小さな悩みでも吃音のある子どもにとっては大きな悩み!しっかり対応するママから学ぶこと

脳を育てる

今回は、上級講座生の
Fさんのエピソードから
「これって大事だな〜」
と思った事をご紹介します。

Fさんの娘さんは、
吃音もあり、
繊細なお子さんでも
あります。

そんな娘さんから
Fさんにこんな相談が
ありました。

「給食の時間が短く、
量を自分で決めても、
全部食べられないことが嫌。

かといって、
減らしすぎるのは
お腹が減るので嫌。」

という悩み事を
相談されたそうです。

うっかりすると
「そうなんだ〜」と
聞き流してしまいそうな
悩みかもしれませんが、

吃音のある繊細な子にとっては、
このようなちょっとした
嫌なことが登園しぶりに
つながったり、

吃音のぶり返しにも
つながります。

そのことをよく知っている
Fさんはすぐに
先生と情報共有される
動きに出ました。

先生からの情報は、

・今週に入り給食中に
音楽をかけるようになり、
お喋りをたくさんして
食べるスピードが
落ちてしまったこと。

・今までは食べられていたが
今週は残すことが増えたこと。

・先生が30回噛んで
食べようと言っているので、
真面目な娘ちゃんは
しっかり噛んで食べるため
遅くなること。

先生に残すことを
伝える時に、
申し訳なさげに
言っていること。
(ここをキャッチしている
先生すばらしい!)

がわかりました。

私はここまでの話を聞いて、
私ごととして思い当たる節があり、

「そっか〜。
それは辛いよね〜。」

とうなっていました。

なぜなら私自身が
「30回以上噛む」を
間に受けて、

食べることが遅くて
ずっと悩んできた過去が
あるからです。

しかも、私は今でも
早食いができません!

この一見大したことがない
悩み事について相談すると、
たくさんの方から、

仕事をするようになったら…、
子どもを産んだら…、
早食いできるようになる、

と言われ続けてきましたが、

どんなに忙しくなっても
食べ物をよく噛まずに
飲み込むということができず、
ずっと悩んできています。

食堂で食べられる年齢に
なってからも、

友人や同僚と食堂に行くと、
食べ終わるのが1番最後になり、

人を待たせてしまうのが嫌で、
ずっとお弁当人生を
送っていたぐらいです。

小学生の頃は、
私の時代は、
食べ残しはダメ!
という時代でしたから、

下膳が済んでも、
みんながお掃除している中、
一人で泣きながら給食を食べ、
一人給食室に食器を
返しに行く子でした。

Fさんの娘ちゃんの
悩みを聞いた時、

地球上で1番
共感したのは私じゃないか?
と思うほど、

娘ちゃんの事情に
勝手に自分の想いを
重ねてしまいました。

母に子どもの頃の話を
したところ、

「あんたは本当に遅かった!
いっつも片付かなくて
本当困ってた!」

と言われました。

そっか。
母からすれば、
食器の後片付けに
影響していたのだなと思い、
苦笑いしてしまいました。

なぜなら、
Fさんの対応が
母とは全く違ったからです。

Fさんは、
この給食問題について
このようにまとめていました。

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保育園でのことを
すぐ自分から話してくれる
ようになっている。

相談できる関係に
なっていることは
いいことだ!

白黒思考の娘、
残すことは悪いことと
なっており、
登園のストレスになっている。

家で、「もうちょっと食べよう」
と言ってしまうことがある。

それをキッパリやめて
残しても笑顔で
受け入れるようにして、
残すことは悪いという思考を
和らげたい。

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神!!!!!
娘ちゃん、理解のある
ママでよかったね!!!

娘ちゃんは、
もう食べ物を残すことは
よくないって
わかってるんです。
だから困っています。

けれども、
体がそれに追いつかない。

私も好きで遅かった
わけではなく、
残すことはできれば
したくなかった。

能力的にできることなら
背中をおしてもいいのですが、

能力的にできないことの時は
無理に背中を押すと

「自分はできない子」

という劣等感を
植え付けるだけで
長期的にみた時に、
いいことがありません。

特に食事のマナーについて
厳しく言われる親御さんが
多くいますが、

食事に関する記憶は
深い記憶になりやすいので、
多少のことは目をつぶり、

楽しい記憶を増やして、
食事の時間が好き!
という子に育てることを
優先することを
お勧めします!

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