不登校は失敗ではない!子どもの自主性を育てる子育てのベースとなる言葉「失敗は私の脳を育てる」とは?

子どもの自主性を育てるために家庭でできることはたくさんあります。「自主性」をキーワードに、ニュージーランドのユニークな学校教育についてお話を伺うことができました。不登校の子どもが増えつづける日本の学校教育について改めて考えてみませんか?

1.将来の自立につながる「自主性」とは

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「11月 大人の社会科見学」

フリースクールTaoHaus信田雄一郎さんへのインタビューレポート第3弾をお届けします。



▲ギターを奏でる信田さんです

信田さんがフリースクールを立ち上げるためにニュージーランドに視察に行かれた時の学校教育事情のお話をお聞かせいただきました!



そこには「自主性」にかかわる大きなヒントがありました。

「自主性」とは「他人の干渉や保護を受けずに、自分がやりたいことを見つけ、判断し、行動を起こすこと」

「自主性」のある子どもとは次のような子のことを言います。

・自分のしたいことを見つけ、それをイキイキと行う子
・自分のやりたいことをするために、自分をコントロールし、やるべきことのできる子

本当の意味での自主性とは、自身の内から出てくるものなんです。自主性を育てることで将来の自立にもつながっていくことは容易に想像できますね。

では、日本の教育はどうでしょうか?

日本の不登校の状態にある小中学生は、昨年度(2022年度)およそ29万9000人となり、10年連続で増加して過去最多となったことがわかりました。

増え続ける不登校&隠れ不登校の子どもたち。

日本の教育が、学校という場所が、子どもの多様性に追いつかなくなっているかもしれません。

私たちが知っている日本の学校教育といえば


1つのルール
(漢字は繰り返し練習!)
1つのやりかた
(宿題は必ず、書かねばならぬ)
1つの場所
(学校で勉強せねばならぬ)

を大切にするやり方。

黒板があって、そこに先生がいて、子どもたちは先生の方を向いて
「ちゃんとお話を聞きなさい!」
のスタイルですよね。

自主性を持ってやりたい!と思う子どもが抑えつけられてしまう環境になってしまっているのです。


インタビューの中でうかがった、ニュージーランドと日本の教育とのギャップがとても面白いのでぜひ読み続けてくださいね!


ニュージーランドの授業風景はかなり様子が異なっていました!

2.ニュージーランド子育てのベースは「失敗は私の脳を育てる」という考え方

ニュージーランドの授業風景は…

丸テーブルがいくつもあって
ホワイトボードもあちこちに置かれていて

1つの方向を向いて「お話を聞きなさい!」のスタイルではないのです。

自由度が高い

そんな環境です。

先生と子どもは対等だし、トイレに行くのも自由。
自由な分、トイレで抜けたらどうやってリカバリーするかも自分で考えるのだそう。

あまりに自由すぎて
「この中にADHD(注意欠陥多動性障害)の子がいます」
と言われてもみんなが自由なので、どの子がADHDなのかわからないくらいなんです、とおっしゃっていました。

さて、信田さんのお話の中でニュージーランドの「技術」の授業のお話がとても印象的でしたのでご紹介したいと思います。

日本では図工や技術の授業は

・キットがあって
・決められたパーツが入っていて
・説明書もあって
・さあその通りに作ろう!

というスタイルが大半だと思います。

これがニュージーランドでは…

木工室に連れて行かれて
「ここの材料をつかって 自分の作りたい棚をつくってね」

指示は10秒くらい(笑)
なんてシンプルなんでしょう!!

だから、自分で作るものを決める。

設計図どうする、
どの道具を使うか、
どうやって色を塗るか、

それを全部自分で決めていく

丸投げじゃん!と感じますが(笑)

ニュージーランドではそれを5歳くらいからやっているんだそう。

mistake grow my brain
失敗は私の脳を育てる

この考え方がニュージーランド子育てのベースにあるそうです。
失敗は「悪」という考え方ではないんです。

自己決定して
考えて
やってみる
それが成長の糧になるよ、という考え方。

ニュージーランドの子は先生や大人に忖度して
「こういう作品を作ったら良いと言われるんじゃないか」
といった考え方はしない。

作りたいものを作りたいように作る。

ガタガタになるものを作る子もいるし、売り物か!というくらい立派なものを作る子たちもいる。

だけどそれを「評価されない」から自信も失わない。

もっと変えたいなーと思う子は「次どうしようか」を考える。
大切な力だと思います。

私たちは

「きれいにできたね」
「すごいね」
「ちゃんとできたね」

こんな褒め言葉に気を取られすぎていないでしょうか?
これは「評価」する声かけなので、こればかり使うと子どもは大人の顔色ばかりうかがう子になってしまいます。

これでは自分で考えて動く力はなかなか育ちませんよね。

3.言葉を少し変えるだけで子どもが変わります

子どもたちには

トライすることができる!
次どうする?を考えてみる!

そんなことができる力を手渡していきたいですよね。

まずは子どもの「自主性」が伸びる形に変えるための第一歩として、ありのままの行動を肯定してあげましょう。

「きれいにできたね」ではなく「丁寧だね」
「すごいね」ではなく「もうここまでできたの!」
「ちゃんとできたね」ではなく「○○してくれてうれしいな」

こんな風に『評価』ではなく『肯定』に言い替えて伝えることができます。

自分の行動を肯定されると自分の行動に自信を持つことができます!

自分の行動を肯定されると自分をもっと高めたくなります!

日本では学校に合わないだけでママも子どもも自信を失ってしまいがちですし、学校というレールから外れてしまったことを不安に感じることも多いかもしれません。

だけど、それは、決して「失敗」ではありません

学校に行くことだけが唯一の正解のようになると、ママも子どももしんどくなりますが、こんなふうにちょっと視野を広げると子どもの発達や成長に“もっと良さそう!”と思うやり方もたくさんあるのです。

教科書通りにやる勉強が合わない子には別の「自主性」を伸ばしてあげる方法だってたくさんあるんだよ!と知っていただきたいんです。

パステルジャンプでは自主性を育てる方法もたくさん掲載しています。
ぜひ広い視野を持って、お子さんに合う方法をみつけることから始めてみませんか?

「失敗は私の脳を育てる」
ご家庭でトライしてみてくださいね!

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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