりツライのはどちらでしょうか?
 
 
実は、ホンネはどちらもツライんです。
 
 
発達障害の特性を持つ子どもは、お母さんの思う通りには行動できません
 
 
ですので、前者のように、お母さんのペースで就学準備を進めると、たいていうまくいかず、お母さんが望むように行動できない子どもを叱ってしまうことになります。
 
 
後者の場合では、お母さんがそのつもりはなくても、自分の中でいっぱいいっぱいになり、子どもを叱ってしまいます。 さらにお母さんが子どものことで暗い顔をしていると、子どもも悲しい気持ちになるもの。
 
 
どちらのタイプのお母さんも、子どもを思う気持ちはあるのに、最終的には子どもとの間にネガティブなコミュニケーションが成立してしまうのです。
 
 
お母さんもツライのですが、もっとツライのは子どもです。これでは小学校への楽しみな気持ちも消えてしまいますよね。
 
 
 
 

就学準備でお母さんの心が折れちゃいそうになったら…。子どもとしゃべることが、お母さんの心のお天気を知るバロメーターになるんです

 
 
このように、将来への不安が招く焦りが強くなると、お母さんの心もポキッと折れてしまいます。
 
 
でも、自分の気持ちを知ることは難しいこと。自分は大丈夫、と思っていても、ちょっとバランスが崩れると自分でも制御が効かなくなってしまいます。では、お母さんの今の心のお天気を知るにはどうしたらよいのでしょうか?
 
 
それはずばり「お子さんとしゃべること」です。子どもは、大好きなお母さんのことをよく見ているので、お母さんの気持ちの変化に対して敏感です。それは発達障害の子どもも同じ。
 
 
お母さんの心が晴れていて、ニコニコ明るい笑顔を見ればお子さんも笑顔になりますし、反対にお母さんの心が雨模様であればお子さんも悲しい顔になります。
 
 
お母さんとしゃべる子どもの表情に注目してあげてください。それはそのまま、お母さんの表情なのですから。
 
 
私が子どもの就学を控えていた頃、気持ちが不安定になっていたことがありました。当時年長だった子どもの園でクラス活動があり、そこでいつも以上に多動で、お友達や先生に暴言を吐く我が子を目にし、別室で叱りつけてしまったのです。
 
 
そんな私に、園の先生が、「○○くん、園でも頑張っていますよ。年長さんはみんな、小学生になるのが不安なんですよね。お母さん、ゆっくり○○くんとお話できてますか?」と言われたのです。
 
 
子どもの顔を見るとすっかり涙顔。私も涙目で、二人で泣き笑いをしながらハグしたことがありました。その時、「ああ、不安な気持ちが子どもに伝わってるんだな」と反省したのです。
 
 
それからは少しずつ子どもを肯定できるようになり、私にも、子どもにも笑顔が戻っていきました。
 
 
これは私のエピソードですが、今同じような思いをされているお母さんもいらっしゃいますよね。自分がしんどいときほど、子どもの顔をしっかり見つめることが大切だなあと思った体験でした。
 
 
また、子どもとしゃべることで、今やっている就学準備に対して、子ども自身がどのように思っているかもわかります。
 
 
楽しいと思ってくれてるのか?
 
それとも嫌なのか?
 
 
お子さんの気持ちが雨模様の場合は、それはお子さんにとっていい就学準備とは言えません。就学準備は子どものためのもの、できるだけお子さんの心が晴れている状態を目指してあげましょう。
 
 
 
 

心のお天気が雨模様だったら…。解決策を教えちゃいます

 
 
子どもとしゃべることでお母さんの心のお天気が雨模様だと気づいたら…、それは行動を変える必要がある合図。お天気を回復させることを考えましょう。
 
 
少しの雨なら、ちょっとした気分転換で回復できます。
 
 
例えばおいしいスイーツを食べたり、好きな音楽を聴いたり、家族のアルバムを見返して、子どもさんの成長を思い出すこともおススメです。
 
 
次に中くらいの雨なら、人に頼ることを考えてみましょう。夫や祖父母、園や療育の先生、同じ発達障害の子どもを持つママ友でもいいでしょう。
 
 
まずは話を聞いてもらうこと。そして、それを肯定してもらいます。
 
 
ほめられることや肯定されることは、子どもさんだけでなくお母さんにも必要なこと。人に話せたあとは、少し心のおもりが軽くなると思いますよ。
 
 
最後どしゃ降りの場合は、いったん考えることから離れてみましょう
 
 
これ以上考えてもネガティブなループから抜け出せません。考えることをやめられない場合は、他の楽しいことを代わりに考えるとよいでしょう。
 
 
楽しみなイベントや家族でのお出かけのことを考えると、気持ちをポジティブにすり替えることができます。少し心が元気になってからもう一度考えてみると、案外考えがまとまってすっきり解決することも多いですよ。
 
 
また子さんの心が雨模様の場合、課題を考え直してスモールステップにする、しっかり肯定の声かけをすることなどで少しずつ改善させていきましょう。
 
 
 
 

晴れも雨も、どっちも大切。世界にたった一人の、お子さんというステキな花を咲かせましょう

 
 
子どもたちは、いわば「未来の種」生まれてからこれまで、お母さんや周りの家族が一生懸命お世話をして少しずつ大きくなってきました。
 
 
これから小学校へ行き、いろんなことを学び、いろんな人と出会い、いろんな経験をしながら、未来へ向けて大きく成長していきます。
 
 
でも、種から芽が出て、大きな花を咲かせるためには、晴ればかりではダメなはず時には雨が降ったり、風が吹いたりすることも、お子さんの成長には欠かせないものですよね。
 
 
ですので、お母さんの気持ちは、晴れでも雨でも、どっちも大切なんです。
 
 
世界にたった一人の、お子さんというステキな花を咲かせるために、晴れたり曇ったり雨が降ったりしながら、小学校へ向けて一歩一歩進んでいきましょう!!
 
 
 
 

読めば晴れ晴れした気持ちになる!!そんな記事そろってます。

 
 
執筆者:森中博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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