吃音と言葉の発達は
切っても切れない関係です。
言葉の発達が未熟な子ども達は
自分の考えや想いを
表現したくても
うまく表現できない
ことがあります。
そんな時、脳には、
ストレスが
かかります。
吃音は
ストレスに弱いので、
ストレスを感じると
どもる頻度が増えます。
吃音を発症するのが、
2〜3語文を話すように
なってからが多いのは、
言葉の操作が複雑になり、
脳にストレスがかかるからです。
ということは!
幼児期のお子さんは特に
そうなのですが、
情緒的に安定し(ストレスレス)、
言葉が発達してくると
症状が落ち着いてきます。
言葉の発達のペースというのは
個人差が大きく、
毎日、明るくハッピーに過ごして
ストレスなんてなさそうな子だけど、
吃音の波が2〜3ヶ月おきに
くるというお子さんの場合、
頻繁にどもっていた後に
・話す言葉の数がグンと増えたり、
・話す文章の長さがグンと増えたり、
・使う言葉の質が変わったり
することを体験される方がいます。
理解できる言葉が、
表現できる言葉に
成長すると、
吃音が落ち着く
ということです。
つまり!
吃音の波や頻度には惑わされずに
子どもを安心させて
脳を発達させて、
言葉を発達させてあげること!
が重要なんです。
そのためのアプローチは
いろいろありますが、
今日はその一つを
お話します。
それは何かというと、
ママがだまる!
です。
え?
言葉を育てたいのに
だまるってどういうこと?
と思いますよね。
正確には、
ママが聞き上手になる!
ということです。
ママばっかり話して
子どもが話す機会が
実は少なくなっている
ということがあります。
人は自分のことが
1番気掛かりです。
子どもだったら
遊びたい!
楽しいことしたい!
お菓子食べたい!
ママに甘えたい!
1番がいい!
認められたい!
好かれたい!
こんなことばかり
考えています。
ママはどうかというと、
6時までにお風呂入って!
7時にはご飯食べて!
8時には寝る!
おもちゃ片付けて!
お勉強して!
〇〇の練習させて!
とタスクをいかにこなすかを
考えていたりします。
こんな2人が揃ったら
気がついていないだけで
ミスコミュニケーションを
起こしていることがあるのです。
ママが言いたいことは
あるかもしれないけれど、
まず、だまる!
そして、子どもに話をさせる!
ママが聞き上手になって
話す意欲をかきたてていきます。
その時のポイントについては、
次回、また解説しますね!