今日は4回の講座の内、
最後の講座になる
レクチャー4の日でした。
3ヶ月で変化成長した
ママさんとお子さんの
姿に感動する日です^ ^
ご紹介したいエピソードが
たくさんあるのですが、
今日は3歳の女の子のママを
ご紹介します。
繊細で賢い娘ちゃんは
吃音の自覚が早く、
保育園で1日ずっと
話さなくなってしまいました。
幼児さんは一人で
できないことが
たくさんあります。
せめて先生だけにでも
話せていればよいのですが、
先生たちも一度も
どもっているところを
見たことがない、
という状況で、
進行の速さと深刻さを
感じました。
そんな娘ちゃんですが、
ママが発コミュを学び、
娘ちゃんに今必要な対応を
していただけたおかげで、
吃音が緩和し、
たくさんおしゃべり
するようになり、
今までわがままを言うことが
ない子だった子が、
初めて自分の気持ちを発して
わがままを言えるように
なったそうです^ ^
事前にいただいた資料には
こんな一文がありました。
ーーーーー
発コミュを受講する前は
言葉(吃音)のことばかり
気になっていましたが、
もっともっと素晴らしい
ところが沢山あったのに、
なぜ、今までそこに
気がついてあげられなかったの
だろうと思うほど、
最近は良いところを
沢山見つけてあげられる
ようになりました。
以前は、
してほしいことや
やってほしくないことを
先回りしてガミガミ言って
いましたが、
今だったら挑戦も失敗も
笑っていいよいいよ~!
とやらせてあげて、
褒めポイントをうまく
探していくことを最優先に
考えます。
吃音を治したいという
気持ちでこの発コミュに
入りましたが、
言葉以上に大事なものを
学びました。
ーーーーー
Sさん、ありがとうございます。
聞き分けがよく、
大人の顔色をみて何をすべきか
判断できてしまう子は、
本人も無意識的に
頑張りすぎてしまって、
ママに甘えたいという気持ちを
押さえてしまう子がいます。
実は吃音を抱えているお子さんには
わりと多い傾向です。
そうやって自分の本音を
隠すことによって、
吃音が悪化するという
悪循環にはまって
しまっている子もいます。
親からすると育てやすくて
ありがたいのですが、
何か我慢しているんじゃないかな?
と心配になる子でもありますよね。
そんな子に発コミュを開始すると、
ママはどんな私も
受け止めてくれる!
ということが伝わり、
徐々に自我を出し始めます。
「小さい大人」になっていた子が、
はじめて子どもらしく
ママに甘え始めるのです。
それに対しての
Sさんのこのコメントが
すばらしいと思いました!
甘えてわがままになることへの
愚痴が一切ない!!
(私なら絶対、愚痴っちゃう。
愚痴っていいんですよ〜。)
愚痴るよりも何よりも
Sさんの視座がまったく違うレベル
にあることを感じました。
Sさんのお子さんのわがままは
大したことがないのかも
しれませんが、
中には、
赤ちゃん返りをしたかのように
抱っこを求めたり、
「ご飯食べさせて」
と、できることも頼ってきたり、
「ママ、見て!」と
ずっとママの注目を集めようと
しつこくするようになる
場合もあります。
ちょっとこの時期は
ママも辛抱の時期です。
どんなに無理を言っても
ママはいつも笑顔で
受け入れてくれる、
と理解されると自然と
わがままは引いていきます。
そして吃音が落ち着いていきます。
実は大人の吃音者の中には、
親に甘えられなかった記憶を
乗り越えられず吃音を悪化
させている人がいます。
そんな方への治療法として、
幼児期の満たされない記憶を
イメージ療法で理想の記憶に
上書きするという方法があります。
50代の男性が、
お母さんに「抱っこして!」
と甘えて抱っこしてもらう
記憶からやり直すのです。
それぐらい吃音の子には、
子どもの頃のママとの記憶が
大きく影響します。
みなさんは、
お子さんにどんなママの記憶
を刷り込んでいますか?
イライラ怒っている顔ですか?
ニコニコ笑っている顔ですか?
子どものすることに
目くじらててていることって
本当に今させなきゃいけない
ことですか?
Sさんのように
お子さんの良いところを
見つける達人になって、
笑顔のママを記憶させて
くださいね^ ^