1.宿題でいつも泣き叫ぶ…発達障害?それとも?
小学生のお子さんの宿題を一緒に見てあげているというお母さんは多いのではないでしょうか。
ちょっと見ててあげるだけで、スイスイ解けるような子は、お母さんも楽だと思うのですが、
宿題をしようとすると、
機嫌が悪くなる
間違えると癇癪を起こして泣き叫ぶ
お母さんに八つ当たりしてくる
等、一筋縄ではいかないお子さんの場合、お母さんは毎日の宿題タイムがストレスになってしまいますよね!
「宿題なんて怒ってないでさっさと済ませてしまえばいいでしょ!」
「泣いているから終わらないんだよ」
なんて言ってしまいそうになりませんか?でも頑張ってその言葉は我慢してください。
宿題で癇癪を起こす原因は様々です。
「こんなに泣き叫ぶ癇癪は発達障害?」と心配しているお母さんもいるでしょう。
勉強が嫌いだけど、学校ではしっかりできているような優等生タイプは、HSC(人一倍敏感な子)の可能性が高いです。
HSCタイプの子にとっては、学校から帰ってきて更に宿題をすることはとってもハードなんです。
だからといって、「お母さんだって辛いのよ」という声が聞こえてきそうですね。
そうですよね、宿題のお付き合いはとっても大変!
今、宿題タイムが地獄だと感じているお母さんも、大丈夫です!
今回は、繊細すぎて勉強嫌いな子どもでも、自分で毎日宿題ができる習慣が身につくコツをお伝えします!発達障害グレーゾーンの不安の強い子にも使えるサポート法なので、みなさん読みすすめてくださいね。
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2.HSC小学生の宿題時間はママにとって地獄の時間…
我が家の小学5年生の娘は、小学3年生頃から宿題を嫌がるようになりました。
理由としては、コロナウイルスの流行により不安が高まり、登校しぶりが起きたため、心身ともにクタクタで宿題どころではなかったこと。
もう一つの理由としては、学年が上がると算数が苦手になり始め、毎日毎日、国語とセットで出される算数の宿題はやりたくないという気持ちだったのです。
娘はHSC(Highly Sensitive Child:人一倍繊細な子ども)の傾向があり、「学校では先生に言われたとおりにやらないと」という意識が強かったため、宿題をさぼってやらないということはありませんでした。
けれど、毎日やらなければいけないというプレッシャーや、疲れて帰ってきたのに家でまた苦手な勉強をしなければいけないというストレスで、宿題をやろうとすると、イライラし始めたり、母親の私に怒ってきて泣くことが多々ありました。
問題がわからないと人のせいにしたり
鉛筆や消しゴムを投げつけてきたり
「お母さんの教え方が悪いんだ!」と暴言が出たり
泣いてしばらく動かなかったり…
まったく終わる気配が見えない時間…
毎日毎日繰り返される、宿題時間の娘の態度に、だんだん憂鬱になってきました。
こんなに嫌がっているのに宿題させる意味はあるの?
授業を集中して聞いていれば宿題なんてやらなくてもなんとかなるんじゃないの?
いっそのこと、「宿題を減らしてください」とお願いしようかな?
と、いつしか私は宿題へのネガティブなイメージが高まっていき、毎日娘が帰ってきてからの時間をどう乗り切ろうかということばかり考えて、娘と楽しく話す余裕もなくなっていきました。
3.宿題サポートのコツは甘やかし!
宿題で癇癪を起こして大変だった娘も、今では自分で時間を決めて短時間で終わらせられるようになりました!
これまでに、娘の宿題場面で私がやったサポートのコツをお伝えしますね!
サポートのコツは「甘やかし」です!
◆宿題は本人がやらなくてもいい!
