発達障害・グレーゾーンの子どもたちが前向きに動き出す!登校しぶりのときのママの視点の変え方

発達障害・グレーゾーンの子どもたちは小学校高学年になるとストレスが増えて登校しぶりが始まることがあります。こんな時、登校を促すことは逆効果です。一方、お母さんの日常の声かけを変えることで今までの困りごとを解決できるチャンスにもなりますよ!
 

1、去年までは楽しそうだったのに…発達障害・グレーゾーンの子どもたちがつらくなる小学校高学年

6月になりました。高学年になって登校しぶりが始まって対応にこまっていませんか? 発達障害・グレーゾーンの子どもたちは低学年のころは学校に適応できていても、高学年になると事情が変わってきます。

9〜10歳は成長が加速する時期で、能力の個人差も目立ちやすくなるため、苦手が多い彼らはストレスを抱えたり劣等感を持ちやすくなります。

そのため学校に行こうとすると頭痛や腹痛を訴えたり、突然おこる激しい登校しぶり、癇癪が頻回に起こる、不安が強い、保健室で過ごす時間が増える…といったことが始まります。

最初のうちは「これを皮切りに不登校になるかも」と不安になって登校できるよう促したくなりますが…これは逆効果です。 登校しぶりが始まったとき、お母さんは何をすべきかについてお話しします。

2、登校しぶりの子どもたちに対してお母さんのできることは日常の声かけを変えること

発達科学コミュニケーション講座を受講されたMさん親子の体験談です。

Mさんのお子さんは小学校4年生、発達障害・グレーゾーンの男の子です。低学年のころは先生のサポートなどもあり学校に元気に行っていました。

それが高学年になると様子が一変し、学校に行こうとすると頭痛を訴えたり週に2回は登校をしぶったりするようになりました。

そのころから常に自信がない様子で「あれもやりたくない」「これもやりたくない」と常にネガティブな様子でした。また何かにつけてお母さんの声かけに「嫌だ!」「やらない!」と拒否する状態でした。

そこで、お母さんが意識してくださったことは3つです。

・叱ったり注意したりする声かけをやめた
・子どものやっていることに興味関心をしめしたり 一緒に遊んだりした   
・子どもを苛立たせない指示出しで行動のチャンスを増やした

すると…登校しぶりも落ち着き「これがやりたい!」「ここに行ってみたい!」と積極的に言えるようになり、土日にたくさん楽しみ、月曜はすんなり登校できるようになりました。

お母さんの声かけにも素直に応じ、自分から片付けを始めたり「◯時になったらやるから教えて!」と言って意欲的に行動するようになりました。

さらには苦手な「人前での発表」「当番の仕事」に対し「こうやったらうまくできるよね」と自分で考えたり、お母さんと作戦会議をしながら苦手なことにも向き合ってチャレンジする力が育ってきました。次の項では声かけ方法のコツをお伝えしますね。

3、脳を発達させるおうちでの声かけ、4つのポイント

発達障害・グレーゾーンの子どもたちの脳を発達させる効果的な声かけは以下の4つです。

◆叱ったり注意したりしない→「スルー&肯定上手に」

親が感情的に叱ると、叱られたことだけが記憶に残り、叱られた理由は頭に残りません。
ですから「できないこと」には注目しなくて大丈夫です。

「注意しなくていいの?」と少し心配になりますが、「できないこと」は“スルー&肯定”を続けるだけで子どもは変化します。それまで待ちましょう。

◆子どもがやりたいことをやらせる

「親がやらせたいこと」ではなく、子どもの得意なことや好きなことで子どもの脳は育ちます。
例えば子どもがやっているゲームで一緒に楽しむ時間を増やしてみましょう。
すると、外出を嫌がる様子だった子も「あれしたい!」「ここ行きたい」と意欲を見せるようになりますよ。

◆苛立たせない指示出し→「行動力UPの声かけ」のコツ

急いでいるときは「あれしなさい」「早くしなさい」「どうしてできないの」と怒りながら指示しがちですよね。それを明るい声で、シンプルに、ポジティブな声かけに変えてみましょう。

ママの明るい声は子どもにとってうれしいもの。明るい声かけなら「うん、わかったー、今からやる」とか「しまった!忘れてた、すぐやるね」と動けるようになりますよ。

◆「癇癪への対応」

子どもに癇癪をおこされると、親もつい巻き込まれて火に油を注ぐような対応をして親子でヒートアップしがちですよね。癇癪をおこされたらさりげなく席をはずし、本人が落ち着いた後に「気持ちを落ち着けることができたね」と肯定することを繰り返します。これを続けるとイライラや癇癪が激減します。

【Mさんからこんなうれしいご感想をいただきました!】
講座を受けていなかったら今ごろは毎日学校に行かせることだけに必死だったかもしれません。でも声かけを変えたことで発達の困りごとも登校しぶりも落ち着いてきました。

今では癇癪に振り回されることなく親子ともに穏やかに過ごせています。学校を休んだ時も、脳を発達させることができるってこういうことなんだと思いました。

登校しぶりが始まったら、おうちでの声かけを変えてみましょう。
今までの困りごとも解決できるチャンスですよ!

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

小学校高学年になってからの困りごとを解決した記録があります!↓

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