吃音×登園しぶりのある子との朝のやり取りに苦戦しているママも多いですよね。毎日本当にお疲れ様です。そんな子どもが朝活で苦手な朝を変えてスムーズに登園することが出来るようになった対応をお伝えします。
吃音×登園しぶりのある子を起こす事から大変な朝は始まる
吃音×登園しぶりのある子との朝の時間の大変さに、毎日ママは心の中で悲鳴を上げていませんか?
忙しい朝の時間は子どもを起こすことから始まり、ご飯を食べて支度をして登園するというシンプルな流れですが、これがとても大変でスムーズにはさせてくれませんよね。

まず子どもを起こすところが難関で「おはよう」と起こしに行くと「イヤ!行きたくない!」と不機嫌になって、泣いたり騒いだり暴れたり…。
説得しようとしても騒いでいる子どもの耳には届かず、お手上げ状態になることはありませんか?
まず起きてくれないことには、何もできませんよね。
この「子どもを起こす」ということが一番重要で大変なことなのです。
この「子どもを起こす」ということが一番重要で大変なことなのです。
朝が苦手で起きられない吃音×登園しぶりのある息子
私の息子は朝が大の苦手な吃音×登園しぶりをする子でした。
年少で入園し、入園式の日から大泣きをしていました。
次の日から、イヤイヤが始まり最初はみんなが嫌がるものだとよく聞くので、すぐに慣れるだろうと気にはせずに、ポジティブな声掛けでなんとか登園させていましたが3カ月経っても、半年が経っても登園を嫌がることに変化はなく、逆に悪化していきました。
朝起こしに行くと「眠い!行きたくない」「起きるの嫌だ!ママあっちにいけ」「保育園なんか嫌い」といって大騒ぎをする毎日でした。

他の子たちを見ていると、みんな嫌がることなく登園しているようにみえて「なんでみんな普通に登園ができるのにうちの子は…」と他の子と比べてしまうようになっていました。
私は「どうしたら息子が気持ちよく起きることが出来るのか」そんなことをずっと考えていました。
遊んでいる息子を見てひらめいた対応とは
ある日、大好きなブロック遊びに夢中になって遊んでいる息子に「カッコいい作品つくってるんだね!」と声をかけて遊んでいる姿を見守っていました。
「ブロックって本当に楽しいから好き」と息子が言っているのを聞いてピンときました。

好きなことをするなら、朝起きるという苦手を克服することができるかもしれないということを思い付き、息子に朝活を提案して実践してみようと動きました。
夜寝る前に息子に「明日、朝早く起きてブロックしない?」と提案してみました。
すると「朝ブロックするの?やりたいな!でも起きられるかな?」と少し不安な様子でした。
そこで早く起きるために、早く寝ることを提案してみると納得してすんなり受け入れてくれました。
朝活が我が家の朝を変えてルーティンになる!
いつもより早く眠りについて、起きられるのか少し不安がある中で迎えた翌朝、なんと私が起こすよりも先に息子が起きていました!
信じられないという驚きでいっぱいでしたが起きてすぐにブロックに向かい、楽しく作り始める息子をみて、久しぶりに朝の時間を笑顔で過ごすことが出来ました。
ブロックを楽しんでいると「お腹が空いた」と言って朝ごはんを食べることができて、お着替えも自分でできました。
お仕度して余った時間をまたブロックをする時間にあてて、時間になると登園することができました。

楽しいことをして過ごす充実した時間を過ごすことで心が満たされているのです!
気持ちが前向きになっていつもと表情が変わっていました。
気持ちが前向きになっていつもと表情が変わっていました。
今では朝活が息子のルーティンになっています。
早く寝るということも習慣になりました。
早く寝るということも習慣になりました。
ブロック、YouTube、サッカー、おもちゃ遊びなど、毎日好きな遊びをして朝の時間を充実させて登園できるようになりました。
是非、朝活を取り入れて、朝が苦手な吃音×登園しぶりのある子との時間の過ごし方を変えてみてくださいね!
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)