吃音のある子には、
行動を止める関わりをするよりも、
子どもの好奇心を解放し、
自由にのびのびさせる関わりを
習慣にすると、
吃音が落ち着くだけではなく、
自分で考えて行動する子
になります。
とは言っても、
子どもを自由にさせたら
家が大変なことになります。
家が汚れるのも壊れるのも
嫌じゃないですか。
子どもの好奇心に
付き合ってたら、
ママの体力と時間は
いくらあっても足りないじゃ
ないですか。
言うのとするのとでは、
全然違いますよね。
その葛藤を超えるほどの
体験をした時に
人って変われるんです。
人は今よりもよくしたいと
願いがあったとしても、
できれば面倒なことはしたくない、
できれば我慢と根性で努力なんて
したくない、となるものです。
すると、
願いを叶えるよりも
現状で満足しよう、、、
という方向に走りがちです。
私もそうでした。
娘の吃音をよくしたい!
と心から願っているのに、
娘を完全に自由にのびのび
させてあげることが
なかなかできずにいました。
なぜなら、
やることが増えるから^ ^;
願わくば、
頑張らなくても
勝手に吃音がよくなってほしい、
という願いを捨てきれずに
いました。
自然治癒してくれ〜〜〜!
とずっと願っていました。
けれども、実際は、
ことばが詰まって声もでなくなる
難発の症状が悪化し、
一言話すために
腕をブンブン振って、
顔を引き攣らせながら
10秒ぐらいかけて話すように
なった頃から、
娘の口数は減っていきました。
特に、延長保育ギリギリの
19時に保育園にすべりこみ、
お迎えに行った時は、
朝よりも別人級に
どもる頻度が増えていて、
一語一語、、、
っていうか全部じゃん!
というぐらいどもるので、
話が進まない状態になっていました。
それを数日経験した娘は、
とうとう夜、喋らない子に
なってしまいました。
夫は帰りが遅いので、
夕食は2人っきりです。
私が話しかけても
うなずくか、首をふるか、
ジェスチャーが返ってくるだけ。
部屋に響くのは、
カトラリーと食器の当たる音、
咀嚼音、、、、
娘も辛かったはずですが、
当時の私は
自分が感じる孤独感や
焦燥感が強すぎて、
何も味を感じなくなるほどでした。
そこで、私の渾身の願いが
変わったのです。
「吃音よくなって!」
↓
「どもってもいいから喋って!」
この心境の変化は、
後に振り返っても大きなものでした。
子どもに求めることや期待が
ガラッと変わったのです。
娘が笑ってくれればいい、
喋ってくれればいい、
求めるハードルが下がったことで、
娘が楽しそうにしてると、
私は安心し、
「なんでもやっちゃって!」
「いいよ!いいよ!好きにしな!」
になったのです。
それは、吃音をよくするために
「なんでもさせなきゃ」
「好きなことやらせなきゃ」
と義務のように思っていた時とは
まったく違って、
私が心から願うことになったので、
娘のやらかすことに対して
否定的にみる視点が自然と
なくなっていました。
寝る時間になってから、
家中のカバンを集め、
首、肩、腕にぶら下げ、
「おでかけですよ〜!」
と的外れな遊びをはじめられると、
以前だったら、
「もうおしまい!
もう寝る時間だよ!
片付けて!」
と言ってしまっていたところが、
「どこにおでかけですか〜?
夢の中〜?
さぁ、どうぞ夢の世界へ〜」
とたくさんのカバンと共に
布団に誘うことが
自然とできるようになりました。
「このカバンに何をいれてく?」
なんて2人で妄想している間に
たくさんのカバンと共に
寝ていました。
私も楽しんでいたのです。
ニコニコ笑顔でした。
すると、娘もニコニコ笑顔。
その結果、、、、
どうなったと思いますか?
私の声が娘に通るように
なったのです。
「そろそろ、お風呂にしようか〜?」
というと、
それ以前は、聞こえていても
スルーされ、遊びに夢中で
なかなかお風呂に
入ってくれなかった娘が、
スッと切り替えてお風呂に
入るのです。
お風呂でお絵描きしたり、
おままごとして遊んだら、
入浴後、裸のまま遊び出して
なかなかクリームを塗らせて
くれなかった娘が、
「ママにもぬってあげる」
と一緒にクリームを塗り、
サッと着替えるようになったのです。
私のちょっとした心境の変化で、
私の娘への見方が変わり、
ことばが変わったら、
娘が変わったのです。
実は、以前よりも
ことがスムーズに運ぶように
なったのです。
すると、子育てがラクになります。
さらに楽しくなります。
その結果、
娘の吃音はス〜っと
おちついていき、
半年後にはなくなっていたのです。
こんなに変わるもの?
と自分でも驚くほどでしたが、
感情は伝播する
というように、
親の価値観が変わり、
ものの見方が変わると、
感情が落ち着くのです。
感情が落ち着くと、
子どもが落ち着き、
親子のコミュニケーションが
スムーズになって
子どもの成長が加速するのです。
吃音よくするのって
そういうことだったんだ〜!
と後から気づくことが
できました。
吃音の臨床家として有名な
Van Riper氏は、
吃音がよくなる要因は2つだけ!
と明言しています。
それは、
1、ポジティブな感情
2、自由に好きなことを
話している感覚
(どもるかどうかではなく、
また、うまく話せているかどうかは
関係ない)
この2つを叶えるために
何をしたらいいかというと、、
子ども達は好きにしていれば
いいんです。
その代わり、
ママのイライラする気持ちや、
「〇〇しなきゃ〜!」と
義務や使命を感じる感覚を
無くしてあげればいいんです!
そんなこと言っても、
つきこよ、、、難しいよ〜。
というか真面目で頑張り屋さんの
ママのために、
たった3つの習慣を手にしたら、
ママも子どもも笑顔になって
吃音がよくなる秘策をまとめた
電子書籍をただいま、
書き下ろし中です。
近日中に、
メルマガ読者さまのみ
優先リリースしますので、
楽しみにしていてください!