夏休み、ゲームを止めるたびに癇癪になるのが怖いママへ
夏休みが近づいてくると、
「ゲームやYouTubeばかりにならないかな」
「宿題を始めるたびに癇癪にならないかな」
「きょうだいげんかが増えないかな」
「毎日怒ってばかりにならないかな」
そんな不安が出てくるママも多いのではないでしょうか。
特に、ゲームやYouTubeを終わらせる場面で癇癪になりやすい子の場合、
ゲームを止めるたびに癇癪になるのはしんどい。
けれど、このままゲームをさせ続けるのも違う気がする。
結局、怒鳴って止めようとして、
私も子どもも崩れてしまう。
そんな板挟みになってしまうことがあります。
ゲームそのものが原因ではないかもしれません
ゲームを終われずに癇癪になると、
「ゲームが好きすぎるから」
「我慢が足りないから」
「わがままだから」
そんなふうに見えてしまうことがあります。

もちろん、ゲームやYouTubeは刺激が強く、切り替えにくくなりやすいものです。
けれど、5歳を過ぎても癇癪が続いている子の場合、原因はゲームそのものだけではないかもしれません。
その奥には、
「止まる」
「待つ」
「切り替える」
という行動や感情を自分でコントロールする力の未熟さが隠れていることがあります。
つまり、ゲームを終われない姿は、
「ゲームが大好きだから終わりたくない」だけではなく、
楽しいことを途中で止める力、
次の行動へ切り替える力、
思い通りにならない時に気持ちを立て直す力が、
まだ育ちきっていないサインかもしれないのです。
癇癪をその場でおさめるだけでは、また同じ場面で崩れやすい
癇癪が起きると、ママはどうしても
「今すぐ落ち着かせなきゃ」
「泣き止ませなきゃ」
「早くやめさせなきゃ」
と、その場をどうにかおさめることに意識が向きます。
もちろん、危ない時には安全を守ることが最優先です。
けれど、癇癪を起こしたその場だけをどうにかしようとしても、
また次の日、同じようにゲームを終える場面で癇癪になることがあります。
なぜなら、癇癪の根っこにある
「止まる」「待つ」「切り替える力」が育っていないままだと、
同じ場面でまたつまずきやすいからです。
夏休みを穏やかに過ごすために必要なのは、
癇癪を起こしたその場でどうにかおさめることだけではありません。
毎日の過ごし方の中で、
子どもが自分で止まる・待つ・切り替える経験を少しずつ増やし、
コントロール力を育てていくことが大切です。
実は夏休みは、コントロール力を育てるチャンスです
夏休みは、宿題・ゲーム・YouTube・生活リズムの乱れ・きょうだいげんかなどで、癇癪が増えやすい時期です。
一方で、夏休みは子どもの状態を整えやすい時期でもあります。
なぜなら、学校がある時期に比べて、
・先生や友達との関わりによる刺激
・時間に追われる朝
・授業中のストレス
・集団生活の緊張
などが少なくなるからです。
癇癪が多い子にとって、ストレスや刺激は大敵です。

ストレスや刺激が多い状態では、
ママがどれだけ関わり方を整えようとしても、
子ども自身が受け取れる余裕がないことがあります。
けれど、学校ストレスや刺激が少し減る夏休みは、
おうちでの関わり方を整えることで、
変化のきっかけを作りやすい時期でもあります。
さらに、夏休みは親子で過ごす時間も増えます。
だからこそ、夏休みをただ
「癇癪が増えやすい時期」として我慢して乗り切るのではなく、
毎日の過ごし方の中で、子どものコントロール力を育てるチャンスに変えていくことができます。
夏休みの過ごし方で、癇癪の出方は変わっていきます
夏休みに癇癪が増えやすい子は、
「癇癪を起こさないようにする」ことだけを目指すと、ママも子どもも苦しくなってしまいます。
大切なのは、
癇癪が起きた時に親子で崩れ続ける毎日から、
子どもが少しずつ自分で止まる力を育てられる毎日へ変えていくことです。
そのためには、
ゲームを無理やり取り上げる、
泣いている子に正論を言い続ける、
怒鳴って止める、
という関わりだけではなく、
日常の中で、
子どもが楽しく「止まる」「待つ」「切り替える」経験を積める関わりを増やしていくことが大切です。
そこで味方につけたいのが、“遊び”です。

癇癪を減らすカギは“遊び”にあります
「え?遊び?」
と思うママもいるかもしれません。
宿題もしない。
ゲームやYouTubeばかり。
注意すると怒る。
お風呂も嫌がる。
きょうだいげんかも増える。
そんな状態なのに、遊んでいる場合じゃない。
そう感じることもあると思います。
けれど、遊びの中には、子どものコントロール力を育てる要素がたくさん入っています。
たとえば、
合図を聞いて止まる。
順番を待つ。
ルールに合わせて動く。
楽しい気持ちを保ちながら、途中で動きを切り替える。
こうした経験は、
「自分で止まる力」
「待つ力」
「切り替える力」
の土台になります。
しかも、遊びの中なら子どもは「楽しい!」という気持ちで動けます。
この“楽しい”という状態が、とても大事です。
癇癪が起きている時は、子どもの脳もストレスモードになっています。
そこに、
「なんでできないの?」
「ちゃんとして」
「早くして」
という言葉が重なると、さらにイライラしたり、もっと荒れたり、切り替えにくくなることがあります。
一方で、
楽しい!
できた!
ママが見ていてくれて嬉しい!
またやりたいな!
こんなポジティブな気持ちの中では、子どもは動きやすくなります。
そして、できたことを肯定していくと
子どもの脳には
「止まれた」
「切り替えられた」
「できた」
という経験が残っていきます。
脳は、繰り返し使った回路が育ちやすい仕組みになっています。
だから、楽しい遊びの中で
止まる・待つ・切り替える経験を繰り返すことで
少しずつ 自分で行動や感情をコントロールする力が育っていくんです。
この力が育ってくると
結果的に、癇癪や暴言、切り替えの苦手さも落ち着きやすくなっていきます^^
今日からできる「ストップ遊び」
今日やるなら、たった1回で大丈夫です。
おうちの中で、
「ジャンプして、ストップ!」
「ママが手を叩いたら止まるよ」
「歩いて〜、ストップ!」
「ピタッと止まれたね!」
こんな小さな遊びを1回だけ試してみてください。
楽しい中で止まれた経験が、
「自分で止まる力」、つまり行動や感情のコントロール力の土台になります。
この土台が育ってくると、
ゲームを終える時、
宿題へ切り替える時、
お風呂へ向かう時にも、
少しずつ
「止まる」
「切り替える」
がしやすくなっていきます。
夏休みを、親子で崩れる時間にしないために
夏休みは、親子バトルが増え、癇癪も増えやすい時期です。
一方で、
学校ストレスや刺激が減り、
親子で過ごす時間が増えるからこそ、
子どものコントロール力を育てるチャンスにもなります。
この夏休みを、
ただ癇癪をひたすら我慢するだけの時間にするのか。
それとも、
親子で楽しく関わりながら、
癇癪が落ち着きやすい力を育てる時間にするのか。
その差は、夏休みの過ごし方で変わっていきます。
まずは今日、
遊びの中に「ストップ!」を1回だけ入れてみてくださいね^^

