「様子をみましょう」と言われたけれど 本当にそれでいいのか不安になっていませんか? 子どもの吃音は様子をみるより早めに対応した方が良いメリットと早めの対応で良くする 接し方をお伝えします。
子どもの吃音「様子をみましょう」と言われる理由
お子さんが吃音を発症し病院や言語聴覚士に相談したけれど「様子をみましょう」と言われた経験のあるママはいませんか?
幼児の吃音ガイドラインでは発症1年間は様子をみると明記されています。なぜ様子をみましょうと言われれるのか?
それは、幼児期に発症する吃音の7割が自然と治るからです。さらにもう1つの理由として、吃音発症率5%の多さを診るだけの専門家がいないからです。言語聴覚士といっても誰もが吃音に詳しいわけではありません。
子どもの吃音をきちんと診れる言語聴覚士を見つけるのは大変なくらいです。なので、最初は様子をみるように提案されることが多いです。
悪化した息子の吃音
私の息子は3歳の時に吃音を発症しました。息子の話し方の異変に気付いた私は心配になり、保育園から紹介して頂いた 言語聴覚士に相談し「もう少し様子をみましょう」と言われました。
しかしその後、息子の吃音症状はどんどん悪化していきました。当時の私は子どもの吃音に関する知識もなければ、どのように対応すればいいのかも全くわかりませんでした。
吃音早めの対応のメリット
では、本当に子どもの吃音を様子をみているだけで放置していていいのか?
世間が吃音を放っておいてくれるのならいいのですが 、ささいな一言だったり話し方をまねされたりどもることを笑われたり他人の反応が吃音っ子の心を傷つけ、話すことに対して不安を抱えるようになってきます。
この時期の対応を間違えると吃音を悪化させ、長引かせる原因にもなります。
実は様子をみましょうと言われるこの時期の対応で吃音は良くなります。お子さんが吃音にネガティブな感情を持つ前に話すことに不安を抱く前にアプローチしていきましょう。
今日からできるお家での接し方
親子の絆を深めることは子どもの吃音を治す上でポイントと なってきます。そのためにスキンシップをとることが大切です。
例えば
・抱っこやハグ
・手をつないでお散歩
・マッサージをする
・一緒に本を読む
など仕事、家事、育児に日々忙しいママですが、たった5分でもいいので、スキンシップを取る時間を作ってみてください。
さらにもう一つお子さんに肯定の声かけをしていきましょう。
肯定の声かけは自信へと繋がりたとえどもったとしても 気にせず話し、次第に吃音が良くなっていきます。是非今日から試していてみてくださいね!
365日ママが対応を知ってお家で吃音はよくできます!
執筆者:井口あおい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)