「吃音は治らない」の先入観を捨てよう!

吃音

「吃音は治らない!」
と思っていませんか?

なぜ、そう思うように
なったのでしょう?

治らない人もいるから、
その子が治らなかった時のことを
考えて余計な期待をさせないように、
という配慮から、
来ているのでしょうか?

それって余計なお世話
かもしれない???
と思ったことないですか?

私たち大人は
いろいろなことを経験して、
積極的に挑戦するよりも
リスク回避を優先する思考
になっていることがあります。

その考えを子どもたちに教えますか?

成功する可能性が低いことに
子どもが本気になった時、

「それでは食べていけない!
 もっと安全ぱいなところを
 ねらってほしい!」

と願って、
そんな声かけをしていませんか?

実は!!!

子ども達の可能性を
つぶしているのは、
大人達の声かけなんです。

吃音に関しては、
まさにそれが色濃く出ています!

吃音の発症率は、
どこの国で調べても5〜8%。

その中でも自然治癒するのは7〜8%。

大人になっても吃音に悩んでいる人は人口の1%。
100人に1人と言われています。

100人に1人の人が治らないのか、
というとそういうわけでは
ありません。

大人になっても吃音の症状が
残っている方の発話を
よ〜く調べてみると、

全発話の中で、どもっている割合って
1割にも満たないことがほとんど
なんです。

9割はスラスラ話しているのに、
1割のどもる症状に意識が
向いてしまい、

「私は吃音者だ〜!」

と、いつどもるか不安に
過ごしています。

あなたは9割はスラスラ話せて
いるんですよ。

あなたの脳にはスラスラ話せる
ネットワークがもうしっかり
育っているのですよ。

どもってしまった自分を責めて、
なげいていると、
どもるネットワークがムクムク
活動してどもって悪循環に
なってるだけですよ。

というのが大人の吃音の正体です。

大人の吃音者の方の多くは、
吃音にこだわっていた自分を
俯瞰してみるステージに
入る時が来て、

吃音がス〜っと消えていく経験
をする方がいます。

いろんなケースがありますが、

・どもることよりも大変な大病を
患って価値観がが変わったら、
どもらなくなった。

・仕事の都合で海外生活を送る
ことになり、つたなくても
コミュニケーションをとること
だけにフォーカスしていたら
吃音が出なくなった。

・大勢の前で話す機会があり、
どもらない成功体験をしてから
どもらなくなった。

・いろんな経験をしたら、
吃音なんて悩むに足らないと
感じてどもらなくなった。

大人の吃音の場合は、
子どもの頃にどもって
苦い経験をしたことが、
ネガティブな感情とセットで
記憶されることが、
症状をこじらせているだけ、
ということになります。

考え方、捉え方を変えることで
吃音はよくなります。

では、子どもはどうか?
というとちょっとだけ
事情が変わってきます。

子どもの脳はまだまだ発達途上です。
どもる体質の子の脳には、
どもるネットワークもあれば、
どもらないネットワークもあります。

ですが、どちらも未熟!

特にまだ、
「どもらないネットワーク」
が育ってきていません。

だから頻繁にどもってしまいます。

そこで、子どもの場合は、
どもりにくい環境を整えて
あげることが必須になります!

それはどんな環境で、
どうやったらいいか?

それについては、
また明日、解説しますね!

タイトルとURLをコピーしました