友達0人の発達障害・グレーゾーン中学生のお母さんが子育てを変えたら友達を作れた!

もう中学生なのに何でできないんだろう?何で自分から動けないんだろう?とお悩みのお母さん。発達障害・グレーキッズに、思春期でも諦めずガミガミをやめてスモールステップを積んでいったら自分で動いて友達0人を卒業できた、我が家の実例をご紹介します。

1.中学生になったのに何で?と思うことありませんか?

中学生になったのに、うちの子はやるべきことができないし、自分で決めて動くこともできない…

こんなお悩みをお持ちのお母さん、いらっしゃいませんか?

発達障害・グレーゾーンキッズは、みんなができて当然なことや、中学生だからできて当たり前でしょうと思うような、大人たちの価値基準のことに対して、できないことや苦手なこともあります。

それぞれの発達の状況によって、苦手なことも違うので、友達や、周りの大人や、お母さんが思っているよりも、できるようになるまでに時間がかかることもあります。

苦手なことの中では、もともとコミュニケーションや人付き合いが苦手な子が多いということがあります。

低学年まではなんとか乗り切れたり、輪の中に入っていた子も高学年・思春期を迎えるあたりから急激にコミュニケーションのつまずきが目立つようになります。

ところが興味があることに対しては、発達障害・グレーゾーンの子たちはとことんハマって、
・暗記力
・洞察力
・記憶力
・推測力
など、様々な力を発揮するステキな才能を持っています。

今回は我が家の電車大好き“乗り鉄”の発達障害・グレーゾーン中学生の友達関係で起こった嬉しい出来事をお伝えします!

2.ガミガミは逆効果?発達障害・グレーキッズが自ら動いて気の合う友達に出会えた!

我が家の息子は電車と野球にハマっているのですが、電車については1歳から。筋金入りの電車好きです。

息子は基本、電車に乗るのが大好きな“乗り鉄”なのですが、最近になって、

「撮り鉄(電車の写真撮影をする)に行ってくる」と言い出しました。

私は驚いて「えっ、君は乗り鉄だったよね?いつから撮り鉄になったんだ???」
と聞くと

「最近、撮り鉄の友達ができたから撮り鉄友達と電車の旅に行ってくるよ」
と言うのです。

私は、これを聞いて息子の成長ぶりを感じられずにはいられませんでした。

どうしてかというと、今まで息子には友達が0人

友達を誘ってお出かけなんて、考えられなかったからです。
たとえ誰かと遊ぶ時があっても、みんながやっていることを一緒にするだけ。

それでも、楽しかったとは思いますが…

今までは、
・会話がうまくできない
・何を伝えたいのかわからない
・自分の気持ちを伝えるのが苦手

そんな子が、
自分の好きなことを話して、共感してもらえる!
話題を共有して会話ができるようになった!
自分で気の合う仲間を見つけているのです!!

ちなみに息子の中学校は、マンモス校で1学年360人もいるのです!
そんな大勢の中から、クラスも部活も違うのに、気の合う撮り鉄くんと出会うことができたなんて!

それだけで、息子の成長を感じられてとても嬉しかったのです。

できないことをできるようにしようとしてガミガミ言ったり、叱ったり、心配になって先回りしたりしていませんか?

以前は、私もやっていました。

でも、それでは子どもが
できるようになるわけでもなく、
克服できるようになるわけではなく、

私の想いとは反比例して、子どもはどんどん自信を無くしていってしまっていました。

そんな頃、発達科学コミュニケ―ション(発コミュ)に出会い、「どうしていいかわからない!」「もう、いや!」ずっとそう思っていた私の考えは変わりました。

発コミュで学ぶうち気付いたことは、発達障害・グレーゾーンの子たちが”できない”のは脳の成長がまだ追いついてないから、ということです。

それを叱っても効果がない理由、叱ってダメなときに何をしたらいいのかがわかると、むやみに怒る必要もなくなります。

息子のこれからのことも、
私のこれからの子育ても、
変えることができるのは自分だけなんだと気づきました。

3.スモールステップの積み重ねが大きな成長を促します

まずは、できないことをできるようにガミガミ言ったり、叱ったり、心配になって先回りしたり、といった否定的な注目を私はバッサリやめました

並行して肯定的な声かけを続けていくことから始め、徐々に発コミュで学んだスモールステップを積み重ねていきました。

例えば、会話でのコミュニケーションが上手になる方法としては、一番安心できて、一番話せる存在の“お母さん”と会話をするという体験を“おうち”でたくさん積むことが大事です。

おうちでの会話の中で、お子さんの好きなことや興味のありそうな話をお母さんが聞くようにする。

そしてお子さんの話を「いいね!いいね!」「なるほど~」と聞いて自信を持たせる。

こんな風にすると
『わかってもらえた!』『うまく伝えることができた!』と実感できて、成功体験が増えていきますね。

うまく関わってサポートしてあげながら見守って、ときには背中を押しながら親子で成長していけばいいのです!

そして、私が関わりを変えたら、子育ての視点を変えたら、息子が発達障害・グレーゾーンの子だったからこそ、ささやかな成長を喜びとして感じることができると気づけました!

ささやかな成長がスモールステップとしてやがて大きな成長につながる!

子どもが自分の意思で動いて、楽しいことを見つけて、仲間を見つけて…

一歩一歩社会へ向かって歩んでいく。
そんな、子育てができることを幸せだなと今痛感しています。

発達障害・グレーキッズの子育ては、本当に大変です。
思春期に入ったら、本当にややこしくて、嫌になるときもあります。

でも!だからこそ!ささやかな成長がお母さんの心を楽にして、これからの子どもの未来を創造する楽しみに変わる。

思春期発達障害・グレーキッズの子育てに行き詰まってどうしたらいいかわからない、楽しくない、辛い お母さんへ。

思春期になったからって、諦めないで大丈夫!今からだって遅くないですから。

もちろん、幼児や低学年キッズに比べたら、ちょっぴり時間はかかります。

思春期の特性と発達凸凹の特性を理解して、しっかり関わってあげれば絶対大丈夫です。

今まで、対応する場がなかったから、対応の仕方を知らなかったから、どうしようもなくて持ち越している特性もあります。

だから、今、子育ての視点を変えましょう!
脳が発達するように関われば、意外に早く困りごとが解消しますよ!

友達とうまく関われない・気持ちも言えない・友達0人だった私の息子がその証明です。

子育てに一人で悩んで、行き詰まってしんどいなと思ったら、まずはお母さんから変わってみませんか!?

執筆者:山南あや
(発達科学コミュニケ―ションリサーチャー)

▼こちらにも思春期を乗り越えるアイデアが満載です!

 

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