1.不登校キッズが家でゴロゴロだらだら…このままでいいの?
不登校になっておうちでYouTubeを見たり、ゲームをしたりして過ごす時間が長いお子さんをを見ていると…
学校で疲れ果てた心を休めている大切な期間だね、と思えていたお母さんでも子どもが徐々に元気を取り戻し、外に出かけたり、「○○したいんだけど」と要望を言うまでに回復すると、家でゴロゴロだらだらしているのが気になってきませんか?
このままゴロゴロ過ごしていたら太ってくるかもしれないし、体力不足も心配ですよね。
体形を気にする思春期の子どもですが、運動に誘っても
「めんどくさ~い」「……(無視)」
などと残念な反応がかえってくるばかりで、お母さんがウンザリしてしまうなんてこともあるでしょう。
また、そのときは運動にノッてきたと思っても、その日一回限りで次の日からは
「別にいいや~」「お母さんだけでやったら~」
なんて言われて運動が続かないというお悩みもありますよね。
ゴロゴロだらだら生活をする不登校キッズに少しでも運動を取り入れたいと考える親御さんにぜひおすすめしたい、思春期不登校女子に運動習慣をつけることに成功した『自信の種まき作戦』をお伝えします!
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2.運動が脳の成長や思春期のイライラに効果アリ
運動が脳の成長に大きく影響を与えると聞いたことはありますか?
身体を動かすことは、脳に対しても最高のエクササイズなのです。
脳の研究から、運動することで脳の様々な部位のネットワークの連携が強化されることがわかっています。
さらに、運動が思春期のイライラを抑えることにも役に立つことがわかっています。
人間はストレスを感じるとコルチゾールというストレスホルモンが多く分泌され、脳も身体も厳戒態勢になります。
運動は身体に負荷がかかる活動なので、ある意味ストレスとも言え、ストレスホルモン分泌が上昇します。
定期的な運動でストレスホルモン分泌上昇を繰り返し経験させることで、脳に、ストレスに対する抵抗力をつけていくことができるんです。
ストレスを生み出す脳の部位は17歳ごろに完成します。しかし、ストレスを抑える脳の部位は25歳ごろまで完成しません。運動は思春期の子どもの心を穏やかにして、不安感が収まって自信が増すことにつながってくるのです!
私の中で、体力不足・運動不足・肥満対策としか考えていなかった運動の効果に、脳と運動の関係性もあり、不安感の軽減や自信につながることを知ってから、思春期で不登校の娘に運動をさせたいという気持ちはさらに大きくなっていきました。
3.できれば運動もしてほしい…親の気持ち
我が家の娘は小さい頃から聴覚に関しては大きな音が苦手でカラオケでは耳栓を使ったり、嗅覚に対してはタクシーやスポーツの送迎車のニオイを我慢したり、感覚過敏なところがありました。
不安が強く、初めてのことや、失敗しそうと思ったことには挑戦しない。HSC(Highly sensitive childひといちばい敏感な子ども)の傾向が見られました。
小学校までは班長など務めたり、友達の世話を焼いたりと、先生に一目置かれる存在で、毎日楽しく通っていましたが、中学1年生の6月から完全不登校になりました。
中学校は小学校と違う学区に引っ越ししたことで、5月までは新しい環境に慣れようと頑張っていたのですが、難しかったのだと思います。
不登校になってから朝は自分からは起きてこず、朝の犬の散歩のために起こされて渋々動き出し、日中から夜まで家でゴロゴロだらだらとスマホでYouTube動画視聴やゲームをして過ごす毎日でした。
動画視聴やゲームばかりしないでほしいな…
体がなまるから、家の中でもいいから運動してほしいな…
娘を見ているとそんな気持ちが湧いてきます。
まだまだ心癒すための時間が必要と考え、指示出しや否定をせずに存在を丸ごと受けとめる肯定に努めていくと、だんだんと「○○を買いに行きたい」「○○食べてみたい」と言うようになってきました。
そこで、運動もやってみたら?と
「リングフィット(ニンテンドースイッチのフィットネスゲーム)久しぶりにやったら?」と声かけ。
「楽しい」と言いながらやったものの、3日坊主にもならない1日坊主…
「一緒にやろう」とテレビ体操が始まったら私が率先して体操をしてもやらない…
座るだけで体幹が鍛えられるフィットネスグッズを購入してもゴロ寝枕と化しました…
なかなか運動を継続することはできませんでした。
こんな状況から抜け出したくて、娘にどうやって取り組ませようかとじっくり観察していると会話の中にヒントがあることに気がつきました。
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4.子どもの心の内側から「運動してみよう!」を引き出すポイント2つ
ポイントは2つです。
◆つぶやきを聞き逃さずに本人に運動不足と自覚させる
いくら運動をさせたくても親の思い通りには動いてくれません。
つぶやきにはきっかけが隠れています!聞き逃さないでキャッチしましょう!
