「学校行きたくない」その理由を言えない吃音のある小学1年男子が気持ちを言い登校できたママの対応

お家で吃音をよくする対応
吃音のある小学生が朝になって「学校行きたくない」と言いはじめて困ることはありませんか? 「学校行きたくない」と言う困りごとの内容を相談できるようになり、一緒にどうしたいのかを考えることで、安心して登校ができるようになった方法をお伝えします。
 

朝になって「学校行きたくない」と言い出すのは子どもの中に〇〇心ができていたから

  いつも通りに起きてきて、朝ごはんも、着替えも終わって、あとは靴を履くだけなのに家を出る直前になって「学校行きたくない」と言われて困ることはありませんか?
 
 
元気そうだし、行けるなら学校に行ってほしい親の気持ちから「なんで行きたくないの?」と理由を聞いても「、、、、。学校行きたくない」としか返事がなく、どうしたらいいのかわからずにこちらがパニックになることありますよね。
 
 
 
 
 
実は学校に行きたくない理由を話せないことは吃音にも関係しているのです。
 
 
自分の気持ちを話して良いのか迷ったり、話したいのに怖くて話せない状況は、脳の中で葉を話すことに対して負荷が高い状態になっているからです。
 
 
その負荷で吃音が悪化することがあります。
 
 
吃音のある小学生男子の警戒心を解くことで心も脳もリラックスでき本音が言えるようになります。
 
 

朝になって起こる行き渋りが吃音と関係するワケ

「学校に行きたくない」という気持ちは朝になって突然降ってきたものではありません。

 

 

ずっと子どもの中にある正直な気持ちです。 

 

 

その気持ちの中には、なんとなく不安を感じると言う場合もあれば、学校で困りごとを抱えている場合もあります。

 

 

 

 

その日の日直や音読などに不安を抱えている場合もあるかもしれません。

 

 

不安な気持ち困りごとを抱えている状況は吃音に影響することがあります。

 

 

特に繊細な気質を持っている子にとって、不安なことや困りごと頭の中でいっぱいに広がり、それ以外のことを考えられなくなってしまうことがあります。

 

 

そうなってしまうことで、話したいと言う意欲がなくなってしまったりどうせ自分は話せない自信を失ってしまうこともあります。

 

 

ですから登校しぶりへの対応をすることが、吃音をよくしていくことにつながります。

 

 

我が家の息子が朝になって急に「学校行きたくない」と言ったワケ

我が家の小学1年生の吃音のある息子は、お友達と遊ぶことが大好きで、元気いっぱいな男の子です。

 

 

一見すると繊細な面があるように感じられないのですが、1度の失敗が頭から離れず同じことをやりたがらないような繊細な面を持っていることを経験的に知っていました。

 

 

ですが、それが脳の特性の一つであり、誤った対応をすると逆効果になることを当時の私は知りませんでした。

 

 

それが、吃音改善のために学び始めた発達科学コミュニケーション(以後、発コミュ)で、行き渋りも吃音もすべて繋がっていることを理解したのです。

 

 

過去の私は、「学校に行きたくないな」と、正直な気持ちを話してくれたにも関わらず、「なんで?ママは今日仕事なんだけど」と、こちらの都合を押し付け、なんとか学校に行ってくれるようにと仕向けていました。

 

 

 

 

息子はこの経験から、「またこのやりとりか…」と警戒心が働き本音を言えなくなっていたのです。

 

 

吃音のある子は、ストレスを溜め込むと症状が悪化します。

 

 

学校に行きたくない理由があるのに、「どうせ話してもきいてくれない」モヤモヤを溜め込ませて、1人で悩ませてしまい行き渋りどころか吃音の根本解決もできなくなっていました

 

 

そこで、発コミュ対応で、行き渋りも吃音もまとめて改善することにしました。 

 
 

吃音のある小学生の会話力を伸ばして「学校行きたくない」も親子の関係もよくした対応

「どうせママは話を聞いてくれない」心を閉ざした子が「ママと話したい」と心を開く関わり方をするために3つご紹介します。

 

 

ステップ1:子どもの興味のある好きな話題に合わせて会話し、絶対的安心感を育てる

まずは、できてしまった警戒心を解くことからはじめます。

 

