【夏休み特集】ゲームはできるのに 生活のことは『あとで』…不登校キッズの「やってみようかな」が増えていく関わり方
不登校・登校しぶり

片付けられない不登校の子どもが変わった!発達障害中学生女子の汚部屋が美部屋になった理由

片付けられない子どもに「片付けなさい!」と伝え続けても、なかなか効果は出ませんよね。逆に「できない…」と自信を失ってしまうことも。そんなときは親が子どもの特性を理解し、「できた」を積み重ねる関わりが大切です。

1.「片付けなさい」と言うほど片付けは遠のいていく? 

子どもの部屋をのぞくと、床が見えないほど物が散らかっている。

脱いだ服はそのまま…
学校のプリントやお菓子の袋も置きっぱなし…

その部屋を見るたびに、

「片付けなさいって
 何度も言っているのに…」
「いつになったら
 自分で片付けられるようになるの?」
「どう伝えたら
  動いてくれるんだろう。」

そんな思いが頭に浮かんできますよね。

特に発達障害や発達グレーゾーン、不登校のお子さんの場合は
「何度言っても変わらない」と感じているママも多いかもしれません。

けれど実は、
「片付けなさい」と言い続けること
子どもをますます片付けから遠ざけてしまうことがあります。

大切なのは、片付け方を教え込むことではありません。

その子の脳の発達や得意な力に合った関わり方を知ること

すると、「片付けなさい」と言わなくても、子どもが自分から片付けに前向きに取り組めるようになることがあるんです。

ゲームばかりでこのまま2学期を迎えて大丈夫…?
▼不登校の子に足りないのは“ゲームをやめる力”ではありませんでした。


*お手元のメールアドレスにお届けします!

2.片付けられない子どもに合わない声かけは、「できない」を積み重ねてしまう

片付けは、「物を元に戻す」だけではありません

子どもが片付けるためには、例えば次のような力が必要です。

・必要な物と不要な物を判断する
・どこへしまうか決める
・優先順位を考える
・最後までやり切る
・使った物を元の場所へ戻す

発達障害や発達凸凹の子どもは
この中のどこかに苦手さがあるため
「片付けたい」と思っていても
思うように進められないことがあります。

だからといって
「片付けなさい」と繰り返し伝えれば
できるようになるわけではありません。

できない経験が続き
そのたびに注意されたり責められたりすると
子どもは次第に自信を失い
「自分は片付けられない人なんだ」
と思うようになってしまいます。

片付けられないこと以上に心配なのは
この「できない自分」という思い込みが積み重なってしまうことです。

だから大切なのは
苦手なところだけを見るのではなく
その子の脳の発達や得意な力を理解し
「できた」という経験を積み重ねられる関わりをすることです。

その経験が、「自分にもできる」という自信につながっていきます。

3.娘の「汚部屋」が「美部屋」に変わった日、子どもの言葉で気づいたこと

以前の私は片付けが苦手な娘に、

「物を置く場所を決めなさい。」
「使ったら元に戻せばいいだけ。」
「片付けないと困るのは自分だよ。」

と、正論ばかり伝えていました。

「何でも親がやってはいけない」と思い
一人で片付けさせようとしていましたが
娘は「片付ける」と言いながら好きなことを始めたり、ぼーっとしてしまったり…。

私は
「約束したのにどうしてやらないの?」
「どうしてこれくらいできないの?」
と責め、
娘は「また今度やるから」と言って終わる。

その繰り返しでした。

「そのうち成長すればできるようになる。」
そんな期待とは裏腹に
思春期になる頃には部屋は足の踏み場もない「汚部屋」に。
娘は私が部屋に入ることも嫌がるようになっていました。

そんな娘が変わるきっかけは、K-popグッズを飾った部屋を紹介するYouTubeでした。

「こんな部屋にしたい。」
その言葉を聞き
一緒に動画を見てみると
家具の配置や収納方法まで具体的なイメージを持っていることが分かりました。

発達科学コミュニケーションを学んだ私は、そこで改めて娘の特性を思い返しました。

娘は
・捨てる
・優先順位を決める
・計画を立てる
・時間を見通して進める
といったことが苦手です。

一方で
・カードやシールをファイリングする
・好きな小物を並べて飾る
など、同じ種類の物を分類したり、きれいに並べたりすることは得意でした。

そこで
苦手な「捨てる」「判断する」といった部分は私がサポート
娘には得意な「並べる」「飾る」ことを中心に取り組んでもらうことにしました。

また、作業の量ではなく、
「片付けようとしているね。」
「前は捨てるかどうか決めることも
難しかったのに、今日は自分で決められたね。」
と、できたことに目を向けて声をかけ続けました

すると少しずつ床が見えるようになり、
娘は楽しそうに収納やディスプレイを進めるようになりました。

家族の協力もあり
約1か月後、「汚部屋」は
娘が憧れていた「美部屋」へと変わったのです。

実際の写真はこちらです↓

それから3か月たった今も、
娘はきれいな部屋を維持しています。

その秘訣を聞いてみると、
「物を置く場所を決めているから、
 使ったら元に戻すようにしてる。」
と話してくれました。

思わず私は、
「それ、昔から何度も言っていたことだよね!」
と笑ってしまいました。

けれど今回は
私が娘の特性を理解したことで
苦手な「できないこと」ではなく
得意な「できること」に目を向けられるようになりました。

そして
できたことを認めながら関わったこと
「片付ける」という経験そのもの
娘にとっての成功体験になっていったのです。

私は、子どもが変わるのは正しい言葉を伝えたときではなく
その子の特性を理解し
「自分にもできた」と思える経験を
積み重ねられたときなのだと実感しました。

4.「できた」の積み重ねが、子どもの自信を育てる 

片付けられない子どもを前にすると、
「どうしたら片付けてくれるの?」
と方法を探したくなりますよね。

けれど
今回の経験で私が実感したのは
子どもを変えたのは片付けのテクニックではなかったということです。

大切だったのは
子どもの苦手なことを無理に克服させるのではなく
得意なことや「やってみたい」という気持ちを入り口に
「できた」という経験を積み重ねることでした。

その経験が積み重なると
「私は片付けられない人」
という思い込みが、
「私にもできるかもしれない」
という自信へと変わっていきます。


だから大切なのは、「片付けなさい」と伝えることではありません。
子どもの脳の発達や特性を理解し
その子に合った関わりで
「できた」を積み重ねていくこと
です

それこそが子どものこれからの成長につながっていくのです。

「それならやってもいいよ!」
ゲームばかりの子が動き出しました。
▼今日から使える不登校キッズの“はじめる力”を育てるポイントがわかります!


*メールアドレス登録でお手元に配信します

▼自信をつけられる成功体験はできることに注目した声かけから!他にも紹介しています。

執筆者:西田加奈子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

思春期発達凸凹さんとのコミュニケーションが上手くいくママの思考レッスンを配信します!
▼▼▼

「やらない」「動かない」のにはワケがある。 不登校キッズの“次の一歩”を増やす関わり方はこちら▼
▼不登校のお悩みに合わせた無料ガイド
ママが子育てを学ぶ仕組みを紹介!
シェアする