【大分県】発達障害・グレーゾーンの子どもの五感を刺激する!体験型おすすめスポット

動物と間近で触れ合えるサファリパークは、発達障害・グレーゾーンの子どもの五感を刺激する絶好の場所。しかも、サファリ内に宿泊もできる施設を完備している。発達障害の子どもと、昼も夜も動物の生態をまるっと楽しめるサファリパークをご紹介します。
 
 

発達障害・グレーゾーンの子どもには五感を刺激する「体験」が何よりも大事

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、自分の興味があるもの・大好きなものに対しては抜群のチカラを発揮しますよね?
 
 
例えば、好きなゲームのキャラクターや特徴をたくさん話せたり、魚や虫などが好きな子は図鑑を読み込んでその知識を披露してくれたりと、博士さながらの子どもさんもいるでしょう。
 
 
でも、その知識、頭の中だけにとどめておくにはもったいないですよね
 
 
図鑑や本で読んだだけの知識を、「体験」とつなげることで、現実と結びつき、そこからより興味を深めていくこともできます。
 
 
子どもの脳を発達させるは、五感を働かせることが大切。五感とは、触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚のことです。
 
 
実際に体験して得られる感覚、
 
●動物や虫の鳴き声を聞く
●魚に触って、においをかぐ
 
などの体験を通じて脳が刺激され、脳の中の回路が構築されていくのです。
 
 
だから体験が少ないと、脳が発達する機会も少なくなります
 
 
どんどん体験をさせていくことで、脳の回路が広がりを見せ、脳が発達してくれるんです。
 
 
さらに、体験をするときに「好き」や「楽しい」という感情をセットでインプットすることで、その体験から得られる記憶がより強固なものになります。図鑑や本で読んだ知識がより生きたものになるのです。
 
 
でも、発達障害の子どもとのお出かけってなかなか難しいし、どうやって体験とつなげてあげたらいいかわからない。
 
 
そういったときに、「体験型」の施設がおススメです。今回は、動物や生き物が好きなお子さんのために、大分県にある「アフリカンサファリ」をご紹介します。
 
 
 
 

動物が大好きな子どもにおススメ!!動物たちの生態を昼も夜も観察できちゃいます

 
 
サファリパークは、おりに入っている動物を観察する動物園とは違い、野生に近い状態で動物を飼育し、その生態を観察することができる施設です。九州にはたった一つ、大分県にあります。
 
 
このアフリカンサファリの一番の売りは昼と夜に運行しているジャングルバス。いろんな動物の形をしたバスに乗り、サファリ内の動物ゾーンを回っていきます。
 
 
さらに、サファリバスでは、サファリ内のえさ場で動物に直接えさをあげることができるんです。
 
 
鹿やヤギなどの草食動物から、熊などの雑食動物、ライオンなどの肉食動物まで、たくさんの動物に直接えさをあげる体験は、子どももとっても喜びますよ。
 
 
目の前で大きな口を開ける肉食動物を見ると少し怖い気もするのですが、動物は基本的には穏やかですので、落ち着いてえさをあげることができます。
 
 
また、1匹にえさをあげていたら、他の動物が割り込んで食べていった、など、動物界の弱肉強食を直に感じることもできますね。
 
 
また、えさをあげない他の動物でも、草原を駆ける姿や、赤ちゃんをお母さんがけづくろいする姿など、普段はなかなか見られない野生の状態を体験することができます。
 
 
夜のナイトサファリでは、昼はおとなしくしていた夜行性の動物が活発に動く姿も見ることができ、動物を昼も夜もまるっと観察できちゃいます。
 
 
また、サファリバスの運転手さんはガイドも兼任しています。このガイドがとても面白く、運転手さんによって内容も様々です。
 
 
運転手さんに質問することもできたり、ときにはクイズを出してくれたりと、動物が見られない間も子どもたちを楽しませてくれるんです。
 
 
アフリカンサファリ内には動物とのふれあいコーナーもあります。
 
 
ここでのおススメはアカカンガルー!!思ったより大きなカンガルーですが、その脚力やおなかの袋を間近で観察することができるんです。
 
 
また、乗馬体験や小動物とのふれあいコーナーもありますので、動物を肌で感じる体験ができます。
 
 
このように、五感をフルに使って実際の動物の生態を体験することができます。子どもの動物に対する感じ方を変えてくれる、そんな施設です。
 
 
 
 

なんとサファリパークの敷地内に宿泊もできちゃう!期間限定TeePeeキャンプ場って?