 

どうせママと話すと嫌な結果になると脳の中にネガティブな記憶ができているからです。

 

 

子どもが勇気を出して「行きたくない」と本音を打ち明けた時に、「なんで?」と質問をするということは、その時点で「受け入れてもらえなかった」否定された記憶をつくります。

 

 

このネガティブな記憶を払拭するためには、「何を言っても、ママは受け入れてくれる」というポジティブな記憶が上回る量で必要になります。

 

 

 

 

そのためにはまず、子どもが興味のある好きなことを話題にし、一緒に会話を楽しむことが大切です。

 

 

話してくれるゲームやYouTubeの内容がよくわからなくても、「面白そうだね」ニコニコ笑顔で話をきき、ユーチューブを一緒に見ながら歌やダンスを覚えたり、子どもが好きなことをとにかく一緒に楽しむことで、警戒心が解かれていきます。

 

 

「ママ」と呼んでくれた時には、その時やっている作業の手をとめて、近くまで行き笑顔で「なあに」と第一優先で話を聞くことで、ママは僕のことを大切に思っていると感じられます。

 

 

忙しい時には、そんなことできないと思えてしまいますが、そんな時こそ第一優先で話を聞くと、子どものニコニコ嬉しそうな笑顔に出会えますので、毎回毎回完璧は求めずに続けていくことで、お子さんに気持ちが伝わりやすくなります。

 

 

お子さんの好き!大切にし続けることで、ママと話すのは楽しいと思ってくれるようになり、学校のことも、こちらから聞かなくても話してくれるようになります。

 

 

 ステップ2:親子の会話を増やして言葉の力を育てて言いにくいことも言える関係づくりをする

会話の量が増えると、それに比例して話す力がぐんぐん育っていきます。

 

 

そこで意識するのは、言葉を育てるために楽しい会話をすることです。

 

 

「このゲームね」と話しはじめたときには「その話を聞きたいと思っていたの」肯定の気持ちを伝えます。

 

 

さらに、話の終わりには「詳しく話してくれるようになって、どんな風にゲームが進んだのかがすぐに想像できたよ。それってモヤモヤするって言ったりするよね」のように、肯定の気持ちをもう一度伝えて、話すことへの自信をつけていきながら、気持ちを表現する言い方を紹介することで、言葉の力を育てていきました。  

 

 

会話が増え、言葉の力がついていく中で、学校で不安に思っていること困りごとなども話してくれるようになりました。

 

 

ステップ3:悩み事を話してくれるようになったら一緒に作戦会議をする

ある日の朝「学校で毎日書く目標が浮かばなくて書けない。その日の振り返りも浮かばずに困っていて、だから学校に行きたくない。」と話してくれました。

 

 

息子の学校では、毎朝、その日の目標を縦割りのチームで相談する時間があり、帰りにはその目標に対して達成できたのかどうかを自分で振り返る時間があります。

 

 

これまで「学校に行きたくない」としか表現できていなかった不安の正体はこれだったのです。

 

 

不安に思っている内容について相談してくれたので、息子と作戦会議をすることができました。

 

 

作戦会議ができるようになったのは、それまで持っていた警戒心を、どんなにくだらないことを言っても、お友達に対してのネガティブな思いを話しても、否定せずに聞いてくれるという安心感を育て続けたからです。

 

 

毎朝一緒にその日の目標と振り返りをあらかじめ考え、それをノートや紙に書いて持っていくようになりました。

 

 

そうすることで、不安に思っていたことがなくなり安心して登校することができるようになりました。

 

 

「学校に行きたくない」と言っていた時には、言葉をまとめる力も、伝える力も弱かったため、毎日の目標決めが難しく、そのことを考えると不安な気持ちが強くなり吃音が強めに出ている様子がありました。

 

 

思っていることを言葉で表現する力がついたことで、ストレスが減り、それに合わせて、吃音も落ち着いていきました。

 

 

お子さんの好きなことはなんですか?

 

 

ぜひ今日から会話に取り入れてみませんか?

 

 

楽しい会話がお子さんの話す力を育てお子さんとの絆をグッと深めることができますよ。 

 
 
執筆者:こじま さとこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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