「吃音は自然治癒する子もいるから様子を見ましょう」で悪夢をみた私と娘

吃音

吃音は7〜8割の子が
自然治癒すると言われます。

かなりの確率ですよね!

そうなれば、
我が子の吃音はよくなる!
と信じて未来にかけたく
なるものです。

それはいいことです!
けれども、それだからと言って
本当に何もしないで待ちますか?

吃音にとってよくない対応を
しているかどうかも
わからず過ごしますか?

私はそれがわかって
いなかったので、
吃音治療の常識、
「自然治癒するか様子をみる」
を信じて、悪夢を見ました。

3歳になる頃に
吃音を発症した娘は
発症1年間は、
「わわわわたしが持ってく!」
「お〜〜〜箸ください!」
のように、

音の繰り返し(連発)と
引き伸ばし(伸発)ばかりで
話せなくなることは
なかったので、

「自然治癒するかもしれない」
と期待して待ってしまいました。

3歳になってもトイトレが
進まない。

文字の読み書きにも
興味を示さない。

明らかに言葉も
1年ぐらい遅れている。

できないところばかりに
目が向き、
同級生と同じことが
できるようにと
毎日プレッシャーを
かけていました。

すると、
発症1年が経過した頃、
急激に吃音が悪化
し始めました。

始めの一言を言うにも
10秒ほどかかるようになり、
次第に話さなくなって
いったのです。

何がいけないの?

当時の私は、
娘のためを思って
教えているつもりだったのですが、
それが娘のプレッシャーとなり、
ストレスになっていることを
理解していませんでした。

そして、吃音の悪化を
きっかけにさらに
よくない行動を塗り重ねたのです。

毎朝、5時に起こして
ことばの練習を始めました。

毎日、残業ありの
フルタイム勤務で
じっくり娘との時間を
とれていなかったので、

早起きさせられても
ママとマンツーマンで
何かをするのは娘にとっては
嬉しいことのようでした。

喜んでやってくれるので、
プリントワークや
文字の学習もどんどん
進んでいきました。

けれども吃音は
よくなりませんでした。
むしろ悪化
していったのです。

当時の私は気づいて
いませんでした。

「できるようになること」
を目標にしていること
娘にビシバシ伝わって
しまっていたんです。

どもると娘の表情が曇り、
話さなくなるように
なりました。

私はどもっても何も
指摘はしていなかったけど、
「スラスラ話せないのはダメ」
と娘が決めてしまった
ようでした。

ちょっとした歯車のズレ
なのですが、
そんなことで吃音って
悪化していくんです。

我が子を想う親心が
裏目に出るパターン
あるということです。

明日の朝は、その理由に
ついてお話しますね!

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