個別相談にこられた方々に
どんな時にイライラするかと尋ねると、
ほぼ100%のママさんが、
時間の余裕がない時に
言うことを聞いてくれない
とお答えになります。
言うことを聞かないから
イライラするのではなく、
時間の余裕がないから
イライラすると
おっしゃってるんですね。
仕事に行く時間や
登園・登校の時間など
遅刻してはいけない!
という認識があるママは焦ります。
遅刻するかもしれない!
なんて気づいていない
子どもたちは
今、目の前の魅力的なものに
夢中になっています。
同じ時間、同じ事情を抱えている
ママと子どもの頭にあることは
そもそも違うんですね。
そこでママがイライラして
ついガミガミ言ってしまうと
子どもたちの脳はどうなるか?
というと・・・・
Step1
はじめは驚いて焦って行動する。
Step2
強く怒られてようやく動くようになる
Step3
怒られ慣れてきて
ママの言葉が雑音になる。
動いたとしてもやる気がないので
遅くなる。
Step4
怒られると一気にやる気が
なくなり動かなくなる。
となります。
行動するかしないかを
判断するのは、
前頭葉の前頭前野というところです。
そこには、
「さあ!やるぞ!」
とやる気や意欲につながる
スイッチと、
反対にで、
「やめておこう」
と行動を抑制するスイッチが
あるんです。
ガミガミ言われ続けると
前頭葉のやる気スイッチは
だんだん働くなり、
行動できなくなります。
それどころか、
やる気スイッチも
抑制スイッチもどちらも切れて、
反抗・反発し、
あげくの果てには暴言・暴力で
攻撃的になる子もいます。
こうなると自分で行動を
コントロールできなくなるので、
本人も辛いし、
ママも叱った甲斐がなくなります。
ガミガミ叱るのは
脳の発達にとって逆効果!
できるだけ早くガミガミママを
手放しましょう!
とは言え、
叱らないといけない場面が
ありますよね。
ということで、ここから
「正しい叱り方シリーズ」を
お届けします。