吃音の症状の種類でおさえておいてほしいこと!

吃音

 

先日、このような

お問い合わせをいただきました。

 

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難発が減ってきたのですが、

今までなかった

伸発が増えてきました

これって悪化してるんでしょうか?

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専門家に相談に行ったけど

「様子を見ましょう」

と言われ、

 

ただただ症状がなくなるのを

祈っている最中に、

このような症状変化が

あるとどう捉えてよいか

不安になりますよね。

 

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まず、吃音の症状の種類から

簡単に復習していきますね。

 

吃音の症状には3つの種類が

あります。

 

 

・繰り返し(連発)

「ぼ・ぼ・ぼ・ぼくね」

 

・引き伸ばし(伸発)

「ぼーーくね」

 

・ことばが出ないブロック

(難発)

「・・・・・ぼくね」

 

 

3つ目の難発が強くなると、

話したくてもことばがでないので

なんとかして出そうと工夫を始めます

 

この工夫は人によって様々ですが、

これを繰り返していくと

症状が慢性化し、

吃音から抜け出せなくなるので

できれば辞めてほしいことに

なります。

 

難発の症状が強くなると、

次第に全身に力が入り、

わざとじゃなくても

体の一部が動く

随伴症状というものも

出てきます。

 

徐々に吃音に対する

嫌悪感が強くなって

どもる自分に怒りや悔しさ、

恥ずかしさを感じるようになって

自信を失うことにつながります。

 

ですから、

難発が出たらなるべく早く

緩和してあげたい!

 

でも、

本人にはどうすることも

できないんです!

そこが難しいところ!

 

連発や伸発があっても

気にせずラクにどもれて

いたらそれほど心配はいりません。

 

吃音の症状に変化がみられたら、

大事なことは、

 

・体のどこかに力を入れずに

 ラクにどもれているか。

 

・どもらないように工夫を

 していないか。

 

 

という2点がまず重要です。

 

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もし難発が出ているとしたら、

難発の症状が強くなると

力が入ったり、

工夫を始めるので、

 

できるだけ難発が

和らぐ対応をしてあげます。

 

 

その対応はまた後日、

お話しますが、

 

ご質問の回答をするとしたら

難発が減って、

伸発が増えているなら

症状は軽快しているということです。

 

誰にも相談できず、

吃音の知識もなく

ただただおうちで様子を

見ているとしたら、

 

心配しなくていいところで

心配してしまいますよね。

 

ママが安心して子育て

できるようになるといいな〜、

と思います。



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