登校しぶり状態で、学校に行けただけでも大きなエネルギーを使っているような時期は、登校にエネルギーを注ぐ時期です。
あれもこれもと頑張らせると、余計に学校嫌いになってしまいかねません。
「宿題やりたくない…でも提出しないのは嫌だ」
と子どもが言うときは、
「お母さんが書いておいてあげるよ」
「答えを写して出してもいいよ」
と伝えてあげましょう。
「宿題やらないと勉強が遅れてますます学校苦手になってしまうんじゃ…」
とお母さんは不安になるかもしれませんね。けれども、子どもの気持ちのコンディションが安定してくれば勉強は追いつくことが可能ですよ!
優先順位を決めてサポートしましょう。
◆宿題をやるシチュエーションを整える
宿題を自分でとりあえずやってみるという段階の子の場合、ゴロゴロしたままやっていたり、机の上がごちゃごちゃだったりすると、とっても気になりますよね。
案の定、違うモノに気がそれてしまってなかなか宿題が終わらない…となると、「しっかり片付けてしっかり座って集中してやらないと!」と言いたくなってしまうかもしれません。
ですが、やりたくない宿題をやる前に片付けもするのは子どもにとってはハードルが高すぎます!
お母さんが、机の上を片付けてあげておいたり、宿題をやる場所の周りには誘惑になるものを置かないようにしたりしてあげましょう。
寝転がって勉強するのが好きな子は、寝転がったままでOKです!気持ちよく寝転がれるクッションを用意してあげてもいいですね。
また、「飲み物ちょうだい〜」「お腹すいた〜」など、途中で集中力が切れてきたなというときでも、「ちゃんと集中して最後までやりなさい!」とは言わず、「OK!今持っていってあげるからね。」と言ってあげましょう。
頼まれたことはできる限り応えてあげましょう。
◆宿題を手伝うときはしっかり向き合う
宿題をするのは嫌なんだけど、頑張ってやろうとしている子ども達。そんな時にお母さんがスマホを見ていたり、テレビを見ていたりすると子どものやる気も半減していきます。
子どもが一人で宿題ができるようになるまでは、いつでも質問に答えられるように、同じ空間で同じような勉強モードで待機してあげられるといいですよ。
読書をしたり、メモをとったり、家計簿をつけたり。
お母さんも忙しいとは思います!
けれど、お母さんが自分のために時間をとってくれていると感じると、子どもはとっても嬉しいです!
わからないところがあったときも、イライラする前に、素直に「ここはどういうこと?」と聞いてくれるようになりますよ。
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4.宿題タイムの甘やかしで自分でできる子になる!
娘が宿題で癇癪を起こしてばかりで、地獄のような宿題タイムだった我が家。
たっぷり甘やかして宿題するのを手伝ったかいがあり、次第に自分から宿題をする準備をして短時間で終えられるようになりました!
小学生のうちはまだ、難しい問題が出てくるとイライラすることはありますが、癇癪にまではならなくなりました。わからないときは、一緒に参考書を調べたり、わかりやすいYou Tubeを見たりするなど落ち着いて行動できることも多くなりました。
「いつ、娘の気持ちが爆発するのか?」とドキドキしていた宿題時間も、安心して見ていられるようになりました!
中学生になった今年、教科ごとに先生が違うので宿題や小テストのための勉強が毎日続くなど、大変だろうな〜と思うこともありますが、まったく感情を荒げることなくたんたんと取り組んでいるんです‼
泣き叫んでいた頃には、考えられない姿です!
苦手なことに立ち向かうとき、子どもの脳の活動量はとても大きくなるため、子どもにとっては負荷がかかるもの。
そんなとき、お母さんがひたすら甘やかしてサポートしてあげることで、「お母さんは自分のために協力してくれるんだ!」と子どもたちはとても嬉しく感じます。そうすると、宿題に対してもだんだん前向きにチャレンジできるようになりますよ!
ぜひ、勉強が楽しくできるようにママは勉強をやらせるのではなく、サポート役に徹してあげてくださいね。
\おうちで癇癪の強いお子さんにオススメの記事はこちら!/
執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
発達凸凹キッズの学校での苦手をおウチで解消するコツを毎日お届けします!
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