吃音は、日常的に起きる
小さなミスコミュニケーションの
積み重ねで悪化します。
ということは!
そのミスコミュニケーションを
最小限に抑えることができれば
吃音を改善に導くことができる、
という訳です!
では、そのミスコミュニケーション
ってどんなものがあるでしょうか?
あまりにも小さな
ミスコミュニケーションなので、
ママたちが気づいていない、
ということがあります。
例えば、
①子どもなりにお片付けしたのに、
「本が逆さま!ちゃんとして!」
②一生懸命ご飯を食べているのに、「早くして!」
③せっかく漢字ドリル書いたのに
「はみ出してる!
枠に入るように書いて!」
④ノリノリで歌っていたら
「音ズレてるよ!」
⑤楽しい出来事を話しながら
ソファーに座ろうとしたところ、
「ズボン汚い!部屋が汚れる!
着替えてきて!」
どこがミスコミュニケーション
なのだろう?
と思うかもしれませんが、
よ〜くみていただくと、
子どものゴールとママのゴールが
ずれているというのが
わかると思います。
①は、子どものお片付けのゴールは、
本を本棚に入れることだったけれども
ママのゴールは、
背表紙が綺麗に見えるように
片付けることだった。
②は、本人なりに
一生懸命急いで食べているのに、
ママからしたら遅い。
③は、子どもとしては、
漢字ドリルを終えることが
ゴールだったけど、
ママは綺麗に枠の中に書いて
ほしかった。
④子どもはノリノリで
楽しく歌えればOK!だったのに、
音やリズムの正確さを
求めてしまった。
⑤子どもは話を聞いてほしかったのに
ママは汚れた服で部屋を汚されたく
なかった。
小さなズレから大きなズレまで、
様々だということがわかります。
こんなミスコミュニケーションが
積み重なってくると、
「ママは頑張っていることを
わかってくれない」
「ママは自分のことを
認めてくれない。」
「どうせ何をやっても
何か言われる…」
と思わせてしまって、
ママがどんなに褒めても、
毎日「大好きだよ!」と伝えても、
それが子どもの脳に届かない、
という事態になります。
できた時だけ褒めたり、
毎日、愛情を伝えるだけの
肯定の仕方ではなく、
ママの見方を変えて、
子どもの脳に届く声かけに
変えていきましょう!
続きは明日、
解説しますね^ ^