1.早いうちに引きこもりになったからこそ進路準備がたくさんできる
小学生で不登校になってしまうと、このまま中学校も高校も行けなかったらどうしよう?と心配になりますね。
そのため、どうにか学校復帰させないと!と、お母さんは学校に連れて行くことにエネルギーをそそぎがちになるのではないでしょうか?
「休ませてしまったらこのまま将来が終わってしまうのでは…」
「ニートになっちゃうかも?」
とお母さんは焦って、学校に行かせなきゃと躍起になると、ますます子どもが引きこもりになってしまうことも…それは、今は学校に行くことがその子が一番発達しやすい方法ではないというサインです。
でも、引きこもってしまっても大丈夫!
お母さんと毎日いろんな話をしたり、一緒に何かすることで、ちゃんとおウチでたくさん子どもを発達させることができます。
そして、引きこもりや不登校になってしまった小学生たちは、進路選びにおいて早めの準備ができるというメリットがあります!
小学生はまだ本格的な思春期に突入していないケースが多く、落ち着いて将来のことを考えたり話したりするにはとても良い時期なんです。
高校進学間近の反抗期真っ盛りの子どもが不登校になった場合、素直にやりたいことを語ってくれたり、一緒に学校見学へ行ったりするのも難しいお年頃で、お母さんもお子さんと向き合うにはちょっと大変になってきます。
だから、小学生のうちから、引きこもりキッズの進学の選択肢を広げるために、できるだけ早いうちから考えていきましょう。引きこもり期間中に取り組むことで、親子でワクワクした進路に進むことができるようになりますよ。
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2.小学生引きこもりキッズが進学するために考えておきたいこと
子どもの進路について探してみると、今はいろいろな進学先があります!不登校の子どもが通いやすい通信制の学校も色んなカリキュラム、様々な登校頻度があって多種多様な時代です。
中学に行きたい子ならどんなスタイルで中学に行くか、「高校生になりたい!」という場合は、どのくらいの登校頻度で通えるか、登校の通学手段や学校の雰囲気などが学校を選ぶときの大きな基準になってきます。
進学先を選ぶために絶対必要なことが、子ども自身が学校の見学やオープンスクールに行けること。
(完全オンライン型の学校もありますが、通学したいお子さんや通学した方が楽しいんじゃないかな?というお子さん向けのお話です。)
学校によっては、入学の条件として本人がオープンスクールに参加していることと明記しているところもあります。
引きこもりになっているお子さんは、感覚過敏が強かったり人や場所の雰囲気に慣れにくいなどの特性を持っていることも多いですよね。
入学前に何度も学校に足を運んで本当に頑張りたい学校を選ぶ。
また、体験入学などもある学校も多いので授業の雰囲気をつかんで学校に慣れることで、スタートでつまづかずに済みます!
学校選びに親子で行くためには、
数時間の外出ができること!
数時間、学校の先生や先輩たちの説明が聞けること!
これができればOKです。
少しの時間外出できるように、楽しく外出練習ができるようになるといいですね。
3.不登校になり塾もフリースクールも駄目だった息子
我が家の中学3年生の息子は、小学4年生のときに不登校になりました。
不登校になってからも、「学校は休んでもいい。それなら学校じゃないところで勉強しないと。友達と関われるところに行かないと!それが息子の将来のため!」と、塾やフリースクールに通うことにしました。
ですが、塾に通い1、2時間勉強してくることも、フリースクールで1日過ごしてくることも息子は途中で疲れてしまい結局やめてしまいました。
どちらも息子のことを理解してくれる先生方がいらっしゃる素敵なところでしたが、息子にとっては行く意味を見いだせなかったようです。
息子の将来のために必要なことは、息子を理解してくれる人を探すだけではなく、
「息子自身が安心して信頼できる人と」
「息子が本当にやりたいこと」を
できる場所をじっくり探すことなんだと気づきました。我が家の地域で息子が通いたいと思える中学校はなかったので中学は不登校のままでいてオンラインのフリースクールに入学することを親子で選択。
高校生になるまでまだまだ時間がある!それまでに楽しく通えるところを探すために、息子の活動量を少しずつ上げるように意識していきました。
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4.不登校キッズの進路選びが楽しくなる声かけ
毎日引きこもっていて、外出を嫌がる子どもにいきなり「高校には行ったほうがいいよ。学校見学に行くから〇〇日に行くよ!」と伝えても、子どもにとっては不安でしかありません。
学校見学って何するの?
誰に会うの?
中学、高校って僕行けるの?
自分の将来どうなっちゃうんだろう…
なんか怖いからヤダヤダ!
という気持ちになってしまい体は動いてくれません。
オススメなのは、まず、楽しく通える学校があるんだよ!不登校でも学校に行って活躍している人がいるんだよ!ということを伝えてあげることです。
「小学生で学校に行かなかったけど、通信制高校に行って大学も行っている人がいるよ!大学ってすごく楽しいところなんだって。」
とか、
「〇〇っていう通信制高校は、ゲーム部があってみんなでゲームの大会に出ているんだって〜」
とか、
「お母さん知らなかったんだけど、今は毎日行く学校だけじゃなくて、週に何回か行けばOKとか、ネットでOKっていう学校もたくさんあるんだね〜」
とか、
「あそこの学校は、中学の成績はまったく関係なく受験ができるんだって!」
などと、普段何気ない会話ができそうな時にコツコツ伝えてあげるんです。
その時に大事なのは、笑顔で!押し付けず!気楽に!話すこと。
まずは、楽しそうな進路があるんだなということを子どもにインプットできればいいので、子どもから「行きたい!」という返事を引き出そうとしなくても大丈夫。
学校のパンフレットを取り寄せてそれを見ながらつぶやいてみたり、元不登校さんのインタビュー記事や本などを読みながらつぶやいてみたりすると、自然に話すことができますよ。
5.最初のステップは数時間外出できる!家族以外と話ができる!でOK!
我が家の小学4年生で不登校になった息子も、現在は中学3年生。今は、高校選びのために楽しく色々な学校にでかけています!
通学頻度が少なくてもいい、自分の興味のあることを学べる学校がある、毎日学校へ行かなくても大人になって仕事している人たちがたくさんいる、ということを知って希望が湧いたそうです。
絶望感が希望に変わっていくと、好きなことにも興味を持ってできるエネルギーが湧いてきます。少しずつ、好きなことのために外出することができるようになりました。
コンビニや、パン屋さんに行って、店員さんとちょっとのやりとりができるようになったり。
習い事で初めて会う人と話しができるようになったり。
興味のあるイベントに参加して数時間説明を聞いたり質問ができたり。
毎日どこかへ行くことができなかったとしても、数時間の外出ができて、家族以外の人とコミュニケーションができるようになると本人にも自信がついて外出を嫌がらなくなっていきました。
そして、家で興味のあることを自分のペースでやり続け、プログラミングやAIに関することを学んでみたいな、でも大学も行きたいから勉強も頑張りたいなと言っています。
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不登校生活で将来を悲観しなくても大丈夫!まずは、お母さんが不登校キッズの進路、進学について知識をつけて、子どもに安心を与えてあげましょう。
\不登校の子どもの家での過ごし方や、元不登校さんの進学エピソードがこちらで読めます!/
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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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