吃音について子どもとどう話していいかわからない!

吃音

 

ことばが詰まって

声すら出せなくなる難発(ブロック)

が出ると、

 

2〜3才の小さな幼児さんだって

吃音の存在に気づいて動揺します。

 

ですが、まだことばの発達が

未熟なので、

自分に何が起きているのか、

どんな気持ちか適切な

ことばで表現できないことが多く、

 

「声出ない!」
(これは1番上手に表現できてる)

「何これ?」
(「これって何?」ってなる)

「怖い!」
(「怖い!って何?」ってなる)

「わかんない!」
(「わかんない!って何が?」ってなる)

「ママ〜!(涙)」
(よくわからないけど
 ただただ機嫌が悪い!
 なんなの〜!となる)

 

などさまざま。

 

ことばに詰まりながら

「わかんな〜い!」と言って

泣き出されると、

 

吃音で困っているのか、

言いたい言葉がわからなくて

困っているのか

ママとしてもどうしたらいいか

わからないところだと思います。

 

また、小学生ぐらいになると、

 

「ことばが詰まって

 うまく話せない。

 友達にも真似される。

 もうやだ。」

 

と、愚痴をこぼしてきたり、

はたまた

怒りをぶちまけてきたりすると、

 

どう対応したらいいか、と

困惑されると思います。

 

どの年齢のお子さんであっても

大事にしてほしい基本のスタンス

があります。

 

それは、

お子さんの気持ちを否定せず

受け止めてほしいところ

ではありますが、

 

一緒に悲しんだり、

怒ったりするだけでなく、

 

ど〜ん!

 

「吃音?そんなの悩むに及ばない!」

というように余裕の態度

正しい情報を伝えてほしい

ということです。

 

1)どもることは特別なことでも、
  悪いことでもないこと

2)どもってもいいから
  話したいことを好きに
  話している方がどもりは
  なくなりやすいこと

3)成長すると自然とよくなること

 

これらをママが自信を持って

言ってくれることによって、

 

今、現在ことばがスラスラ

出ない自分について悲観せずに、

未来に希望が持てるように

なるからです。

 

「そんな期待をさせて

もしよくならなかったら

嘘をついたことになる・・・」

 

と、ご心配されるママさんが

時々いらっしゃいますが、

 

吃音について偏見を持たせずに、

成長できれば、

吃音の特性が強いお子さんでも、

時々「かむね」という程度で、

他人から「どもってる」

と気づかれなくなります。

 

大切なことは

どもることについて偏見を

持たせないこと

 

さらに、好きなこと、

やりたいことがみつかった時、

 

「自分はやればできる!」

「未来は無限の可能性がある」

 

子どもが自分の未来に

希望を持てるように

育てておくことです。

 

そこで、

私が娘にしたことは、

 

娘に直接、くどくど吃音を

解説したのではなく、

 

娘の吃音を知らない

久々にあった娘の友達や

私の友人、または親戚に対して、

娘が聞いている場所で、

 

1)吃音とは!について解説、

2)娘が最近できる
 ようになったことや、
 キラリと光る娘の才能
 について自慢


をしました。

 

娘は何度もその会話を

聞いているので、

吃音に関する知識を身につけ、

自分の才能について知り、

みずから自分の良いところを

説明できる子になりました^ ^

 

そのおかげでお友達から

「なんで変な話し方するの?」

と聞かれた時、

 

吃音って言ってね、

子どものうちにはこういう話し方に

なる子がいるの。

わざとじゃないからとめられないの。

気にしないで。」

 

と自ら吃音を解説し、対応法まで

教えられるようになりました。

 

そう言われたお友達

の反応が最高で、

 

「へ〜、そうなんだ。

ね!これして遊ぼう!」

 

と、とってもあっさり!
感動で涙が出ましたよ〜!)

 

吃音を0.5秒で受け入れてくれて、

どんなにどもって話が停滞しても、

キャッキャッ!笑いながら

遊んでくれました。

 

子どもって素敵ですよね。

お子さんと吃音について

話すことを恐れないでくださいね。

 

お子さんが1人で孤独に

吃音について悩まないように

親子でサッパリと会話してください。



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