やる気の起きない中学生男子の本音を読み取る!思春期男子に届くママの声かけとは?【パステルジャンプ勉強会】

今月のパステルジャンプ子育て研究オンライン勉強会から、思春期の発達凸凹男子へのママの接し方のコツをシェアします!男の子のお子さんが中学生になってだんだん扱いにくくなってきたなと悩んでいるお母さんに参考になること間違いなしですよ!

こんにちは!パステルジャンプ編集部です。
2022年11月19日に上級講座生でオンライン勉強会を開催しました。その様子をご紹介しますね!

中学生男子の我が子が思春期で子育てが難しいと感じるとき

発達凸凹の子どもを育てていると、大変なことがたくさんありますが、そんな子どもが思春期に入ってくると小さな頃には感じなかった困りごとが出現してきます!

特に男子は体つきも大きくなってくる時期で、声も低く太くなってくる頃。

そんな男の子が、例えば、

言葉遣いが悪くなってきた
親のアドバイスを聞かなくなってきた
偉そうな口のきき方をするようになった

等の反抗的な態度が増えてきたら嫌ですよね⁉

更に、親の言うことは聞かないのに、普段の生活がだらしなかったり、学校の成績が悪かったりすると、

『大したこともできてないのに口だけ達者になって!』

とイライラしてきますよね。発達凸凹キッズの場合、お母さんがサポートしてあげなければいけないこともたくさんあって、親子仲がぎくしゃくしてしまうことは避けたいところ。

今月の勉強会では、『思春期ADHD中学生の学校生活がうまくいくお母さんの声かけ』について、上級講座生の研究発表がありました。

毎日とにかく喧嘩ばかりで、思春期男子と楽しい明るい会話ができていないというお母さん、読み進めることで子どもと話すのが楽しみになっていきますよ!

学校でいいところを見せたい!けれど不安も強くて動けない…

今回、思春期中学生男子とのコミュニケーションの取り方を研究してくれたのは、パステルジャンプリサーチャーの中曽根里美さんです。

中曽根さんの息子さんは、中学2年生。ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性があり、学校の勉強は苦手で登校しぶりもあるお子さんです。

そんな息子さん、学校の行事でピアノ伴奏をする役割をゲットしてきたのだそうです!

中曽根さんは、息子さんの行事を成功させるため、これまでに習得してきた息子さんについての発達の知識を活用してサポートしてあげようと思ったのですが…

・お母さんのアドバイスを聞いてくれない!
・練習にやる気が起きない!
・「本番までに間に合わないかも」と不安に…
・不安な気持ちが募り、癇癪を起こすことが増えて…

本番が迫る中、練習しなければ間に合わないのに練習に集中できない息子さんを見て、どうしたらよいだろうと頭を悩ませました。

このように、中学生男子がやるべきことをできずに、不安が高まり動けなくなっている場合、どうしたらよいのでしょうか?

子どもがやる気のなさそうな態度をしている場合、ママは心配でついついあれこれ言いたくなってしまいますよね。
ところが、言えば言うほど子どもから嫌がられ、険悪な雰囲気になっていく…というのが思春期男子の定番の反応です!

思春期男子に響く言葉があった!

中曽根さんは、思春期男子の脳に響く言葉を研究することにしました!

『学校でいいところをみんなの前で見せたい』という想いと、『失敗したらどうしよう…』という不安の間で葛藤し、動けなくなっていた息子さん。

そんな息子さんにガミガミ言っても、息子さんの脳には響かないということを発達科学コミュニケーションの講座を受講して学んでいた中曽根さんが、声かけした言葉を少しだけご紹介しますね!

「自分を信じてごらん!」
「去年もたくさん練習して伴奏弾けるようになったよね!」

どんなに息子さんが癇癪を起こしていても、叱らず、振り回されず、息子さんが安心できる言葉をかけていったそうです。

勉強会では他のメンバーから、

「あまりに練習できない場合や、癇癪まで起こしてしまった場合、『もうやめれば?』と突き放してしまいそうになるけれど、どっしりと構えて応援するスタンスが素晴らしい!」

と称賛の声があがっていました!

学校での成功体験で自信につながった!

ママが落ち着いて子どもが安心できる言葉をかけ続けることで、子どもは前へ進めるようになっていきます。

中曽根さんの息子さんも、少しずつ練習量が増えていき、自分で練習時間を決めたり、効率の良い練習方法を考えたりしてママに頼らず頑張る姿勢がみられていったといいます。

そして、学校の行事本番、見事にピアノ伴奏をやり遂げることができたそうです!

その成功をきっかけに、自分に自信を持てるようになり、苦手な勉強にも少しずつ意欲が高まってきているということですよ。

思春期男子って、親から色々と言われると「うざい」「黙れ」と言ってきて、ママは落ち込みますが、肯定的な素敵な言葉を選んで伝えていれば、素直にママの話に耳を傾けてくれるんですね!

「本番まで間に合わないんじゃないだろうか…」というママの不安は、子どもを余計に不安にしてしまいます。

親の感情は子どもに伝わってしまうもの。子どものためにも親の不安は感じさせないように気をつける必要があるのだそうです。

また、思春期男子は、小さな頃のようにママに守ってもらう男の子から、自立したい男子に成長中です!

男子のプライドを損ねない声かけや態度をママが心がけることで、子どものモチベーションがアップしていきます!

今回の中曽根さんの対応は、定期試験や受験が迫る中学生にも使える方法です!みなさんもぜひ参考にしてくださいね。

パステルジャンプ勉強会では、自分も子どもも成長したい!と楽しくおウチで実践しているママ達が、このように我が子の成長をシェアし合っています!

中学生男子が前向きに動き出せる声かけについて、今後、中曽根さんからの記事が公開される予定です!

詳しい言葉のかけ方や思春期男子に響く言葉をお楽しみに!

\こちらの記事でも思春期男子への対応が学べます!/

執筆者:パステルジャンプ編集部

発達凸凹の思春期男子の得意を活かす方法がわかります!
▼子どもの脳に届きやすい子育てはこちらから

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