HSC・ひといちばい敏感な子の自己肯定感を高めるには、お母さんが○○にOKを出す!

人の気持ちを感じとりやすい”ひといちばい敏感な子ども達”。言葉だけでなく、雰囲気や表情、様々なものから情報をキャッチしています。褒めているのに子どもが自信なさそうにしているという場合に、お母さんに気をつけてみて欲しいこと、お話します!

1.自信を失いやすい”ひといちばい敏感な子”

HSC・ひといちばい敏感な子という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。HSCは、病気や障がいではなく、生まれ持った気質のことです。

音や刺激に敏感、他人の気持ちを汲み取ることができる、ちょっとした変化にも気づく、完璧主義、年齢のわりに大人びたことを言う、などの特徴があります。

HSCの子ども達は、他の子なら気づかないような、小さな変化も敏感に感じ取ります。そのため、些細な出来事にも動揺しやすく、自信を失いやすい面があるのです。

HSCの子どもにとって、学校は刺激が多すぎる場所。周りのペースに合わせるのに疲れていたり、思わぬところで先生やお友達からの言葉に傷ついてしまっていることもあります。

そんなHSCの子育てにおいても、大切なのは子どもの自己肯定感を高める言葉がけ

子どもに自信を持たせてあげようと、一生懸命褒めていらっしゃるお母さんも多いと思います。

もし、敏感なお子さんをお持ちのお母さんで「褒めているはずなのに、子どもが自信なさそうにしている…」と感じている方がいらっしゃったら、これからお話することを意識してみてください。

2.まるで超能力者!?お母さんの気持ちを読み取るHSCの子ども達

言葉に出してたくさん褒めているはずなのに、なぜかお子さんが変化していかないという方がいらっしゃったら、お子さんはもしかしたらお母さんから否定のエネルギーを感じとっているのかもしれません。

「え?私、全然ガミガミ言ってませんよ?」とお母さんは思うかもしれませんが、HSCの子の場合は、言葉以外の空気も敏感に感じ取っています

たとえばお母さんが
お子さんのできていない様子を心配そうな顔で見つめていたり…
ため息をついたり…
将来のことを考えて不安そうな表情を浮かべたり…
険しい顔で子育て情報を調べていたり…
イライラしてドアをバタンと閉めたり…

お母さんが何気なくやっているこれらの事が、HSCの子どもには、否定のメッセージとして受け取られてしまう可能性があります。

お母さんの空気がなんとなく重いと、せっかくお子さんにかけた褒めの言葉も、肯定のパワーを発揮できません。

敏感な子どもの場合は、お母さんのふとした表情、態度、雰囲気から「自分はお母さんに心配をかけている」「お母さんは自分にガッカリしている」ということを感じとってしまって、自信をなくしてしまうのです。

3.お母さんが○○にOKを出すと、子どももイキイキしてくる!

HSCの子は優しい子が多いので、お母さんが深刻そうな顔をしていると「お母さんに心配をかける自分はダメな子」と感じてしまいます。

そのため、HSC子育てはとくにお母さんが笑顔でいることが大切。しかし、そこは鋭いHSC。お母さんが無理して笑っていると必ず見抜かれます。

がんばって笑顔を作ろうとするのは逆効果。お母さんの緊張がお子さんに伝わってしまいます。

HSCの子育ては、がんばるのではなく、ゆるむ”を意識することがポイントです。

敏感な子にとっては、お母さんの力の入り過ぎたがんばりが、プレッシャーになってしまうこともあるからです。

そこで、心からリラックスした笑顔になるために、お母さんが自分に○をつけてあげてください。

1日の終わりに、今日1日自分ができたことを書き出してみてください。きっと、自分で思っていた以上にたくさんのことをやり遂げていると思いますよ。

お母さんがまず、自分のできているところに目を向けて、ありのままの自分にOKを出してあげましょう!

お母さんが自分にOKが出せていないと、子どもも「自分はこのままで大丈夫」という感覚が持てません。

お母さんが自分をそのまま受け入れられるようになることで、お子さんも安心して自分の良いところをのびのび発揮していけるようになるのです!

お母さんが毎日自分のがんばったことを3つノートに書いてみるのもオススメです!
今年こそ3日坊主から卒業!“褒め”を記録することが自信になる!奇跡の「がんばりノート」

執筆者:滝麻里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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