きょうだい喧嘩ばかりで疲れたママへ。勝ち負けや順番に強くこだわる子は、叱っても改善しません。実は脳の特性が関係しており、家庭での小さな対応がこだわりを和らげます。発達凸凹キッズのママに役立つ“効果のあった対応方法”をわかりやすく紹介します。
きょうだい喧嘩ばかりで疲れた…「1番じゃなきゃイヤ!」に隠れた発達特性とは?
そんな事まで1番じゃないと気が済まないの?と
呆れるほどに順番や勝ちにこだわるお子さんの対応で、
きょうだい喧嘩ばかりで疲れた…と感じているママは、
ぜひ最後まで読んでみて下さいね^^
お風呂に入ってね!と声をかけてもなかなか動かないのに、
いざ他の人が入ろうとすると
「1番じゃなきゃヤダ」って泣く。
せっかく家族でゲームをやり始めても、
負けそうになると怒ってめちゃくちゃにしてしまい
いつも「楽しかったね〜」で終われない。
いつも「楽しかったね〜」で終われない。
どうしてなんでもかんでも
一番じゃないと癇癪を起こして泣くの?
という困りごとはありませんか?

我が家の小4長女の一番へのこだわりは、
本当に何から何まで凄まじいものでした。
2歳下の妹相手でも、
ずーっと順番や勝ち負けを譲ることは出来ず、
私の隣で手を繋ぐのも、
お風呂に入るのも、
ご飯を出すのも、
お菓子をあげるのも、
全てにおいて妹を優先すると大癇癪になってしまうので、
いつも長女を優先してきました。
私が理解・共感できなかったのは、
大人が考える負けず嫌いとはちょっと種類が違ったからなんです。
たくさん努力をして頑張ったのに負けて悔しい。
それは共感できます。
しかし、
- お風呂に入る順番(そんなに大事?)
- 玄関でどっちが先に靴を履くか(そんなに大事?)
- 自分より先におやつ食べ始めた(それもダメ?お姉ちゃんの分はあるのに?)
娘にとっては、パニックを起こすほど大事なことでも、
私にとってはなぜそこまでこだわるのか?がわからず
大きなストレスとなっていました。

1番にこだわる子が抱えている困りごと
しかし、順番にこだわるのも、
1番じゃなくちゃ気が済まないのも、
本人にだって、理由がわからないんです。
それは、発達凸凹キッズにとって、
わがままではなく、
脳の特性によるものなので、
気合いや根性でどうにかなる物ではありません。
そして私は、ささいなことで、何度も起こる
きょうだい喧嘩ばかりの毎日に疲れた状態で、
気持ちに余裕がなく、
随分その娘の行動を叱りつけてばかりでした。
どうして一回くらい妹に譲ってあげられないの?
いつも一番じゃなきゃ嫌なんて
お友達にも嫌がられちゃうよ!
と娘を攻めてしまっていたんです。
ある時、幼稚園年長だった娘から、
「いつもいつもどうしてって聞かれてもわかんないよ!」

と言われて、娘を追い詰めていたことにやっと気付いたんです。
そこで、私は対応と考え方を変えました。
これは全てのご家庭でできることではないかもしれませんが、
我が家では効果があった対応方法を一例としてご紹介します。
夏休みや冬休みに
こんな小さなことで毎日ケンカになるなんて耐えられない・・・。
そんなママのヒントになればと思っています。
そんなママのヒントになればと思っています。
「これウチには無理だわ〜」と思う方は
別の方法もまたご紹介しますので楽しみにお待ちください^^
わが家で効果があった、お家の中だけ“こだわる子が1番”作戦
それは、
家の中ではいつでもお姉ちゃんが一番最初!
を叶えてあげた事です。
幸い、次女はとっても容量のいいタイプ。
どっちが得か?が割と小さいうちからわかる子でした。
なので、
順番にこだわるお姉ちゃんを1番にしてあげる代わりに、
妹ちゃんのお願いも必ず1つ叶えてあげるという方法で、
納得して協力してくれました。

ポイントは、よ〜く考えたら、
妹の方が好条件になっていること♡
次でもいいよ!って譲ってくれた妹ちゃんには
こっそり大きく切ったケーキにしてあげたり、
お風呂から出る順番を姉に譲ってくれた時には、
先に姉を拭いた後お風呂に戻り、
「ママとのラブラブタイムだね♪
後から出るとゆっくりお話しできて楽しいね^^」
と言って、ぎゅーっとする時間をたっぷり作ったり。
そんな風に家ではずっと姉優先にしてきた結果、
長女が2年生になったある日のことです。
「今日から妹が先にお風呂出ていいよ」
と言えたんです!!!
私は嬉しくて思いっきり褒めると同時に
思わず、「どうしたの?!」と聞いてしまいました。
すると、
「今までも、妹がずっと譲ってくれていた事は、わかってた。
だけど、ずっとどうしてかわからないけど
妹に順番を譲ってあげることも、ゲームで負けることも嫌で、
先でいいよって、お姉ちゃんなのに言ってあげられなかったのが、
本当は悔しかったんだ。」
と話してくれました。
そこで、初めて長女が自分でも理由のわからないこだわりで、葛藤していた
ことを知りました。
困らせる子は、困っている子
その日に痛い程感じたんです。
今日もきっと日本中のどこかで、きょうだいの
「どっちが先か戦争」が勃発していると思います。
喧嘩ばかりで疲れた…と悩んでいるご家庭に、
対応方法の一つとして、
「家の中だけは、こだわる子の方を優先してあげる」
という方法で、こだわりが和らぐことがあることを、
知っていただけたらと思います。
我が家の場合は、その対応で
長女にも、次女にも思いやりの気持ちがそれぞれ育ちました。
次女にずっと我慢させるのはかわいそう…
と感じたこともあります。
でも次女は、
「私はいつも1番良い方を選んでるからいいの!順番気にしてないから!」
と言っていました。
それもそれで、
臨機応変な対応力かなと思っています★
臨機応変な対応力かなと思っています★
ぜひ、試してみてくださいね!


