会話力、談話力というものは
語彙力がつけば
高くなるものではなく、
人との関わりの中で
楽しい、嬉しい、
悲しい、悔しい、
などなどいろんな感情を知り、
考える力、まとめる力がついて
上達していくものです。
「誰が誰に何をどうやって話すか」
ここがまだ育っていない
子どもの頃に吃音まであると、
「スラスラ上手に話さなきゃ」
ということまで気にし始めるので
脳の中はやることでいっぱいに!!
話がまとまらず、
うまく伝えられないもどかしさから
失敗経験を重ね、
どんどんどもりやすくなっていって
しまいます。
スラスラ話さなきゃなんて
考えなくていい。
何を話したい?
誰に話したい?
どんな風に伝えたい?
そこに思いっきり
集中させてあげる。
そして、「伝えわった〜!」
という成功体験が
積み上がっていくと、
話したい気持ちが育って
どんどん会話力・談話力が
身についていく!
そんな良い循環が生まれると
吃音がよくなる土台が育って
話し方の練習をしなくても
吃音がよくなっていくんですね。
今日はお子さんがどもるたびに
気になって仕方なかったママが、
吃音を気にすることをやめて、
お子さんに変化成長を起こした
ストーリーをご紹介します。
3歳男の子ママMさんです。
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息子がどもるたびに
嫌な気持ちになり、
それが表情に出ていたのだな、
と思います。
4月の入園に向けて
トイトレもしなきゃ、
どもったまま入園したら
お友達やそのお母さんたちに
変な目でみられる、
そんなことばかりが気になって
いました。
おざわ先生から
「トイレのことは
もう言わないようにしましょう。
その代わり他のことを肯定して
いきます。今より3割増しで!」
と言われた時、
正直、「3割増し?無理だよ〜!」
と思っていました。
講座で学んだ褒め10テクニックを
スマホのメモに貼り、
毎日この10個の褒めを必ず使う!
と決めてやってみました。
そうしたら
息子がよく話すようになり、
会話が増えて、
私も徐々に会話が楽しくなって
吃音が気にならなくなって
いきました。
そして、行動面に変化が!
自分から「これするね」とすすんで
してくれるようになり、
自信ややる気が育っていることを
感じられるようになりました。
するとある日突然、
「僕、パンツにする」と
息子から言い出し、
トイレでするようになったんです!
あんなに嫌がっていたのに、
突然の宣言と共に、
その日から日中は
ずっとお兄さんパンツで
失敗もありません!
気がついたら
「あれ?最近どもってない」
というぐらい吃音も落ち着き、
あんなに悩んでいたこと2つが
1ヶ月で落ち着き、嘘のようです。
本当にありがとうございます。
発コミュを受講して本当に
よかったです。
本音を言えばもっと早く
出会いたかった!
そうすれば親子であんなに
悩まなかったのに!
と思っています。
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Mさん、ありがとうございます^ ^
・どもること
・トイトレ
Mさんの大きなお悩みは
2つありました。
毎日、気になって焦る気持ち
よ〜くわかります。
その焦りは4月までになんとかしなきゃ!
というママの不安ですよね。
それを子どもは無意識のうちに
かぎとってトイレですることに
不安を感じていたのだと思います。
だからトイトレについては
一切ふれず、
普段の息子くんを丸っと肯定して
自信を育ててもらいました。
徐々に
「僕、なんでもできそうな気がする!」
という気持ちになり、
自分からトイレにいってみよう!
という気持ちが起きてくるからです。
不安だったトイレが成功し、
成功体験を積み上げた息子くんは
さらに自信がつきました!
そうなると気持ちも安定してくるので、
吃音がス〜っと落ち着いてくるんです。
吃音がよくなる土台を育てているから
話し方の練習をしなくても
子どもの吃音は落ち着くんですね。
Mさん、これから入園し、
新しいことの連続の日々が
やってきます。
楽しい、嬉しいことだけでなく、
息子くんが落ち込んで帰ってくることも、
吃音がぶり返してくることも
あるかもしれません。
でも、大丈夫!
肯定のテクニックと
どもりにくい話し方をして
落ち着かせてあげられます。
4月をワクワクした気持ちで
迎えるために、
しっかり肯定10テクニック
続けていきましょうね。