こんにちは!パステルジャンプ編集部です。
パステルジャンプでは、ママの視野を広げる『大人の社会科見学』を不定期で開催しています!今回はその様子をご紹介しますね!
不登校になると何を信じればいいのかわからない⁉
子どもが不登校になり、「学校に行けないのは仕方ない!この子に合った場所で成長すればいいんだ!」と思えるようになっても、どうしても付きまとう不安はありませんか?
・学校に行かないのだから塾へ行ったほうがいいのかな?
・将来好きなことで食べていけるように、習い事をたくさんさせたほうがいいのかな?
・中卒になるかもしれないから家事スキルだけはつけさせないと!
等々、学校に行かなくても大丈夫と思いたいがために、色々なことを子どもにさせないと、と焦ったり、せめてこのくらいの進路には進んでほしいとプレッシャーをかけてしまったりすると思います。
そんな悩みを抱えるお母さんには、不登校で迷わない子育てを手にするための習慣を取り入れてほしいです。
今回、パステルジャンプの上級講座生達が手にすることができた、子どもを信じて伸ばす方法についてお伝えしたいと思います。
元中学校教師のフリースクールの先生に会いに行きました!
我が子の人生の選択肢を広げるママになるための大人の課外授業!
今回お話を聞いたのは、愛知県豊田市でフリースクール『Tao Haus(タオハウス)』を創設された信田雄一郎さんです。
リアル参加組とオンライン参加組分かれての社会科見学でした!
画面右中段にいらっしゃる男性が信田さん
信田さんの右横がパステルジャンプを主宰する清水畑さん
左横はリサーチャーのおおたさん
信田さんは、元中学校教師なんです。中学校の先生がなぜフリースクールの先生になったんだろう?と興味が湧きますよね!
中学校の教員を辞めた理由をこのようにお話ししてくれました。
ーーー
公立中学校は、一クラス30人程いて、その全員が同じ方向に進めるように導かなくちゃいけない場所なんです。
カリキュラムも自由に作れない。◯年生のいつ頃までには、これが終わっていないとという決まりもあり、どんなに理解していない子がいても授業を進めなくてはいけない。
できない子はわからない。
できる子には簡単すぎる。
それは、勉強だけでなく生活全てがそういうシステムに決められてしまっている…というなかなか変えることができない現実がありました。
ーーー
また、事前の打ち合わせではこのようなエピソードもわかりました。
ーーー
赴任した中学校で、キャリア教育担当となり、海外で活躍するプロのダンサーを呼ぶために、クラウドファンディングをして子どもたちとプロジェクト型の学習をするプランをたてたものの…
上司の教諭からは、
「教育委員会でも前例がない」
「公立の学校でやるのはダメだと思う」
「子どもたちに夢とか言いたくない」
ーーー
なんてことを言われ、教師としての夢を打ち砕かれてしまったそうなんです。既存の学校では難しい多様な教育活動をおこないたい。そんな思いからフリースクール「Tao Haus(タオハウス)」を開設したのだそうです。
子どもを信じることと期待することは違う!
実際に公立中学校で教育の壁にぶつかり、広い世界の教育についても学び、日本の教育を変えるためにフリースクールを創った信田さんへのインタビュー。
インタビューの中で、講座生達の子育て観を大きく変えた言葉をご紹介します。
ーーー
期待とは、
『この子が〜して〜したら私は助かるのに』
という想い、
信じるとは、
『この子がどうなっても助ける』
という想い。
ーーー
親の期待に応えないとと感じ、自分のやりたいことが見つけられない、大人に聞かないと動き出せない、正解がわからないと不安…そんな子ども達が多いそう。
失敗したっていい。
失敗するから、そこで立ち止まって考えて、夢を叶えていくことができる。
大人の期待で子どもの想いは抑圧されてしまう。想いを叶えないまま、大人にあれこれ言われてしまうと想いを叶える経験が育たない。
信田さんは、そうおっしゃっていました。
実際に、フリースクールに来たばかりの子で、大人の指示出しをもらわないと不安で動けない子がいたそうです。毎回毎回、何かやるたびに「先生どうしたらいいですか?」と聞いてくる。
でも、信田さんは教えないそうです。
「好きにやってごらん」
そう伝えて、ひたすら待つのだそうです。すると、不安でいっぱいだったお子さんも、安心して、自ら考えて動くことができるようになっていくそうです。
子どもを信じるために取り入れるべきママの習慣
不登校キッズの子育てをしている、パステルジャンプの上級講座生も、子どもの将来を考えると迷いが出たり、不安になったりすることもあります。信田さんのお話を聞いて、もっと子どもをどっしりと信じられる親になりたいです!という声がたくさんあがっていました。
不登校になって学校教育以外の学び方を模索しているお母さん。
学校スタイルが苦手なお子さんは、型にはまった、みんなと同じことを求められる日本の教育が合わない子なのです。
「学校に通っている子から遅れないように勉強させないと」
「今、不登校でも、最後は大学へ行って大逆転させないと」
「せめて高校だけは行かせないと」
「将来自分で稼げるような人に負けない得意を身に着けさせなくちゃ」
そんな、親の心配や期待が、子どもが自由に主体的に動き出す力を封じ込めてしまっているかもしれません。
「好きだなと思うこと」
「気になるなと思うこと」
なんでもやってごらん。
困ったことがあったら助けるからね。
そんな風に、どっしりと、ゆったりと構えてあげられる親になりたいですね。
そのためには、お母さんがまず、ゆったりした時間を大切にすることを優先しましょう!
いつも、子どものことばかり考えて余裕がなくなってしまっては、余裕をもって受け止めることはできません。
お母さん、楽しそうだな。
大人になるっておもしろいのかもな。
そう感じてもらえるように、お仕事も、おウチのことも、子育ても、楽しくしていきたいですよね!
カフェに行って一人時間を作る
お友達とおしゃべりする時間を作る
旦那さんに晩ごはん作りをお願いする
習い事に行ってみる
一人で好きなだけ録画したドラマを見る
等々。
一人で子育てを頑張るお母さんは、一人時間をとったり、誰かに頼んだりするのも気後れするかもしれません。でも、お母さんがヘロヘロで子育てを頑張る姿よりも、お母さんが人生を楽しんでいるほうが子どもは動き出すんです!
子どもに期待ばかり押し付けてしまっているなと感じるお母さんは、
「お母さんは◯曜日は自分の時間にするね!」
と宣言してしまいましょう。1日でもよし、数時間でもよし、どうしても難しければ30分でもいいです。
心配事満載の脳よりも、リフレッシュして頭をからっぽにしたほうが、子どもとも素直に向き合えるようになります。子どもを信じたいと願うなら、どんなときでも子どもを助けられる余裕を作っておきましょうね!
信田さんのインタビュー全文は、近日公開予定です!お楽しみに!
\過去の大人の社会科見学レポートはこちら!ママの価値観をアップデートし子育てを楽に楽しむことができますよ!/
執筆者:パステルジャンプ編集部
▼科学的な根拠があるから子育てが面白くなる!1日5分から脳科学に沿った親子のコミュニケーション学びませんか?