発達凸凹の子ってどうして困りごとが多いの?〜発達凸凹基本のキ vol.2〜

 

前回の記事から
発達凸凹基本のキ!と名付けて

 

発達凸凹キッズについてのお話をまとめて
皆さんにお伝えしています。

 

昨日のメルマガを
読まれていない方はこちら

 

発達凸凹ってどういうこと?〜発達凸凹基本のキ vol.1〜

https://www.agentmail.jp/archive/mail/2880/9555/601525/

 

 

 

第2回目の今日は

 

「発達凸凹の子って
どうして困りごとが多いの?」

 

というお話をしていきますね。

 

 

まず、先日のメルマガでお伝えしたように
発達凸凹のお子さんは
脳の中の一部分が未熟なまま
残ってしまっています。

 

 

ですので、得意なこと、苦手なことが
他の子よりも目立つんです。

 

 

そう、発達凸凹、というくらいだから、
凹の部分=苦手な部分だけでなく
必ず凸の部分、得意な部分が
どのお子さんにもあるんですよね。

 

 

だけど、じゃあどうして
凹の部分、苦手な部分ばかりが
取り上げられるのか?

 

 

それはひとえに
日本の教育に原因があります。

 

 

日本の教育は「しつけ」

すなわち、

 

苦手なところを指摘し、練習して
できるようにさせようとする教育です。

 

 

悲しいことに、私たちが幼かった頃から
20-30年は経った今でも、
そのスタイルは大きく変わりません。

 

 

この「しつけ」のスタイルだと、
発達凸凹の子のように
凸はあるけど凹が目立つ子の場合

 

凹を修正しよう、って
されてしまうわけなんです。

 

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そして、そのしつけの教育を
私たち親も受けてきているので

 

 

学校だけでなく、家でも
お母さんたちはしつけをして
できないところをできるように
させないと!って思ってしまうんですよね。

 

 

過去の私もそうでした。

 

息子が診断がついた頃、

 

保育園でお集まりで
全然椅子に座ってくれません

 

とか、

 

他のお友達に噛み付いてしまいました

 

とか

 

毎日のように園の先生に指摘されて
正直しんどかったです。

 

 

日常生活の中でも、

ご飯を食べる時じっと座れないので
外食に行きづらかったり、

とっさに道に飛び出しそうになって
肝を冷やしたり…。

 

 

その頃の写真を見ると
どの写真の中の私も、

左手でピースサインをしながら
右手で息子の肩を
ガシッとつかまえているんですね。

 

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そうしないとすぐ逃げ出して
しまっていたから。

 

 

 

今では笑い話にできるんですけど、
その当時は、

 

何とかして、この子を普通にしなきゃ
ってそればかり考えて、苦しんでました。

 

 

こういう困りごとが続くと、
お母さんも困ってしまう。

 

だからどうするかっていうと、
怒るしかない

 

 

怒って無理やりいうことを聞かせたり
早く早くと追い立てたり

 

逆にお母さんが先回りをしすぎて
子どもが何もしなくても
ことが進むようになってしまう。

 

 

そうしていくうちに、
お子さんは怒られることや
先回りをされることに慣れてしまうので

 

もっと怒らないと動かなくなります。

 

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さらに、発達凸凹のお子さんの脳は
まだ未熟なので、

怒られるとか怖いとかいう
ネガティブな関わりを
拒絶してしまうんですよね。

 

 

だから、怒られるって思うと
お子さんの耳が閉じてしまって
「聞かない」モードに入ってしまうんです。

 

 

こうなってしまうと
むしろ、どんなに怒ってもその声は
お子さんの脳には届かなくなる。

 

 

お母さんは無視されたと思って
もっともっと怒りがエスカレートする。

 

 

こうやって

 

お家の中でひたすら怒るお母さんと

ひたすら怒られる子ども

 

という構図が出来上がってしまうんですね。

 

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じゃあどうしたらいいの?
って思いますよね。

 

ちゃんと方法があるんです!

 

 

続きは次の記事でしっかりお届けします。

 

 

そこで1つ宿題です。

 

今日、お子さんに呼びかけて、
返事が返ってくるまでの時間を
計ってみてください。

 

 

計ったら記録しておいてくださいね。

次の記事で解説しますよ^^

 

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