さて今日は、
「夏休みを回復のチャンスにするには、
不安で動けない子のネガティブ思考を
リセットし、
学習意欲が戻る脳の状態を作ることが
大事です。」
というお話です。
もう1学期も残すところ
あと1か月を切りました。
夏休みが近づくと、
不登校のお子さんのママは
こんなふうに思いませんか?
「この夏の間に、少しでも勉強の遅れを
取り戻してほしい」
「2学期こそは、学校に
戻れるようにしたい」
「生活リズムも整えたいし、
勉強も少しは始めてほしい」
だけど現実は、
朝起きない。
昼過ぎまで寝ている。
スマホやゲームばかり。
勉強の話をすると不機嫌になる。
予定を立てても、
当日になると「無理」と言う。

そんな姿を見ていると、
ママの心の中には焦りが出てきます。
「夏休みまで何もしなかったら、
2学期もまた行けないんじゃないか」
「このまま勉強しないまま、
進路はどうなるんだろう」
「本当はやればできる子なのに、
どうして動かないんだろう」
そんな不安でいっぱいになりますよね。
私も、そうでした。
息子が起立性調節障害で
不登校になった頃、
私は看護師でもあり、
夫も医師だったので、
水分、塩分、生活リズム、運動。
体のために大事なことは
分かっていました。
だけど、
だからと言って、
子どもが動けるようになるのは
まったく別でした。
朝は起きられない。
学校の話になると固まる。
勉強の話をすると表情が曇る。
そして息子は、
こんな言葉を口にしていました。
「二度と勉強しない、
二度と学校行かない。」
この言葉を聞いた時、
私は胸がぎゅっと苦しくなりました。
親としては、
励ましたくなります。
「そんなことないよ」
「まだ大丈夫だよ」
「少しずつやればいいよ」
けれど、
不安でいっぱいの子どもには、
その励ましさえプレッシャーに
なることがあります。
なぜなら、
不安で動けない子は、
やる気がないのではなく、
頭の中で、すでに失敗の未来を
見ているからです。
「またできなかったらどうしよう」
「今さらやっても追いつかない」
「どうせ自分には無理」
「失敗したら終わり」
そんなネガティブな予測で
脳がいっぱいになっている。
だから、
勉強を始める前に、
心がブレーキを踏んでしまうんです。
夏休みは、
勉強の遅れを取り戻すチャンス。
それは間違いありません。
だけど、
不安で動けない子にとっては、
いきなり勉強を始めることよりも先に
必要なことがあります。
それが、
ネガティブ思考のリセットです。
「どうせ無理」
「また失敗する」
「今さら意味がない」
この思考のクセが強いままでは、
どんなに良い教材を用意しても、
どんなに優しく声をかけても、
子どもの脳は学ぶモードに入りません。
反対に、
ネガティブ思考がゆるんでくると、
子どもの中に少しずつ変化が出てきます。
「これなら少しできるかも」
「今日はここまでならやってみる」
「ちょっと見てみようかな」
そんな小さな言葉や行動が
出てくるようになります。
この小さな変化こそが、
学習意欲が戻り始めるサインです。

学習意欲とは、
いきなり机に向かって何時間も
勉強することではありません。
まずは、
「やってみてもいいかな」と思えること。
失敗しても終わりじゃないと思えること。
自分で選んで、
小さく動き出せること。
ここから始まります。
だから私は、
夏休みをただの休み期間ではなく、
不安で止まっていた子の脳を
“学びに向かえる状態”へ戻す期間
にしてほしいと思っています。

夏休みに大事なのは、
ママが勉強を管理することでは
ありません。
子どもの中の
「どうせ無理」をゆるめて、
「少しやってみる」を引き出すことです。
そのために必要なのが、
ママの会話です。
どんな言葉をかけるか。
どんな順番で声をかけるか。
どこまでハードルを下げるか。
どんな小さな行動を肯定するか。
ここが変わると、
子どもの反応が変わります。
子どもの反応が変わると、
夏休みの過ごし方が変わります。
そして、
夏休みの過ごし方が変わると、
2学期への不安も変わっていきます。
不安で動けない子が
なぜ勉強に向かえなくなるのか。
「やればできる子」なのに
なぜ動き出せないのか。
そして、
ママのどんな会話が
「どうせ無理」をゆるめ、
学習意欲を取り戻すきっかけになるのか。
必要なのはただの知識ではない
生きたスキルです。
夏休みを、
ただ不安に過ごす時間にするのか。
それとも、
お子さんの「やってみる」を育てる時間に
するのか。
その分かれ道は、
夏休み前のママの関わり方で変わります。
不安で動けない子の学習意欲を
もう一度取り戻したいママは、
ぜひ明日のメルマガも
楽しみにしていてくださいね。
今日はここまでです。


