吃音×発達凸凹キッズが、
どもるのがイヤだな、
と思い始めると、
どんなに小さな子でも
どもらないための工夫を始めます。
例えば、
「お腹に力を入れて
言ってみよう!」
という工夫をして
うまくどもらず話せると、
その工夫をしばらく続けます。
しばらくそれで乗り切ったけど
ある日、力を入れたのに
どもってしまった!
という経験をすると、
もうこの工夫は使えない…
別の工夫を探さなきゃ!
となり、また別の工夫を探す…。
そんな努力をしているのに、
どもりをうまく隠せないと、
「他の子はスラスラ話しているのに
みんなのように話せない
自分はダメだ!」
と自分を責め、罰するように
なります。
話そうとするたびに
「どもらず話せるかな?」
ということが気がかりとなり、
吃音に対する嫌悪感が高まって、
孤立感も増していきます。
この沼にはまると
抜け出すことがなかなか
できない…。
ある小学生のお子さんは、
「(吃音を)忘れることができたら
僕の悩みは解決するんだ!」
と名言を残しています。
以前にもお話ししましたが、
どんなに重度の吃音者の方でも
話している言葉の9割は
どもらず流暢に話せています。
つまり流暢に話せる脳の神経回路を
優先的に使うことができれば
どもらず話すことができます。
どもったらどうしよう?
と沼にはまっていると、
どもる神経回路が賦活化され、
(賦活化=活力を与えられること)
どもる頻度が増えてしまいます。
子ども達の脳はまだ発達途上です。
どもる神経回路を育てるのではなく、
どもらない神経回路を育てて
いくことができます。
吃音にとらわれ沼にはまっている子、
はまる前の子、
明るく自由な世界に
ひっぱりあげるのは
ママの日頃の「言葉」です。
子どもの視野を広げ、
様々な価値観に触れさせ、
吃音なんかに惑わされない
強くてしなやかな子に育てましょう!
それだけママの言葉には力
があります!