ルールはいらない⁉発達障害アスペルガー・ADHDの子どものゲームやスマホ使い過ぎをコントロールできる秘策とは

子どもがゲームやスマホを使いすぎていて、毎日ガミガミ言っていませんか?発達障害アスペルガーやADHDの特性がある子どもに、ガミガミは逆効果!ルールを守らせる前にやることは親子の○○を改善です!

1.ゲームやスマホを使いすぎていませんか?

ゲームやスマホは、お家で決めたルールを守って、楽しく使えるのが理想的!

でも実際はなかなかルール通りにいかない、なんてことありませんか?

・小さい頃はルールを守れていたのに、最近は全然守らない!
・宿題が先!と言っているのに、「宿題やったー」と嘘をついて、ゲームばかりやってる!

そんな使いすぎ、やりすぎが続くと、お母さんのイライラも募りますよね。

それでもまだ、ガミガミ言って聞いてくれるなら良いほうです。

これが、思春期・反抗期になってくると、もっとやっかいになってくるケースもあります。

我が家も、スマホでは相当揉めました。

どれくらい揉めたかというと、家の壁が凹んだり、ドアノブが壊れるくらい!

元々は「サッカーチームの連絡がLINEで届くから、そのためにスマホを持ちたい」という理由でスタートしたはずでした。

それが、次第にダウンロードしたいゲームが増え、やることをやらずにゲームばかりして、その結果スマホを取り上げられると大騒ぎ&大暴れ…。

今思い出しても、大変だった‼

でもあんなに大変だったのに、今ではスマホやゲームをめぐる親子のバトルはほとんどなくなりました。

2.発達障害アスペルガー・ADHDタイプがゲームやスマホにハマりやすいワケ

先日、スマホ依存の専門家にお会いする機会があり、お話を伺ってきました。

それによると…発達の特性があると、スマホやゲームにハマりやすい傾向は少なからずあるそうです。

我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向が強いグレーゾーン。

自分の興味のないことは全くやらないのに、自分が興味を持ったこと・好きなことには突進するタイプです。

息子の様子を見ていたので「ADHD傾向の子はハマりやすいのかな」と漠然と感じてはいました。

「自閉症スペクトラム、アスペルガー(ASD)タイプのお子さんは?」と伺ってみました。

「空気を読む」とか「行間を読む」といった対応が苦手で、コミュニケーションの課題があるタイプのお子さんは、複雑な対応が必要ないゲームの世界が楽でハマりやすいこともある、ということでした。

ここだけ聞くとドキっとしてしまうかもしれません。

でも一番大事なのは、発達の特性の有無を問わずリアルの世界でお子さんの居場所があることです。

私がスマホをめぐる親子のバトルをしていたときを振り返ってみると、リアルの世界でちゃんと息子の居場所を作ってあげられていなかったな、と痛感します。

勉強もしない!
習い事もサボる!
脱いだ服も片付けない!
家の手伝いもしない!

こんな様子をみて、ひたすらガミガミ言い続けていたのですから、自信とやる気を失くして、居心地の良いゲームの世界にはまってしまうのも無理はありませんよね!(反省中)

・スマホやゲームの時間が長くなっている…
・ゲームからの切り替えが遅くなってきている…

そんなお子さんの様子が気になり始めたら、お母さんの対応を変えて、子どもが動きやすくなるコミュニケーションを心がけると良いかもしれません。

3.ルールよりもガミガミよりも○○の改善を!

スマホを使いすぎることによる親子バトル解消のために、私がしたのは…。

① 否定的なコミュニケーションをやめる
②子どものやっていることに興味を持って観察する
③ 日常的にポジティブな声かけをする

この繰り返しです。

私たち母親が変わっていくと、バトルばかりの親子関係は確実に変わってきます!

なぜ効果があるのかというと、子どもの脳は否定的なコミュニケーションには反応しないからです。

ゲームやスマホをやっているときいつも叱られている状態なら、お子さんの脳はお母さんの言葉を完全にシャットアウトしている可能性が高いので、お母さんがいくら注意してもその言葉はお子さんには届いていません。

私と同じように、大変身に成功したお母さんの事例がありますので、ご紹介します。

Eさんは、子どもの「しない」ことに注目が行きやすく、日常的に「指示」が多いコミュニケーションスタイルでした。

中学生の息子さんがタブレットを使いすぎるようになり、だんだんやる時間が長くなり、やめさせようとすると暴言・イライラで、Eさんは「依存症なんでしょうか…」と悩んでおられました。

そこでEさんに、指示を減らし子どものやっていることに興味を示す」会話をしてもらいました。

いつもだったら
「ゲームやめなさい!」
「いつまでやってるの!」
「いい加減にしなさいよ!」

とガミガミの対象になっている子どもの行動ですが…

そこにこそ、お母さんが興味を持って…
「どんなゲームやってるの?」
「へー、難しそうだね」
「今日は調子いいの?」
「ちょっと教えてよ」

こんな感じです。

こんな風に会話を変えるだけで、親子のコミュニケーションはスムーズになりました!

タブレットをやっていても、気持ちよく行動を切り替えられるようになり、ご飯の準備などを快く手伝ってくれるようになったそうです!

Eさんと息子さんが変われた理由は、肯定的なやりとりが増え、今までと違う「我が子に届く」コミュニケーションの方法を手に入れることができたからです。

みなさんは今、子どもがゲームやスマホを使いすぎて、困っていませんか?

もし発達障害の特性からハマりやすい子どもたちに手を焼いているなら、子どものやっていることに興味を示す声かけに、ぜひトライしてみてくださいね。

 
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