我が子が吃音を発症した時、
どの親御さんも真っ先に
心配になるのは、
からかいや
いじめにあわないか、
ということだと思います。
そのような状況に
ならないように、
吃音治療の中では、
「合理的配慮」
をお願いすることを
勧めています。
先生と連携して、
どもっている時の対応の
お手本を見せてもらうこと、
どもって発言・発表
できない時のフォローなど、
最近はわかりやすく
解説されている書籍も
出ています。
が、
合理的配慮だけで
我が子たちを
守り切ることって
できるでしょうか?
先生の協力のおかげで
無事に1年を過ごした、
というお子さんはたくさんいます。
ですが、子どもたちの世界は
広がっていきます。
クラスだけではなく、
学童や習い事、
公園であったお友達など
大人が介入しきれない
人との交流も増えてきます。
私たち大人は子どもを
完全に守り切ることはできない、
と思った方がよいと思います。
じゃ、どうするか?
どんなに小さくても
自分で窮地を乗り切る力を
育てておくことが、
同時に大事だと考えています。
ですから、
私の講座では、
合理的配慮の仕方などを
詳しく解説する時間は
敢えて設けていません。
その場しのぎの対処法を
学んだとしても、
その後の子育てには
役立たないからです。
生徒さんからご質問があれば
もちろんお答えしますが、
本を読めばわかるような
情報を講座の中で
わざわざ解説しては
いないというとこです。
それよりも
吃音や苦手なことがあっても、
自分を卑下せずに、
乗り越える強い脳の土台を
育てる方法をお伝えしています。
吃音がよくするだけでなく、
5年、10年と続く子育てで
どんな悩みがきても対応できる
軸がわかれば、
対処法を探し回らずに
ママが即座に対処できる
ようになるからです。
子どもたちには
どもるとか、どもらないとか
ではなく、
からかいやいじめがあっても、
自分を否定せず、
自分の意思や考えに自信を持って
ブレない心を育てるために
必要な対応法をお伝えしています。
そうすれば、
何かやりたいことを見つけた時、
または、夢を持った時に、
吃音を理由に諦めたり、
どもることにとらわれて
自分を見失わずに済むからです。
それってどうやって育てるの?
というと、
私たち大人がどんな言葉を
日常的に使うかで大きく
変わってきます。
「また?」
「何度も言ったよね」
「いい加減さ〜」
「どうして?なんで?」
このような言葉を日常的に
使っているとしたら、
脳の発達にとって逆効果です。
特に、吃音×発達凸凹キッズには
合わない言葉なので、
今日からその言葉は
捨ててしまいましょう!
その代わり、
「〇〇してるね」
と当たり前と思うことでも
笑顔で実況中継して
あげましょう。
「褒められるような
ことじゃない」
という感情を捨てて、
どんな些細なことでも
肯定の声かけをしていきましょう。
自分はできている!
という感情が自信につながり、
次の行動や挑戦につながっていきます。
ママの声かけで
吃音×発達凸凹キッズに
吃音やからかい、いじめに
強い脳を育てていきましょう!