忙しいママでもできる!吃音のある子どもへの寝る前の読み聞かせのコミュニケーションで愛着を深めよう!

お家での対応
ママは、毎日大忙しですよね。吃音×登園しぶりのある子どもに「ちょっと待って」と言ってしまうことも多いのではないでしょうか?寝る前の読み聞かせで、時間がないママでも親子の愛着を深められる方法についてお伝えします。

忙しいママは吃音のある子どもとの時間を作りたくても限界がある

毎日、家事も子育ても頑張っているママは大忙しですよね。
 
 
子どものことを優先したい気持ちはもちろんあるけれど、忙しい時にはつい「ちょっと待って」と言ってしまうことはありませんか?
 
 
それを、1日に何度も繰り返してしまうこともありますよね。
 
 
 
 
言った後に、「また言ってしまった」と、子どもの話を後回しにして優先してあげられないことに罪悪感を感じたり、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
 
 
分かってはいるけれど、忙しさに負けて言ってしまいますよね。
 
 
しかし、それだけママは忙しく、家族のために頑張っている証拠でもありますよね。
 
 

コミュニケーション不足で吃音×登園しぶりのある息子の不満が爆発した日

私には吃音×登園しぶりのある息子がいます。
 
 
吃音にとってストレスは悪化原因になるので、息子を気にかけながら過ごすということは心がけていました。
 
 
しかし、料理中など手がどうしても離せない場面で何回も「ちょっと待って」と言ってしまった日がありました。
 
 
弟のおむつ替えをしている時にも「ちょっと待って」弟にご飯を食べさせている最中にも「ちょっと待って」そんな一日の中で何度も何度も「ちょっと待って」を言ってしまった日に、とうとう息子が「ママ、ちょっと待ってって何回目なの?そんなことばっかり言って、お話を全然聞いてくれないじゃん!もう嫌だ」といって怒って泣いてしまいました。
 
 
 
 
どうしても、手が離せない仕方のない場面もあるのですが、息子の気持ちを考えると「ちょっと待って」といって、相手にしてもらえていないという寂しさを感じさせてしまったかなと感じました。
 
 
忙しさを理由にして言い過ぎたことを反省しました。
 
 
それをきっかけに、毎日息子としっかりと向き合ってコミュニケーションを取る時間を絶対に作り出そうと決意しました。
 
 
そして、夜寝る前の時間を読み聞かせの時間にしていくことを決めました。
 
 

寝る前5分の読み聞かせには吃音を良くするためのメリットが隠れていた!

すると、読み聞かせにはこんなメリットがありました。
 
 

想像力を育む

物語を聞きながら、自由に想像を膨らませる事が出来ます。
 
 
登場人物など、様々な人の気持ちを考えることが出来て色々な感情も学ぶことが出来ます。
 
 

集中力を高める

読み聞かせの習慣をつけると、子どもが集中する時間を作ることが出来て、人の話が聞けるようになります。
 
 

親子のコミュニケーション

読み聞かせをすることで、大人と子どもの情緒が安定します。
 
 
信頼感や安心感で満たされた時間を共有することで「自分の居場所がある」と子どもは思うことができて、親子の愛着関係を強めることが出来ます。
 
 
 
 
この特別な時間に子どもが、ママとの質の良い濃い時間を過ごすことが出来れば、心が安心や幸せで満たされます!
 
 
この安心感が、とても大切でママのそばにいると「ほっとする」という感情を子どもが持てるということが、吃音×登園しぶりのある子どもにとって大事なことなのです。
 
 
信頼と安心の気持ちから、「ママから離れても大丈夫と思える気持ち」「離れても安全で安心できるママのところに戻ってこられる」という気持ちが育ちます。
 
 
コミュニケーションで、親子の信頼関係を深めるということが安心を生み、不安な気持ちやストレスを軽減させて、吃音と登園しぶりを良くすることにつながっていきます。
 
 

やってみて!愛着を深めて子どもの吃音も良くするスペシャルタイム

私の息子は、もともと本を読み聞かせても、あまり集中できずに最後まで聞けないタイプの子でした。
 
 
そんな息子に私がやった読み聞かせ方法を紹介しますね!
 
 
まず、短時間で読める「寝る前の読み聞かせ専用の本」の中から、子どもにお話を選んでもらいました。
 
 
子どもが興味を持ってくれないと、読み聞かせても耳が開かないためです。
 
 
読むときは、ママが興味をしっかり持って声色、表情、抑揚をつけて、子どもの興味をひきつけるように読みます。
 
 
そして、読みながら何度も視線を合わせて、アイコンタクトを取ることも意識しました。
 
 
 
 
物語の途中で、「大丈夫かな?」「どうなったと思う?」「〇〇くんはどう思った?」「〇〇くんだったらどうする?」など子どもに話しかけながら気持ちを聞きます
 
 
その答えに対して、「そうだね」「そう思うんだね」と肯定しながら読んでいって途中、物語の展開にびっくりしたり、不安げな顔になったときには、手を握りました。
 
 
スキンシップも大切です。
 
 
最後にハッピーエンドを迎えると、ほっとした表情になって笑顔が出ていました。
 
 
問いかけながら、自分の気持ちを話してもらうことで、お話に集中することができます。
 
 
感想タイムも作って、お話を振り返ったりしながら、本を通して会話をしてふれあう時間を作ることが出来ました。
 
 
「ちょっと待って」と言ってしまうことをなくすのは難しいですが、せかせかとした気持ちではなく、子どもと落ち着いた気持ちで、コミュニケーションを取ることが出来る時間を毎日必ず確保することで、親子にとってのスペシャルタイムを作ることが出来ます。
 
 
いかにこのスペシャルな時間を、良いものにするのかが大切なのです。
 
 
大切なのは、一緒に過ごす時間の多さよりも、子どもとどうやって楽しい時間を共有するかです!
 
 
短い時間でも、毎日心を満たしてあげる時間を必ず持つことで、子どもに愛情を伝えることはできます。
 
 
忙しいママでもできますよ!
 
 
ぜひ、寝る前のスペシャルタイムをつくってみてくださいね!
 
 
執筆者:広瀬つばき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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