さて今日は
「問題解決の思考ではなく
「感動設計」の思考がうまく行く理由」
というお話です。
起立性調節障害の子を育てていると、
毎日が「問題解決」になりませんか?
朝起きられない。
昼夜逆転している。
ゲームばかり。
学校の話をすると黙る。
勉強も遅れている。
一つ落ち着いたと思ったら、
また次の問題が見えてくる。
私もずっと、
「どうしたら解決できる?」
「次は何をしたらいい?」
「何が足りない?」
そんなふうに、
問題を探しては答えを出すことを
繰り返していました。
看護師という仕事柄もあるのかも
しれません。
困ったことがあれば原因を探す。
情報を集める。
方法を考える。
それが得意だったし、
それが誰かの役に立つことだと
思っていました。
そんな私の「考える順番」が、
今回のハワイで大きく変わったんです。

帰国してすぐ、
家族で過ごせる時間を計算しました。
受験生もいる。
仕事もある。
今年は長い旅行はできない。
以前の私だったら、
「限られた時間で、
どこなら効率よく回れる?」
あるいは
「今年は旅行は無理だな」
と考えていたと思います。
でも、感動設計の思考を学んだ
今回は違いました。
最初に考えたのは、
「限られた日数で、家族にどんな感動を
手渡したい?」でした。
すると、不思議なくらい
考えることが変わりました。
泊まる宿も、
「寝られればいい」ではなく、
「ここで朝を迎えたら、
どんな気持ちになる?」で選ぶ。
少し奮発もしました。
予定をたくさん詰め込むのではなく、
時間最小限、感動MAX。
そんな家族旅行をつくろうと思えました。
すると、俄然、旅行の計画も
家族への思いも、
旅行自体の楽しみもMAXに。
仕事でも同じことが起きました。
メルマガを書く時も、
「今日は何を教える?」から、
「読み終わったママに、
どんな未来を感じてもらいたい?」へ。
セミナーをつくる時も、
「何を理解してもらう?」から、
「帰る時、どんな気持ちに
なっていてほしい?」へ。
すると昨日のセミナーで、
これまであまり聞かなかった感想が
届いたんです。

「ワクワクしました」
「これからの未来が楽しみになりました」
「大下さんとともに歩んでいきたいです」
その言葉を見た時、
ああ、これなんだ。
と思いました。
もちろん知識は大切です。
困っていることを整理することも
必要です。
その上で、人が本当に
一歩踏み出したくなる時って、
「問題が全部なくなった時」
ではないんです。
「こんな未来になったらいいな」
と、自分の心が動いた時。
その感動を共有できた時。
人はその未来に向かって、
考え始めます。
これは、
不登校や起立性調節障害の子どもたちも
同じなのではないかと思っています。
「どうしたら朝起きられる?」
「どうしたら学校へ行ける?」
「どうしたらゲームを減らせる?」
問題だけを見ていると、
親子ともに、
できていないことを
探す毎日になってしまいます。
そこから少しだけ視点を変えて、
「この子が、どんな毎日を送れたら
嬉しいだろう?」
「この子自身は、どんなことなら
やってみたいだろう?」
「学校だけじゃなく、この子の
世界が広がるとしたら?」
そんな感動から考えてみる。
すると、
今まで「問題」にしか
見えなかったものの中に、
違う入口が見えてくることがあります。
ゲームが好きなら、
そこから会話が生まれるかもしれない。
料理が好きなら、
材料を買いに行くことが
一歩になるかもしれない。
好きな友達に会いたいなら、
その気持ちが外へ動く
エネルギーになるかもしれない。
私はハワイで、
感動を共にすることは、
人の人生を動かすきっかけになる
ということを体感しました。
だから帰国してから、
「もっと正しい答えを出そう」
ではなく、
「もっと感動を仕入れよう」
と思うようになりました。
自分だけで考えていたら、
私はきっと今までと同じ答えを
出していたと思います。
だから私は、
自分にはない視座を持つ人と話す。
知らない世界に行く。
違う環境に身を置く。
新しいことを学ぶ。
そこから、自分の当たり前を
何度も揺さぶってもらうことにしました。
今回のハワイも、
私にとってはその環境の一つでした。
だから今、
毎日お子さんのことで
悩み続けているママに
伝えたいんです。
今ある問題を全部解決してから、
未来を考えなくていい。
順番を逆にしてもいいんです。
「どうしたらこの問題をなくせる?」
の前に、
「本当は、親子でどんな未来を見たい?」
と考えてみる。
もし答えが浮かばなければ、
それはあなたに夢がないからでは
ありません。
今まで一生懸命、
目の前のことを何とかしてきたから。
そんな時こそ、
自分とは違う景色を見ている人と
話したり、
新しいことを学んだり、
いつもと違う環境に
身を置いてみてください。
自分一人の頭の中にはなかった
選択肢と出会えることがあります。
私自身が今、
それを体験しています。
「問題解決より、感動設計。」
問題を探すことから始めるのではなく、
見たい未来を描いて、
そこから今日の一手を決める。
子育ても、仕事も、人生も。
その方が、
私たちはもっと
自分から動きたくなるのかもしれません。
今日、ひとつだけ。
お子さんの問題を見る前に、
自分に聞いてみてください。
「私は、この子とどんな未来を見たい?」
そこから今までとは違う一手が、
見つかるかもしれません。
今日はここまでです。


