よくしゃべるからと言っておしゃべり上手とは限らない!

脳を育てる

 

お子さんがおしゃべり好きで

ずっとしゃべっている!

 

という子だと

ことばの発達には

問題ないのかな?

 

と思われがちですが、

実は課題が潜んでいる

という子がいます。

 

吃音×ADHDタイプの特性が

あるお子さんは、

・話し方が一方的

・話があちこちに飛びやすい

・早口で一層どもりやすい

という話し方の特徴があります。

 

もちろん必ずしも

そうなるとは限らず、

個人差があることですが、

 

どんな話し方になるかというと、

 

突然、見ず知らずの初対面の子に、

 

「そのおもちゃ貸して!」

「やだよ。まだ遊んでるんだもん」

「なんでだよ!貸してよ!」

 

と力づくで奪い取ってしまったり、

手が出てしまう子がいます。

 

なぜこんなことが

 

起こるのかというと、

 

・初対面の人に話しかけられると

驚く人もいることがわからない

 

・相手に拒否する気持ち

があることをまだ理解していない

 

ということがあるからです。

 

これらは経験を通じて

理解を深めることで

徐々になくなっていきます

 

また、年齢が上がってくると、

こんな話し方をする子もいます。

 

「今日、◯君のパレットを

割っちゃったの。」

母;「え?なんで?」

 

「その後、体育だったから

急いで着替えて体育館行ったの。」

 

母:「パレット割ってどうしたの?」

 

「ドッチボールで超盛り上がって、

最後まで残ったんだよ!

でも、△君にやられた〜。

超くやしい〜。」

 

母:「で、パレットのことは

先生なんか言ってなかった?」

 

「え?パレット割ったのは

ぼくじゃないよ。」

 

というように、

・主語が抜ける、

・話の区切り目がわかりにくい、

・自分が話したいこと、
 思いついたことを次々話す、

・相手が理解しているかどうか
 気にしない、

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などのことから

よく話すけれど双方向性の

会話になっていない、

ということがあります。

 

他にも、楽しかったことや

嫌だったこと、

思ったことを口にしてしまう

ということがあるので、

 

親戚の家に遊びにいったのに、

「この家、つまんな〜い」

と大きな声で言ってしまうなど、

 

”空気を読めない”

 

と思われてしまうこともあります。

 

もしお子さんに当てはまるな〜、

と思ったら、

 

「主語が抜けてる!」

「そんな言い方ダメ」

「空気読んで!」

 

などと言うのは逆効果です!

 

焦らず、まずは

ママと1対1の会話から

会話の成功体験を

積んでください

 

諭す、

たしなめる、

教える、

 

はそのずっと先が効果的。

 

会話の成功体験が

積み上がって、

自信が育ってくると、

ママの話を素直に

聞けるようになっていきます。



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