 
 
さらに、アフリカンサファリの敷地内にはキャンプ場があって、宿泊することもできるんです。
 
 
山の中でのキャンプという非日常的な自然体験は、子どもにとって魅力的でインパクトがある活動です。
 
 
また、ホテルなどへの宿泊と比較すると、子どもが騒がないかな、と人の目を気にすることも少なくてすみますよ。
 
 
ゲームなどのアトラクションはありませんが、食事の準備など子どもにお手伝いをしてもらうことで、家族でのコミュニケーションをたくさんとることができます。
 
 
でも、キャンプって敷居が高い気がしませんか?
 
 
●テントを持参して
●自分たちで張るのは難しそう
 
そう思われるご家庭も多いと思います。
 
 
我が家も同じで、キャンプは何度か行ったことはあるけど、いつも設備の整ったバンガローに泊まっていました。
 
 
でも、子どもにはテントの中で寝るという体験もさせてあげたいなあと思っていました。
 
 
アフリカンサファリの敷地内にあるTeePeeキャンプ場は、そんな悩みを持つご家庭にピッタリのキャンプ場です。
 
 
まず、テントは常設で、広くてきれいというのがポイント。キャンプ場に着いたらすぐにテントの中に入れます。
 
 
また、テーブルやいす、ボールなどの遊び道具、バーベキュー台や炭、鍋や飯ごうといったお料理に使う道具もほとんどレンタルできます。あとは、食材を持っていけばOKなんです。
 
 
キャンプ場には共用のコイン式のシャワーが完備されていますが、車で15分ほどのところに温泉施設もありますのでそちらを利用するとよいでしょう。
 
 
また、キャンプ場がサファリの敷地内にあるということが最大のポイント。
 
 
柵からサファリの方向を見ると、遠くにライオンやキリンがのそのそと、歩いているところを見ることもできます。夜中トイレに起きると、夜行性のトラなどが遠吠えをあげている声もきくことができます。
 
 
さすがに動物のすぐ近くで眠ることはできませんが、夜の動物の生態を知るには絶好の機会ですね。朝も動物の遠吠えで目が覚めるくらいです。
 
 
さらになんと、こちらでのキャンプには、ナイトサファリとデイサファリの両方が料金に含まれているんです。キャンプをしながら、動物たちへのえさやりなども体験することができます。
 
 
ただし、このTeePeeキャンプ場は期間限定でオープンする大人気のキャンプ場。毎年ゴールデンウィークと夏休みの期間だけ宿泊することができます。
 
 
毎年3月1日から、完全ネット予約制で受付が開始となります。
 
 
我が家もパソコンとスマホ2台でトライしましたが、なかなかホームページにつながらず、ようやくつながった時にはもう夏休みの平日しか空きがない状態でした。
 
 
裏技として、直前になるとキャンセルが出たりもするので、予約が取れなかった場合でも公式サイトをちょこちょこ確認していると予約ができる場合もありますよ。
 
 
また、2019年からオートキャンプ場もできました。こちらは動物エリアからは少し離れていますが、自家用車をテントの横に止めることとも可能で、専用のコンセントもついています。
 
 
キャンプ場は山の中なので、夜間や朝方は冷え込むことが多いです。寝袋や長袖など、防寒グッズも持っていくことをおすすめします。
 
 
動物好きなお子さんには、とってもおススメのアフリカンサファリ&TeePeeキャンプ場。ぜひぜひ体験してみてくださいね!!
 
 
――施設詳細――
【施設名称】九州自然動物公園 アフリカンサファリ&TeePeeキャンプ場
【施設住所】大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1
【営業時間】3/1~10/31 9:00~16:30 ・11/1~2月末日 10:00~16:00 ・年中無休 ・TeePeeキャンプ場はゴールデンウィークと夏休み期間のみ開場
【入園料金】アフリカンサファリ・大人(高校生以上) 2,600円・小人(4歳~中学生) 1,500円※サファリバスは別途料金がかかります
TeePeeキャンプ場宿泊 大人 6,500円、小人 4,500円(宿泊費には入園料・ナイトサファリ・デイサファリ・テント・テントマット・電池式 ランタン、毛布1人1枚・テーブル1台・椅子人数分が含まれます)
【公式サイト】http://www.africansafari.co.jp/
 
※この記事の情報は2019年11月時点のものです。訪問の際には公式ホームページで最新の情報を確認してくださいね。
 
 
 
 
執筆者:森中博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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