子どもが幸せかどうかはどうやって決めるの?

 

こんにちは〜。

 

 

前回、前々回の記事では
私が経験した「子どものホンネ」について
お伝えしましたところ

 

「子どものホンネ、知りたいです」

「悲しいすれ違い、私にも経験があります」

 

っていうお声をいただきました。

 

 

大人が良かれと思って
子どもにする支援が

実は子どもにとっては
プラスどころか
マイナスになることもある。

 

支援をされることで
しんどくなる子どももいるんだ。

 

 

そんなことに気づいた方も
いらっしゃると思います。

 

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私もまさにそう。

わが子のため!!と思って
ついつい力が入ってしまうのですが、

 

 

子どもがどうやったら
ホンネを話してくれるのか。

 

それが、母親である私の
価値観と全く違った場合
どうしたらいいのか。

 

それはまだまだ研究中。

 

 

だけど、たった1つ言えるのは、
息子のホンネが出てくるのには
タイミングが必要ってこと。

 

 

それを信じて待つ
そこはまだまだ修行が必要ですね^^

 

 

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さて、私は、
現在チャレンジしている
「親子の未来診断」の企画
作り上げる過程で

 

膨大な数の論文や書籍を
読んできたのですが、

 

 

その中で、1つの疑問に
突き当たりました。

 

それは

 

「子どもたちはどうなったら
幸せになったって言えるんだろう?」

 

という謎。

 

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もちろん、幸せの定義は
人それぞれだから、
違って当たり前なのですが、

 

 

わが子が今幸せかどうかは
どうやって判断するんだろう?って
疑問だったんです。

 

 

 

研究を進めていく中で
出てきたワードが

 

「QOL」

 

Quality of Life(生活の質)
というキーワードです。

 

 

日本は、世界有数の
「子どもの自尊感情」
(子どもが自分のことを大切だと思う気持ち)

が低い国です。

 

だから、子どものQOLについては
実にたくさんの研究がなされています。

 

 

そんないろいろな研究を見ていて
なるほど!と納得したことがあるんです。

 

それは、ADHDのお子さんの
QOLについての研究。

 

その子はお薬による治療を
開始したんですが、

 

お薬を始める前のQOLの値に比べて、
お薬を飲み始めた後のQOLの値
低くなったんです。

 

 

親から見ても、学校の先生から見ても、
ADHDの症状は
お薬を飲み始めて改善しているのに、

 

本人が答えた
「自分自身のQOL」は下がっていた。

 

なぜだと思いますか?

 

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この研究では、
お薬を飲み始めたことで
本人が周りを見る力が育ち、

 

集団の中での自分の価値を
低く見積もるようになった結果
数値が低く出たのではないか、

 

そう結論づけていました。

 

 

つまり、

ADHDの治療をして
症状は改善傾向になったのに
本人の感じる生きづらさは
増してしまったということ。

 

 

この結果から

「ADHDの治療って
誰のためにやるんだろう?」

疑問に思ってしまったのですが、

 

 

それ以上に、

「発達障害の診断がつかない
グレーゾーンの子や

年齢が上がって自分のことが
わかるようになってきた子たちが

よりしんどくなる」

 

という、
発達凸凹のお子さんで
よく見られる現象も
説明がつくなあ、と感じたのでした。

 

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病院に行っても、相談に行っても

「様子を見ましょう」

と言われてしまうわが子。

 

だけど、生きづらそうにしている
辛い思いをしているわが子

 

こんなわが子に
何をしてあげたらいいの?と
悩む多くのお母さんたちに

私は出会ってきました。

 

 

特に日本は、
年齢が上がれば上がるほど、

診断がつかないために
適切な支援を受けられないことが
多い国です。

 

 

診断がつかない=生きづらさが軽い
では絶対にないはずなのに、

そこをサポートする支援が
すっぽりぬけている。

 

 

だからこそ私は
そのはざまで悩んでいる
親子を救いたい。

 

 

子どものホンネ
親のホンネを引き出して
親子の特性にぴったりあった
アセスメントをお届けしたい。

 

 

そして、その結果を受けて

「私がこの子を成長させていこう!」

勇気を持って歩み始めるママたちを
しっかり支えていきたいって
思っています。

 

 

新しい企画が
世の中の当たり前になって

発達凸凹で悩む親子の世界が
少しずつ変わっていく。

 

1つ1つの花が開いて
気がついたら辺り一面
パステルカラーの花で埋め尽くされる。

 

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そんな世界を夢見て
今日も前へ進みたいと思います!

 

 

 

みなさんも、この連休
お子さんと過ごしながら

 

「この子の幸せって
どういう状態なんだろう?」
って考えてみてくださいね。

 

 

子どもの幸せは子どもが決める。

 

そして、その幸せにたどり着くために
親が支えていく。

 

そんな親子が増えていきますように。

 

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それでは〜^^

 

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この記事を書いた人
森博子

医師・小児科専門医・子どもの心相談医
児童相談所嘱託医/熊本市教育行政審議員(2023~2025)
親子のミカタオンラインクリニック院長

熊本大学大学院医学教育部修了。大学病院勤務時代は新生児を専門とし新生児集中治療室(NICU)にて勤務。長男の発達障害診断をきっかけにクリニック勤務医となる。2020年より発達科学コミュニケーショントレーナーとして活動。2022年に親子の未来を創る発達診断「ママカルテ」を開発、同年12月に熊本で初めての発達診断専門オンラインクリニックを開院、国内・国外からの親子の発達相談に従事する傍ら、保護者向け・専門家向け研修や講演講師活動も行っている。

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