嫌みや否定を言いたくなってもグッとこらえてください。
「太ってきたかな~」「階段のぼるのがしんどいな~」
こんなつぶやきなら…
「食べないダイエットは体に悪いのよね~」「なんでだろうね~」
と、本人が自覚して運動したほうがいいなという気持ちになるような声かけをしてみましょう!
◆自分で決めることが大切
YouTubeでもいろいろな運動の動画があります。その中からやってみたいと見つけてきて、お母さんは「またYouTube!?」「たったの3分だけ!?」「そんなの簡単すぎ!! 」など思っても
気持ちを封印し、「それいいね!」「お母さんもやってみようかな」などと肯定してください。
子どもが見つけてきてやろうと決めたことは否定せずに応援しましょう!
ニンテンドースイッチ「あつまれどうぶつの森」のラジオ体操でもいいんです!体を動かしていたら「おお!運動できてるね」「体を動かすと気持ちいいよね~」と肯定しましょう!
運動不足と子ども本人が自覚しても親が勧める運動をやってくれるとは限りません。
自分で決めたことこそ実行しやすいのです。そして「好きこそものの上手なれ」で、好きから始まることは継続しやすいのです。
5.1日たった4分でも自信につながった運動習慣
我が家では、家族でテーマパークに行った日の夜「足が痛い」と娘がつぶやきました。
このつぶやきを聞いた私は「毎日ゴロゴロしているんだから当たり前」と思いながらもグッとこらえ、「いっぱい歩いたからかもね」「靴は大丈夫だった?」「どのくらい痛い?」等の返答におさめました。
別の日にも長時間歩いた日の夜は必ずと言っていいほど「足が痛い」というので「なんでだろうね?」と本人に考えさせると、娘は笑いながら「運動不足~」と答えたのです。
歩いただけで足が痛くなったことで、本人も運動不足と自覚しているので、私はどうにかして継続してできる運動はないか探してみましたが、見つけられないままでいたところ「こんなYouTubeあるんだけどー」と娘が言ってきました。
娘の大好きなグループ(推し)があげている約4分間のYouTubeの筋トレ初心者向け動画でした。
即座に「いいじゃん!よし、やってみよう!」と私も一緒にヒーヒー言いながら挑戦しました。
「『推し』の声を聞きながら運動できるなんてサイコー」だそうで、今では、毎日約4分の筋トレを継続することができています!
たったの4分ですが、続けられていることが大事なのです!
筋トレを始めて3週間がたった頃、私は娘が大好きなアニメ原作者の講演会があることを知り、誘ってみました。
以前だったら「うーーーん」と考える時間があったのですが、「行きたい!」と即答。
娘の言動にも変化が出てきました。
初めての場所が苦手な娘の不安感が収まって自信がついてきた表れと感じています。
いかがでしたか?
思春期のお子さんが不登校になり、運動をしてほしいなと思っていたら、回復してきたタイミングでぜひこの方法を試してみてくださいね。体力アップはもちろんですが、ストレスにも強くなる運動を継続できるようにナビゲートしてあげてください!
執筆者:岡千恵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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