「吃音を気にしないように」
と言い聞かせても、
気にし始めてしまったら
気になるのが人間の脳です。
本人の努力では
どうにもならないことなので、
「吃音なんて気にならない!」
という状況を作ってあげてほしい
と思っています。
そのために親の私たちに
何ができるか?
というと、
吃音を上回るだけの自信を
授けてあげることです。
「うちの子は背も小さいし、
走るのも遅いし、
自信だなんて…」
と思った方、
残念な思考の持ち主です。
あなた自身の存在の威力を
わかっていません。
子どもが生まれて初めて
授かる自信というのは、
生後、数ヶ月の内にママから
受け取ります。
オギャーと泣く以外、
何もできない人生の始まりは
不安でいっぱいです。
そんな時に
泣けば抱っこしてくれる、
泣けばおっぱいをくれる、
不安になるといつも現れて
安心させてくれる、
揺るぎない存在として赤ちゃんに
認識されます。
そこで「母子の絆」がしっかり
結ばれると
「何かあればすぐ
戻るところがある」
という「安全基地」が形成
されます。
これが生まれて初めて授かる
最初の自信であり、
一生涯続く自信になります。
この安全基地ができることで、
ママから離れて、
少しずつ活動範囲を広げて
いろんな経験を積むことができる
ようになります。
安全基地になるママの存在は、
失敗しても、
困ったことがあっても、
「どんな自分も
受け止めてくれる
ところがある」
「いつも帰るところがある」
という場所です。
人はこの安全基地の形成が
不十分だと、
困難なことがあった時に
ふんばりがきかなかったり、
立ち直りにくい、
または、楽しいはずなのに、
ぽっかり穴が空いたように
満足できないということが
起こります。
だからとっても大事。
それなのに、
この安全基地が崩れたまま
大人になって生きている人が
実はたくさんいます。
それはなぜか?
どの親も一生懸命育てているのに、
この安全基地を知らず知らずのうちに
自分で壊してしまうからです。
それは、
ちょっとした声かけのチョイス、
ちょっとした態度の過ち
からきます。
・なんでこんなこともできないの?
・毎日、同じこと言わせないで!
・そんなことぐらい自分でやって!
・またあんたは!
・ため息
・しかめっ面
・落胆した態度
などなどが子ども達に
疑いの気持ちを抱かせます。
「ママは僕/私のことを
ダメな子だと思ってる」
「ママの理想通りの子になれていない
その結果、
ママに怒られないように、
ということばかり気にしていたり、
または、どうせ怒られるんでしょ!
と怠惰になったりしていきます。
子どもはまだまだ発達期。
できないことがあって当たり前!
できないことよりも
できたこと、
していることに注目して
いつも肯定の声かけをしていれば
安全基地は守られ、
ママの存在は絶対的な地位を
維持します!
そんな絶対的地位のママから笑顔で、
「子どものうちはね
ことばを覚える時に
どもる子がいるの。
成長すればよくなるから
大丈夫だよ!」
と自信満々に言われたら
どうですか?
どもるのやだな、、、
いつよくなるんだろう、、?
と不安に思っていた子で、
「あのママが言うなら
その内よくなるんだろう!」
と希望を持てるようになります!
吃音をよくしたい!
と思ったら、
まずは子どもへの
見方・捉え方・声かけを変えて、
母としての安全基地を
しっかり整えることです!
そして、子どもからの
絶対的安心感を守り切って、
ママが自信を持つことです。
子どもに自信をつけるようりも先に
ママが自信を持って言い切ること!
そうすると、子どもも
ママの言葉を信じられるようになり、
自分を信じられるようになります!
子どもを変えることよりも
まず先にママが変わる!
そんな強くて優しいママ
になりたい方を
私は全力で応援します!