1.ガミガミママから理解者ママへの変わり方、知りたいですか?
怒ってはいけないとわかっているのに、言うことを聞いてくれないお子さんの毎日の姿に、イライラして怒ってしまうことはありませんか?
私も、実は、発達科学コミュニケーション(以下発コミュ)と出会う前は超ガミガミママでした。発達障害グレーゾーンの息子の子育てをしていて、しんどいな…と思ったこと、何度もあります。
発コミュをはじめてしばらくの間も、「はぁ!?褒めるところなんて全く見当たらないんですけど」とイライラしていたくらいです。
とにかく息子の「できないこと」「守らないこと」が気になって怒ってしまう毎日。
・勉強は1日2時間すべき
・ゲームは勉強が終わってからやるべき
・私が仕事を終えて帰宅したら宿題はおわっているべき
もう、ここには書ききれないくらい「べきべきべきべき」思っていましたし、怒ってしまうことをやめられない時期がありました。
そんな私が、今では、大変身!
なぜそんなに変われたかというと、ママの怒りについてたくさん研究したからです。
発達グレーゾーン子育てはとにかくストレスがたまりますよね。ママの思う通りになることなんてほとんどない毎日。
それをお子さんの成長とともに長い時間積み重ねてきているのですから、高学年や思春期のママがイライラするのも仕方がないことなのです。
ですが、そのイライラガミガミを続けてしまうと、子どもだけでなく実はママの脳も成長しにくい。
一方で、脳の仕組みさえわかってしまえば、ママの変わり方も子どもの伸ばし方も実は共通している部分が多いのです。
ですから、この記事では、私が研究した「ママの怒り」について紐解いていきます。
メカニズムがわかれば、対処方法もわかりますよ!
ちょっと真面目なお話になりますが大切な内容なので、ご興味のある方はおつきあいくださいね。
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2.なぜ しんどい?発達グレーゾーンっ子ママの怒りの経過を3STEPで知る!
怒りが生まれる3STEPについてお話しします。
1つ目のSTEPは『出来事との遭遇』です。
たとえば、昨日お子さんに留守番中にやっておいて欲しい家の用事を伝えたのにやってなくて、今日も同じことを伝えたのにやっぱりやってなかった…。
こんな「出来事」が起こるこれが1つ目のSTEPです。
来る日も来る日もSTEP1が続けば、お母さんは毎日本当にしんどいですよね。
2つ目のSTEPは『意味づけをする』です。
たとえば、STEP1の例で考えると
「昨日やってなったらから注意したのに今日もやらないなんて…全然私の話を聞いていないのね!ゲーム以外興味がないのね!」と、お子さんの本心とは無関係にお母さんの中で「意味付け」がなされます。
そして3つ目のSTEPは『怒りの感情が生まれる』です。
ママの話を聞いていない、好きなことしかやらないことなどに対して「怒り」の感情が生まれます。
さて、この3つのステップを整理したところで、ここからが大切です。この3つの流れでポイントになるのがSTEP2の「意味づけ」です。
意味付けのステップで
「今日は疲れていたみたいだから仕方ないか〜」
「指示がわかりにくかったのかな?」
「今日、もう1回伝えてみようか」
くらいの意味づけができれば怒りの感情は生まれないのです。
一方で
「あの子はやる気がない!」
「サボっている!」
という意味づけをしてしまうと、ママの怒りはヒートアップしてしまいます。
この「意味づけ」のステップは、実はトレーニングすることができます。そのトレーニングに大切なことをこの後ご説明します。
3.子育ての『べき』の手放し方を伝授!ママの心のおもりも外れちゃいます!
実は、怒りの正体はママの「こうすべき」という想いから生まれます。
自分が信じている「べき」が目の前で裏切られてしまうために怒りに変わっていきます。
発達凸凹の子たちはその特性の影響もあって、お母さんの「べき」の通りに動けないこと、できないことが、とにかく多くて気になってしまうはずです。
そこで!お母さんの「べき」を手放すために必要になってくるのが「理解」です。
「理解」の脳の働きを高めてあげると「感情」を司る脳で湧き上がったさまざまな感情を上手にコントロールできるようになります。
だから、発達凸凹の子が「どうしてできないのか」を理解して欲しいのです。
それがわかれば、ママの脳が学習するので、怒ってもしかたないな、こうやって対応しよう、と冷静に考えられるようになります!
世の中に、ママの怒りをコントロールするメソッドはたくさんあります。アンガーマネジメントの本もたくさん出ています。
ですが、それだけではなかなかうまく行かないのは「発達凸凹の子のことがいまいちよくわかっていない」からです。
いまいちわからないからママの脳も「感情」の方がまさってしまう。
もしかしたら「手を抜いているだけなのかも」「さぼっているだけなのかも」と考えてしまい、努力や気合いや根性だけでなんとしようとして、お母さんの「べき」を手放せないこともあるかもしれません。
「勉強は1日2時間はやるべき」
「勉強は”午前中”にやるべき」
「ゲームは勉強のあとにやるべき」
べきべきべきべき…になると怒りの感情が生まれやすくなってしまうんですね。
だから、発達凸凹の子のことがわかれば、今までこだわっていた「べき」に「こだわる必要がないのか〜」と心のおもりが外れるはずです。
※じゃあ、ずっとやらせないのか?ということではありません。発コミュには苦手なことにも取り組むようになるステップがちゃんとあります!!
人間は「理論」で考える脳をもっている生き物です。知識を手に入れて、それを理解して理性的に対応できる…それが人間の良さでもあります。だからちゃんと理解をするところからスタートしてみましょう。
こんなことを言っていますが、私は発達障害グレーゾーンの息子の特性を理解できるようになって変わりました。
ADHDの不注意傾向が強い、つまり集中力が続かないうちの息子には、2時間の勉強は長すぎる!せいぜい15分がいいところとわかったのです。やるべきことを後回しする癖も衝動性が影響している。
だから、勉強はまずは15分やったらヨシ。短い時間でも集中して取り組む経験を積ませてあげる方が、集中した体験を積んでいくので、脳が育ちやすいです。
お子さんのことを観察して、発達の特性がわかってくると、「じゃあどうする?」と作戦を立てられるようになります。
この「じゃあどうする?」を繰り返し考えることを繰り返し実践すると、ママの「考える脳」がいつも優位に働くようになって、イライラする場面は減ってきますよ。
このパステルジャンプ でも、発達障害グレーゾーンの子の理解が深まる、さまざまな角度からの切り口で子育てに役立つ記事を紹介しています。
ちょっとつかれたな、しんどいな、と思っていたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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